マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

空き家活用ビジネスの第一歩は空き家オーナーの困りごとやニーズを聞き出すことから

空き家オーナーのニーズを聞き出すことから始まる

 

マチコラボスクール最終日ということで空き家活用ビジネスプランのプレゼンをしてきました。全部で12名が順にプレゼンしました。7分間。

 

ぼくのビジネスプランの事業内容は「改装自由・現状回復不要の転貸不動産によるリノベーションまちづくり」ということでしたが、プレゼンをし終わって、色々なご意見を聞いているとちょっと机上の空論な感じがしました。あまりにも妄想(空想?)が過ぎると。空き家活用ビジネスでまず大事なのは、空き家になっている背景を空き家オーナーに聞くことで、空き家オーナーが何に困っているのかを知って、それを解決につなげていくことが重要だと再認識しました。

 

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プレゼンを聞いてくださった方々からのコメント。これは大変参考になります。

 

空き家にしている理由は相続人がたくさんいて合意がとれず放置しているのか、将来子どもが住むからなのか、解体して更地にすると固定資産税が上がるからなのか、個別具体的な事情があります。そこらへんをていねいにヒアリングしていくことが必要かなと。

 

しかし空き家なのでオーナーさんはそこに住んでいない。連絡先は役所に聞いても教えてもらえず、登記簿も電話番号はたぶん載っていないので、ポスティングか登記簿の住所に手紙を出すぐらいしかオーナーさんとの連絡は出来ないのかなと思います。あとは近所の住民の方に聞いてみるとか。

 

空き家活用方法もオーナーの考え次第

 

アーティストやクリエイターが空き家を使って活動することは街にとってプラスになりますが、必ずしもアーティストやクリエイターにこだわる必要もないのかなと思います。

 

家族連れや障害を持った方でも気軽に行けるお店だったり、地域にとって必要とされているサービスが何なのかを考えることが先ですね。オーナーさんの意向と地域のニーズとをすりあわせて相互にWIN-WINなサービスが提供できればいいなと思います。空き家活用方法は本当に多様ということです。

 

フィールドワークから見えてくるものがある

 

毎回空き家ブログを書いてますが、やはり動き出したくなりますね。実際に空き家活用を手掛けてみたい。まずは近所の空き家探し、そして空き家オーナーへのコンタクト&ヒアリングから初めて行こうかと思っています。近所なら交通費もかからないし近いので手軽に始められますし。「書を捨てよ、町へ出よう!」とあの寺山修司も言いましたが、まぁスマホ持ってフィールドワークして体、動かして行こうと思います。

 

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

 

 

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