MAD Cityの街歩きとDIY事例を見学
MAD Cityで「DIY物件ツアー」と「DIY体験ワークショップ」が開催されるということをFacebookで知り、昨日参加してきました。
(画像引用元)実際にリノベ物件を回ったり、DIYで作業する機会はなかなかないので貴重です。
集合場所は「戸上邸(とじょうてい)」という徳川慶喜の弟が後半生を過ごしたという別荘。駐車場が地方の観光地ばりに広かったです。ちなみに国の重要文化財に指定されています。
代表の寺井さんと最近転職されたという寺田さんの引率のもと、参加者7名と取材の方2名で”DIY物件”「いろどりマンション」へ向かいました。 線路沿いの分譲マンションでした。
「いろどりマンション」大型分譲マンションの一部がDIYリノベ可能な賃貸物件に
いろどりマンションは大型の分譲マンションで、コの字型で中央が駐車場という構図。1階部分の数部屋をMAD Cityが借り上げ、直接入居者へ賃貸するという「転貸」という不動産取引のスタイルをとられています。
具体的に運営するのは1階部分にある3DK×6部屋。5部屋を改造可能な住居として募集し、さらに1部屋(114号室)は全員が使えるコミュニティスペースとして使用していきます。
先祖代々工務店の3代目大工の木村さんのDIYリノベーションのお部屋。大工さんということで細部までクオリティーが高かったです。
これ、座らせていただきました。快適でした!
かっこいいですねぇ。
今ではこんなにスタイリッシュな内装ですが、元々はありがちな内装でした。
(画像引用元)
壁、押し入れ、床など全部取り払って部屋をワンルームにしたそうです。こちらの記事が詳しいです。
参照:大工さん自ら設計!大胆かつ洗練された空間 MAD City vol.10|千葉県 松戸市|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する
同じく1階には共用の部屋もありました。DIYで必要な工具類が置いてあったり、DIYするときに一時的に家具などを緊急避難させる場所だったり、自由に壁に絵を描けたり。DIYリノベする入居者のシェアスペースという感じですね。
「ご自由にお使いください」と表示された木材。
工具や本などがたくさん。
ガスや水道の配管がむき出しです。
「古民家アパート」はアーティストのアトリエに
次に向かった物件は通りすがっただけですがインパクトのある外観でした。住んではないそうですが、アーティストが活動場所として活用しているそうです。なかなか住み手が見つからない空き家は、住む以外の用途に使える場所として市場に出せば、使い手が見つかるかもしれませんね。
戸建て・老朽・木造でこれ見よがしの外観。
「旧・原田米店」は古民家スタジオに
そして第2部のワークショップの会場へ。周りをマンションに囲まれた一画に、一見取り残されたように佇むのが「旧・原田米店」です。
数年前まで老舗米屋として長年使われていた築100年超えの建物です。
現代アート作品がおもむろにあります。
MAD Cityのウェブサイトを見ると他にもたくさんのDIY物件が登録されています。
(画像引用元)
後編は第2部「DIY体験ワークショップ」の模様を書きます。「スツール」をDIYしました。
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