空き家リノベーションで若い世代を呼び込むまちづくり
今年5月に発表された「日本創生会議」の発表で都内で唯一「消滅可能性都市」と名前が挙げられた豊島区。対策として区内に2万戸以上ある空き家の改修を支援し、若い世代を呼び込むまちづくりを進める方針を明らかにしました。先日の「としま100人女子会」といい豊島区、矢継ぎ早に取組を開始しています。
(画像引用元)都内初のリノベーションスクール開催を目指す。
豊島区の空き家率は12.9%で空き家数は2万1680戸(2008年総務省住宅・土地統計調査)。その内、賃貸用が1万6680戸、個人住宅が3730戸です。やはり都内の特に23区内は共同住宅の割合が高いです。
空き家リノベーションは、既存の建物(つまり空き家)を改修し魅力あるものに高めることができ、借手からすると間取りや内装デザインなど自分好みにできるといった家主にとっても借主にってもメリットがあります。
(画像引用元)豊島区は「リノベーションまちづくり」に取り組む。
リノベーションスクールとは?
リノベーションスクールは福岡県北九州市で始まりました。2011年8月から半年に1度のペースで北九州市で開催されて今年で7回目だそうです。
リノベーションスクールは、福岡県北九州市から始まり今年で7回目。リノベーションを通じた都市再生手法を学び、体験するスクール。実際の遊休不動産を対象に、全国から集まった10人程度からなる「ユニット」を構成し、リノベーションの事業プランを数日間かけて構築、最終日に遊休不動産のオーナーに提案し実際の事業化を目指す。
東京都初のリノベーションスクール開催へ 消滅可能性都市回避へ /東京 (みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース
人口減少、高齢化、空き家の増加など地域の課題はますます深刻になっていきます。有志でチームを組んで数日間かけて空き家活用事業プランを練り上げて、最終的には空き家オーナーへ事業提案し、スクール後には提案を基に実業化を目指します。これは面白そうです。
リノベーションスクールは現在、北九州市、熱海市、和歌山市、田辺市で開かれていて、提案を元に事業化されたプロジェクトは10件程度ということです。
リノベーションスクール@熱海 | 熱海でのリノベーションスクールのご案内
年内に都内初「リノベーションスクール」を開催
北九州で今年8月に行われるリノベーションスクールには豊島区職員も参加するそうです。ノウハウを九州して豊島区のリノベーションスクール開催へつなげる考えです。
(画像引用元)基礎自治体は住民に身近だからこそ動きが早い。危機感もある。
リノベーションスクールでリノベーションのスキルやノウハウを学んで各地域にも取組が広がっていけば空き家問題の解決にむつながるはずです。豊島区のリノベーションスクールの具体化を待っています。
脱“消滅可能性都市”目指し 豊島区、空き家改修で若者を! - YouTube
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