空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

自分で事業を起こし、成功事例にして、制度化して他地域展開するというパターン

静かなる革命へのブループリント

 

宇野常寛さん編著の「静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話」を読んでいます。「PLANETS vol.8」と「ダ・ヴィンチ×PLANETS 文化時評アーカイブス 2012-2013 (ダ・ヴィンチブックス)」で宇野さんを知ってから著書を読んだりイベント行ったりしています。宇野さんたちの言う、サブカルチャーとインターネット文化が生み出す「夜の世界」の想像力が既存の出来上がった政治経済である「昼の世界」を知らず知らずに少しずつ支配していくというイメージにとてもワクワクしています。

 

さてそんな宇野さんと政治、産業、都市、家族、働き方、科学、芸術など様々なジャンルで活躍している7人の方々とが対話するという内容です。その中でも特に認定NPO法人フローレンス(以下、フローレンス)の駒崎弘樹さんとの対話が”多様な社会的課題解決のロールモデルを示してくれています。 

 

日本社会をどう変えるか

 

病児保育事業、小規模保育事業、ひとり親支援、働き方革命、イクメンプロジェクト、休眠口座プロジェクトなどなど本当に様々な社会的課題と対峙している駒崎さんは日本社会をどう変えるかを純粋に考え続けてきました。

 

政治という回路も遅いし、市民運動的なアプローチも力が弱い。であれば、自分で事業をつくって目の前の人を助けて成功事例にして、それを制度化するロビイストとしてふるまうことで、官僚たちの意思決定回路に乗せて制度に接続して全体を救うという方程式があるのではないかと考えたんです。

静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話p86

 

具体的な事業を自分で起こして成功させ、それを政府に見せ、ロビイストとして政府に制度化に向けて働きかけ、制度改正させて他地域にスケールアウトしていくという社会的課題解決の必勝パターンを駒崎さんは実践されています。

 

僕はまさに今、それを実験しているわけですが、ボンヤリとではあるけれど勝ちパターンが見えてきた。この実験を継続しつつ、僕以外にも実践する人をバンバン増やして、各地で燎原の狼煙を上げていきたいと思っています。

静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話p86

 

病児保育以外にも自殺やホームレスなどの社会的課題に対してNPOが解決方法を見い出し、政府への働きかけも行って制度化するという流れが生まれています

 

行政はあくまでもリソースの一つと捉えることで、NPOがロビイングしていくアドボカシーの機能がますます必要になります。一過性のデモを繰り返すよりも、具体的に「法律のここをこうしましょう」という代替案をパワポにまとめて行政職員に提示していくなどというロビイングが効果的です。

 

静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話

静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話

 

 

PLANETS vol.8

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「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)

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働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

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