空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

不動産市場が手を出さない空き家に光を当てる

「その他の住宅」の空き家の活用はブルーオーシャン

 

空き家問題の何が問題って、不動産市場に出ていない親家などのいわゆる「その他の住宅」の空き家が増加していることにあると思います。5年前から増加した空き家数63万戸のうち50万戸は「その他の住宅」の空き家ですし。賃貸用や売却用など不動産市場に出ている限り、最低限の管理はなされていて、入居者を待っている状態なわけです。需給が一致しないならば、家賃や値段を下げたり、カスタマイズ可能な賃貸物件にしたり、色々な付加価値を付けて需要を掘り起こすなど、自由な経済活動に任せておくべきと思います。

 

そのため、不動産市場に出ていない空き家の活用は潜在的な可能性があるといえます。

 

不動産市場が手を出さない空き家に光を当てる

 

千葉県松戸の「MADcity不動産」は改装可能な古民家や皆でパーティが出来るスペースなど、普通の不動産屋では扱わないような物件を紹介しています。例えばこちらの物件は団地の空き室ですが3LDKということで子育て世代にとっては打って付けです。さらにDIY・改装可能でレトロな団地生活を楽しめます。

 

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画像引用元

 

オーナーさんの実家ということで3年間の定期借家契約ですが賃料は4万5千円と安いですよね。最寄り駅までバスで10分ですが自転車使えばあっという間ですし。

 

こういった物件を発掘するわけですね。代表の寺井さんは地道に街を歩いて放置物件を探したそうです。空き家オーナーの7割は不動産屋に相談するまでもなく放置しているので寺井さんのようなやり方で放置空き家を見つけるしかないと思います。急がば回れという感覚で。

 

「放置物件を徹底的に洗いまくりました。町を歩いては、しらみつぶしに空き家や空き店舗を探して地図にマッピング。これはと思った物件については、地元の人たちにオーナーが誰なのか尋ねてまわる――そんな泥臭い作業ですよ」

面倒くさいことを楽しむ? 新旧市民の共創による「クリエイティブな自治区」──MAD City(千葉県松戸市)|あしたのコミュニティーラボ

 

「その他の住宅」の空き家数分布(東京都内)

 

ぼくの住む三鷹市の空き家総数(2008年)は11,920戸。そのうち不動産市場に出ていない放置空き家が4,510戸。マチコラボスクールで最近通っている立川市の空き家総数(2008年)は8,780戸。そのうち放置空き家は1,430戸。空き家総数のうち放置空き家にまで絞ると、数はかなり減りますが、こういう空き家こそ大きなポテンシャルを秘めています。賃貸用・売却用の物件は不動産市場下にあるので、一個人であるぼくとしては、こうした放置空き家をターゲットに空き家活用、流動化の提案をしていこうかと思います。

 

不動産市場下にある物件でも、なかなか成約に至らない場合は、改装可能にするとか定期借家契約にするとか、MADcity不動産の仕組みを参考に工夫の余地があると考えます。そうしたきめ細かいローカルなアプローチを模索していきたいと思います。

 

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