マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

MENU

「消滅可能性都市」の指摘が返って区政のアップデートにつながった!?豊島区2015年度予算案は「区政史上初めて若い女性の声を反映した」

子育て支援に空き家再生

 

昨年5月、東京23区で唯一、「消滅可能性都市」と指摘された豊島区。その後、7月に「としま100人女子会」の開催、8月には子育て世代の20代〜30代を中心とした「としまF1会議」を立ち上げ12月まで継続的に議論してきました。空き家や空き店舗を活用した子育て世代向けの住宅の提供などを区長に提案するなど女性が住みたくなる、または住み続けたくなる街を目指しています。

 

さらに豊島区内の空き家や空き店舗などをリノベーションして、それをエリアへと拡張させることでエリア全体の価値を高めようという「リノベーションまちづくり」の取組も着々と進んでいます。

参考記事:リノベーションまちづくり, 豊島区 の検索結果 - 空き家の活用で社会的課題を解決するブログ

 

東京で初めて行われるリノベーションスクールは今週末(3月6日〜8日の3日間)開催です。

 

f:id:cbwinwin123:20150302212017p:plain

リノベーションスクール@豊島区 on Strikingly

 

「若い女性の声を直接予算に反映したのは、区政史上初めて」

 

豊島区の来年度予算案は「としまF1会議」の提案やリノベーションまちづくりの手法を取り入れるなど、なかなか他の自治体とは気色の違うものになっていると思います。

 

昨年5月、民間の研究組織「日本創成会議」から23区で唯一「消滅可能性都市」と指摘された豊島区は、消滅阻止に向けて、子育て世代である20~30代を中心とした区民らで構成される「としまF1会議」の提言を取り入れた平成27年度予算案を発表した。子育て支援策から、空き家の再生にまで提言を生かし、「持続発展都市」への転換を目指すという。

「としまF1会議」提言反映 豊島区27年度予算案 - 産経ニュース

 

若い女性の声を直接予算に反映したのは、区政史上初めて」と高野区長。今までどれだけ若い女性の声が予算に反映されていなかったんだとも思いつつ、「消滅可能性都市」の指摘がいい意味で豊島区政をアップデートするきっかけになったとも思えます。

 

ちなみに「消滅可能性都市」のレポートを出した日本創成会議・座長の増田寛也さんの新書「地方消滅」が”新書大賞2015”に選ばれています。

 

「としまF1会議」の提案(若い女性の声)を具体化

 

やはり注目は約3000万円の予算が付いている「リノベーションまちづくり事業」です。リノベーションスクールで子育て世代向けの住宅や子育て支援拠点としての空き家活用を提案し、それを実事業化して、さらにエリアに波及させる、という。

 

f:id:cbwinwin123:20150302214216p:plain

f:id:cbwinwin123:20150302214538p:plain

豊島区27年度予算案:PDF

 

・・・・・・・・

 

池袋のことなら「みんたん池袋開拓史」ブログがめちゃくちゃ詳しいです。地域密着ブログの走りでしょうか。

 

今回は区政でしたが”都政をアップデートする”といえば東京都議会議員のおときた駿さんのブログも面白いです。