2015年度税制改正大綱に盛り込む
政府・与党は12月18日、空き家にも適用されてきた固定資産税の優遇措置を適用外にする方針を固めました。12月30日に決める2015年度税制改正大綱に盛り込むそうです。
危険な空き家は撤去せよ! 固定資産税の優遇廃止へ(1/2ページ) - 産経ニュース
先月には政府が空き家への固定資産税の優遇措置を廃止する方針を固めていたので、今回の選挙を受け与党である自民・公明の両党の合意がとれたということになります。
危険な空き家の解体が進むか?!。写真はイメージです。
そもそも固定資産税って?
固定資産税とはどういう税金でしょう?ざっくりいうと土地や建物にかかってくる税金のことですね。
固定資産税は、毎年1月1日(賦課期日)現在の土地、家屋及び償却資産(これらを「固定資産」といいます。)の所有者に対し、その固定資産の価格をもとに算定される税額をその固定資産の所在する市町村が課税する税金です。
住んでいる地域の市区町村が毎年1月1日時点の土地や建物を調査したうえで課税額を算定しています。なので来年度施行される空き家対策特別措置法で「危険な空き家」と指定されて必要な対処をしないまま2016年1月1日を迎えると、2016年度の固定資産税から優遇がなくなります。
固定資産税は1月1日時点の所有者に課される。危険な空き家の指定は15年に始まるとみられ、16年度の固定資産税から優遇がなくなる。
まとめ
12月30日に決まる「2015年度税制改正大綱」の中身が気になります。空き家を放置する理由は固定資産税の不合理な優遇措置があったからだけではないですが、空き家が流動化する一つのきっかけになればいいなと思います。
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