空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

空き家問題

空き家の増加がもたらす問題とは。

空き家が火事で近隣住宅が全焼した場合の損害額は6,000万円以上

空き家が火事で近隣住宅に燃え移る 民法717条 「空き家発生による外部不経済の実態と損害額の試算に係る調査」 2016年の全国の総出火件数は36,831件、出火原因の1位は「放火」 空き家所有のリスク 空き家が火事で近隣住宅に燃え移る 最近、空き家が火事にな…

土地の「所有者不明化」はなぜ起こる?

2040年に北海道の約9割の面積の土地が所有者不明に? 昨年1年間で1800億円の経済的損失 災害復旧、耕作放棄地の解消、空き家対策が進まない 社会の変化と制度の乖離 土地の所有権の見方を変えるきっかけに まとめ 2040年に北海道の約9割の面積の土地が所有者…

都市部でも起こっている「所有者不明土地問題」を解決するための5つの方策

所有者不明土地は都市部の住宅密集地でも起こっている そもそも「所有者不明」とは? 所有者不明土地が増加する背景に土地の価値の低下 危険な老朽空き家の代執行→費用は公費 固定資産税の課税が滞る→税収減や課税の不公平感 (1)相続登記を促す環境整備 …

所有者不明土地問題は空き家問題に通ずる

今週話題になっていたこちらのニュース。増田寛也氏を座長とする所有者不明土地問題研究会が中間整理を公表した結果、全国の所有者不明な土地の面積がなんと九州と同等になるようです。九州と同じだなんてすごい… 全国の土地の2割、所有者不明か 九州の面積…

検査済証のない空き家でも保育園へ転用可能に!東京都が柔軟な対応

待機児童の解消に向けて東京都が規制緩和 昨日の記事では、せっかく活用できそうな空き家が見つかっても「検査済証」がないため保育園へ転用(用途変更)が出来ないという問題について書きました。その後、もう少し調べてみたら日経のこんな記事を見つけまし…

空き家の再生・活用において重要な「検査済証」とは?

せっかく空き物件が見つかっても… 2017年になりました。今年もよろしくお願いします。さて、年末年始に色々記事を見ていた中で、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんの公式サイトのこちらの記事が気になりました。 保育園の開園を阻む、たった一…

家族や親族との話し合いが空き家を防ぐ!年末年始のお休み中に実家の将来について考えてみましょう

年末年始は実家で家族や親族と「実家の将来」について話し合いましょう 2016年も今日を含めてあと3日。皆様にとって今年はどんな1年でしたでしょうか。さて今回も空き家についての情報をお届けします。テーマは年末年始にちなんで、「実家の将来」についてで…

空き家活用において重要な人間関係とDIY賃貸と共同相続のリスク、そして相談先の不足!「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(8)

今回は中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」の読書メモの第8回目です。過去記事はこちら。第1章は、空き家の現状と発生のメカニズムがテーマでした。第2章は、空き家の活用を阻む、「立地」「建物」「所有者」「相談先」の4つの障壁を解説され…

空き家所有者の気持ちを解きほぐし愛着や思い入れに寄り添う!「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(7)

今回は中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」の読書メモの第7回目です。過去記事はこちら。第1章は、空き家の現状と発生のメカニズムがテーマでした。第2章は、空き家の活用を阻む、「立地」「建物」「所有者」「相談先」の4つの障壁を解説され…

空き家活用においてやっぱり立地は重要で建物の適法性や時代性の確保も必要!「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(6)

今回は中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」の読書メモの第6回目です。過去記事はこちら。第1章は、空き家の現状と発生のメカニズムがテーマでした。第2章は、空き家の活用を阻む、「立地」「建物」「所有者」「相談先」の4つの障壁を解説され…

老朽空き家所有者は注意!火災や倒壊などによる隣接家屋への損害額の試算がリアルな件

空き家が近隣に与える悪影響とは 老朽化した空き家は、火災や倒壊、衛生や景観など、地域に迷惑をかけることになりがちです。では具体的にそういった外部不経済(迷惑)が発生した場合の損害額は、いくらになるのでしょうか。公益財団法人日本住宅総合センタ…

老朽空き家に対する2011〜15年度の全ての代執行のうち62%は全額未回収な件

行政代執行までの流れ 前回記事では特定空き家予備軍が、多く見積もって全国に約105万戸(全国の空き家約820万戸の約13%)であることを書きました。特定空き家に指定されると、最初に助言・指導があり、次に勧告がなされ、それでも適切な管理や修繕といった…

空き家状態の実家を相続放棄しても相続財産管理人が選任されまでは管理義務・責任が発生します

戸建て空き家の取得要因で一番多いのは「相続した」 戸建て空き家の所有者や管理者に対して行った、総務省による平成26年空家実態調査によると、戸建て空き家の取得要因の1位は「相続した」が52.3%でした。核家族化が進んだ現代において、実家の相続というの…

空き家の所有権放棄は現実的に考えて難しいけど空き家の寄付制度は今後整備されていくかも

空き家の所有権は放棄できる? 不動産の所有権放棄はできないのが通説 行政実例でも同じ 国や自治体に寄付する? 空き家の寄付制度が整う? 空き家の所有権は放棄できる? 前回の記事に引き続き、空き家の所有権についてです。国土交通政策研究所の機関誌PRI…

空き家問題の根深さは絶対的・排他的な所有権の考え方にある

絶対的・排他的な所有権 空き家空き家言っていても、所詮他人の物。所有権は絶対的にオーナーが有しています。空き家は、住んでいなくても、全然管理していなくて建物の劣化が進んでいても、地域のイメージが悪くなっても、他人がその利用についてとやかく干…

空き家も空き店舗ももったいない!

