マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

【メモ】”新築至上主義”という幻想を覆すMAD Cityの取組が日経朝刊1面に掲載されている件

松戸駅前を中心に「改装可能・原状回復不要」という賃貸物件ばかりを扱った空き家を活用したまちづくりに取り組むMAD Cityの取組が3/31の日本経済新聞朝刊の1面に掲載されています。電子版でも読めます。

 

 

f:id:cbwinwin123:20150407214509p:plain

改装自由、家賃は格安 「新築」幻想に挑む街づくり :日本経済新聞

 

人工病に克つ」という日本経済新聞の特集に取り上げられているということで、ますます人口減少する5年後、10年後を見据えたまちづくりのロールモデルとしての先見性が評価されているのだと思います。全国紙に、しかも1面に掲載されるという社会的インパクトはとても大きいと思います。5年後、10年後には「改装可能・現状回復不要」な賃貸物件が当たり前になっていく兆しを感じます。

 

以下、簡単に動画の紹介です。

 

f:id:cbwinwin123:20150407215551p:plain

セルフリノベーションに取り組んでいる様子です。

 

f:id:cbwinwin123:20150407215733p:plain

入居者自ら改装可能な賃貸物件。

 

f:id:cbwinwin123:20150407215906p:plain

壁の色を塗ったり、床を張り替える、それが賃貸住宅の価値を高めます。

 

f:id:cbwinwin123:20150407220337p:plain

古民家がジュエリー工房に。

 

f:id:cbwinwin123:20150407220414p:plain

で、このジュエリー工房は築100年を超える旧原田米店を改装しました。

 

f:id:cbwinwin123:20150407220756p:plain

こちらの物件は元ラブホテル。

 

f:id:cbwinwin123:20150407220954p:plain

いたるところに名残が。

 

f:id:cbwinwin123:20150407221031p:plain

現在はアーティストのアトリエやクリエーターの活動場所として貸しています。防音性に優れていて、何かを強く叩く音とか、深夜でも気にせず可能なのが売りです。

関連記事:廃ホテルがフェスティバル会場に !?『NEW MAD PARADISE』レポート | MAD City:松戸よりDIYと暮らし、物件情報を発信

 

f:id:cbwinwin123:20150407221546p:plain

誰でもよいわけではなく、自分で改装して魅力的な物件に蘇らせる力を持ったアーティストなどが住むことで物件の価値が上がります。

 

f:id:cbwinwin123:20150407221815p:plain

DIYリノベツアー」などDIYのワークショップも開催してDIYスキルの定着に向けた取組も進めています。

 

f:id:cbwinwin123:20150407222509p:plain

 「なんとなく新築がいい」という発想は固定観念に過ぎず、本当に価値のある住まいは住まい手が主体的に関わること、そして住み継がれていくことで生まれると思います。というか人口減少社会においてはそういう住宅文化が最適解です。