全国で空き家再生プロジェクトが着々と進んでいます。具体的に空き家改修作業が行われています。
本町エスコーラ(京都市)
まずは京都市「空き家活用×まちづくり」モデルプロジェクトにも採択されている「本町エスコーラ」です。路地奥の5軒長屋を改修し、コミュニティスペースや住居兼アトリエにするプロジェクトです。審査講評では”路地裏の空き家活用”の事業モデルケースになることが期待されています。一方で音楽やものづくりの際の音の問題、改修にあたっての防災性や安全性といった課題も指摘されました。
(画像引用元)
本町エスコーラに関しては京都市が公開している空き家対策動画の中で紹介されています。
改修作業真っ最中です。改修の様子はFacebookでチェック出来ます。
本町エスコーラ - 京都府 京都市 - 地域団体 | Facebook
糸でつながる33mのマーケット「itonowa」(京都市)
次も京都市「空き家活用×まちづくり」モデルプロジェクトに採択されている、「糸でつながる33mのマーケット「itonowa」(イトノワ)というプロジェクトです。表通りと裏路地に面した背中合わせの二つの空き家が中庭でつなげ、通り抜けられるマーケットに生まれ変わらせるプロジェクトです。カフェ、ショップ、オープンスペースと多様な業態のサービス展開が多くの利用者を呼び込みそうな兆しを感じます。審査講評でも、「周辺には多くの観光資源があり、それらとつながると広がりのある事業になる」とプロジェクトの将来性に期待しています。課題としては事業戦略がまだ十分とは言えないことや改修にあたっての防災性、安全性への配慮などです。
(画像引用元)
こちらも改修作業真っ只中で、最新情報はFacebookで見れます。
糸でつながる33mのマーケット「itonowa」 - 京都府 京都市 - カフェ、ショッピング・小売り | Facebook
関東学院大学の学生たちによる空き家改修プロジェクト(神奈川県横須賀市)
大学生たちによる空き家改修プロジェクトもあついですよー。以前書かせていただいた関東学院大学の学生たちによる空き家改修プジェクトでは空き家改修第1弾としてシェアハウスのお披露目会がちょうど今日行われたようです。
第一弾として追浜の谷戸の奥で借り手のない空き家を学生達が住むシェアハウスに換えるDIY工事がほぼ完成しました。工具もほぼ持ったことがない彼らが多くの時間を投じて真摯に手掛けたシェアハウスです。我々も工事の請負者として資材の発注、業者の手配や施工指導などで携わらせてもらい、大変良い経験が出来ました。
高崎経済大学生たちによる空き家再生プロジェクト(群馬県高崎市)
最後は高崎経済大学生たちによる空き家再生プロジェクトはメディアにも多く取り上げられています。
今回のように「所有している空き屋を活用して、若者に何かをしてほしい」と思っている人は他にもたくさんいると思うんです。「空き屋を活用したい」と考えている人とのマッチングができるようになれば、もっと空き屋活用は進んでいくと思います。
「最初は不動産業者にかけあってみたがうまくいかず、その後大学周辺に空き家が多くあることを知った。『0号館』が入る古民家を所有する方はプロジェクトの趣旨を説明すると快諾してくれ、現在改修を進めている」
ちなみにぼくも書きました。
クラウドファンディングで改修費用120万円を調達するなど、多くの人を巻き込んでプロジェクトを進めています。改修作業はやはりFacebookで公開されています。
ウェブサイトもあります。