「シャッター商店街」は本当に困っているのか(東洋経済オンライン)News Picksコメントまとめ 前回記事のつづきです。空き家問題が問題たるゆえんは、空き家所有者が「特に困っていないから(空き家のまま放置している)」ということでした(空き家のまま放…

空き家問題の根幹は空き家の所有者が「別に貸さなくても当座は大して困っていない」ことにある

空き家の所有者は「別に貸さなくても当座は大して困っていない」 東洋経済オンラインに公開されている木下斉さんの記事より。 全国の自治体で取り組まれている空き家バンクの物件情報を集約し、一元化する動きに対して「空き家バンクでは空き家は減らない」…

持ち家がある高齢者(親)から持ち家がある高齢者(子供)への「老老相続」がもはや基本的な構図

4人に1人は65歳以上 総務省が敬老の日にちなんで公表した集計結果によると、65歳以上の高齢者人口は推計3,461万人で、総人口に占める割合が27.3%と、ともに過去最高の数値となったことが明らかになりました。4人に1人は65歳以上。ますます進む高齢化の中、今…

都市部の空き家問題は建て替え、解体できない「老朽マンション」にある!2人に1人は空き家を持っていたり、空き家になる可能性を感じている

都市部の空き家問題と意識調査 佐々木俊尚さんやら、たくさんの方がコメントしていたこちらの記事「増える空き家、「スラム化」する老朽マンション 撤去費用を支払うのは誰か - Yahoo!ニュース」は、主に都市部の空き家問題について焦点を当てていたり、空き…

そもそも空き家所有者が誰なのか不明確という問題「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(5)

今回は中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」の読書メモの第5回目です。過去記事はこちら。「第1章 いずれは3軒に1軒が空き家?ー現状と発生のメカニズム」(p.47-57)をまとめます。 登記情報と所有者情報、納税情報がバラバラ 前回ご紹介した…

空き家増加時代に追いついていない相続税・登記制度「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(4)

今回は中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」の読書メモの第4回目です。過去記事はこちら。「第1章 いずれは3軒に1軒が空き家?ー現状と発生のメカニズム」(p.36-47)をまとめます。 賃貸アパートは事業としてではなく、税制による誘導で建てら…

中古住宅になったとたんに価値が下がる!中古住宅を適切に評価できない問題「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(3)

今回は中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」の読書メモの第3回目です。過去記事はこちら。「第1章 いずれは3軒に1軒が空き家?ー現状と発生のメカニズム」(p.27-36)をまとめます。 住宅の原価が低すぎる 質の高いものはなんにしろ、大事に使…

長期的展望なき新築住宅建設が空き家を生む「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(2)

今回は中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」の読書メモの第2回目です。過去記事はこちら。今回は、「第1章 いずれは3軒に1軒が空き家?ー現状と発生のメカニズム」(p.20-26)をまとめます。 戦後の住宅不足(420万戸)は1968年の時点で量的に…

空き家は増えるべくして増えている、しかし空き家は可能性であり財産!「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(1)

「解決!空き家問題 中川寛子著」を読み込む ずっと気になっていましたが、なかなか読めていなかった新書「解決!空き家問題(ちくま新書)」。ついに腰を落ち着けて読み込んでいます。著者の中川寛子さんは住まいや街に関するスペシャリスト。All Aboutの「…

空き家が問題になる理由とそのリスク、海外のイケてる空き家活用事例(最近madcity.jpに寄稿した記事まとめ)

madcity.jpに寄稿した記事のご紹介 MAD Cityのウェブメディア「madcity.jp」に参画するようになって約2ヶ月、これまでの間に寄稿した記事を2記事ずつ紹介していきます。今回は、7/17更新の「空き家が問題になる理由やリスクはなに? | MAD City:松戸よりDI…

空き家の急増が投げかける住宅政策や住宅文化のあり方の再考の必要性

空き家対策特別措置法が5/26に施行 空き家対策特別措置法が先週施行されてからというもの、空き家対策関連のニュースが一気に増えました。そして各新聞社の社説に空き家対策がテーマとして多数取り上げられています。総じて言うと、「空き家が急増して空き家…

景気対策として新築住宅建設や節税対策としての不動産投資が空き家の増加を招く

アパート建築が止まらない 先日のクローズアップ現代で空き家問題が取り上げられていました。空き家の約5割を占めるのが賃貸用の住宅です。そして賃貸用の住宅は全国に2,274.1万戸あり、そのうち429.2万戸が空き家です。賃貸用の住宅の空き家率は18.9%にも及…

イギリスやドイツの空き家率が低い理由

イギリスの空き家率は2.6% 不動産コンサルタントの長嶋修さんのツイートから。イギリスの空き家率って日本の13.5%に比べると格段に低くて、わずか2.6%です。新設住宅着工戸数も日本に比べて(2014年度の新設住宅着工戸数は88万戸)同じく低く、わずか13万戸…

全国の空き家数820万戸だけど2014年度の新設住宅着工戸数は88万戸もある件

2014年度の新設住宅着工戸数が発表 全国に空き家が820万戸(空き家率13.5%)ある中、2014年度の新設住宅着工戸数は88万470戸であると国土交通省から発表されました。リーマンショックの影響で落ち込んだ2009年度以来5年ぶりの減少です。 国土交通省は、この…

アメリカには”実家”という考え方が薄い理由

”実家”という考え方が無い?! 今年1月に放送されたNHKの空き家特集番組に出演していたデーブスペクターさんが「アメリカには”実家”という考え方がない」と言っていました。つまりアメリカでは”家を所有する”という概念が日本よりも薄いのだと思います。 か…