- 住宅過剰社会
- 「売れるから建てる」という流れ
- 居住地の拡大はコストを生む
- 自治体、デベロッパー、地権者…それぞれの思惑
- 求められるのは「開発規制の緩さ」ではなく、まちのまとまりを形成・維持できるような「立地誘導」
住宅過剰社会
今回は、都市計画がご専門の野澤千絵教授の新書「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」を読んだので、ざっくりまとめておきます。まず、タイトルにもなっている”住宅過剰社会”というキーワードですが、これはまさに世帯数以上に空き家が存在・増加している状況にもかかわらず、将来的に住宅の維持管理や修繕、建て替えや解体といったコストを必ずしも計算せず、新築がどんどん建てられている現状を言い表しています。
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