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空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

空き家古民家の活用に伴う潜在的な市場規模は約1.8兆円

日本政策投資銀行の調査研究レポート「古民家の活用に伴う経済的価値創出がもたらす地域活性化」によると、空き家の古民家は21万戸あり、修繕やリフォームといった潜在的な市場規模は約1.8兆円に上るという試算が出ています。

 

日本政策投資銀行は空き家になっている古民家が約21万軒あり、修繕やリフォームなど潜在的な市場規模が約1.8兆円にのぼるとの試算をまとめた。古民家は人口減や老朽化を背景に解体される例が目立つが同行は「有力な地域資源」(地域企画部)と指摘。景観や建築技術の保全にも役立つため、宿泊施設や文化拠点、中古住宅などへの再生を提案している。

空き家の古民家21万軒、再生市場1.8兆円 政投銀が試算 :日本経済新聞

 

そもそも古民家とは?

 

実は「古民家」の明確な定義は存在していません。日本の伝統的な建築技術によって建てられた古い建物というイメージですが、レポートによると「1950年以前に建てられた木造(防火木造を除く)の住宅、防火木造の住宅の総数」と定義しています。この定義に加え、総務省の住宅・土地統計調査から数字を割り出すと全国にある古民家は1,566,200戸です。

 

住宅・土地統計調査によると、平成 20 年には1,797千軒あった古民家が平成25年の調査では1,566 千軒と5年間のうちに231千軒減少し、13%もの古民家が解体されていた。

古民家の活用に伴う経済的価値創出がもたらす地域活性化p4(PDF)

 

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都道府県別に見ると、西日本のほうがより多くの古民家が残っている傾向にあります。

 

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画像はレポートの中でも紹介されている四国電力株式会社の古民家再生プロジェクトから。

 

古民家の修繕に関する経済的規模

 

全国にある古民家が1,566,200戸。そして空き家率の全国平均が13.5%ですので、この13.5%をかけてあげると空き家古民家が推計されます。その結果、空き家古民家は約21万戸となります。

 

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画像引用元) 

 

そしてこの空き家古民家を活用する場合、修繕やリフォーム、リノベーションが必要になります。つまり、約21万戸の空き家古民家に戸建て住宅の平均リフォーム金額をかけてあげれば、空き家古民家の活用に伴う潜在的な市場規模がわかります。その結果、1.8兆円という数字が出ました。相当なポテンシャルです。

 

試算方法としては、空き家古民家の推計軒数(211,437 軒)に一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が公表する平成25 年戸建て住宅の平均リフォーム金額8,385,000円を乗じた。さらに、国土交通省の建築物滅失統計調査より、年間の滅失割合を求めて合計金額より控除した結果、およそ 1.8 兆円の潜在的な金額規模が推計された

古民家の活用に伴う経済的価値創出がもたらす地域活性化p15(PDF)

 

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古民家は住宅という分野の中でもニッチであるため住宅メーカーは扱いにくいそうです。そのため古民家の修繕には地元の大工や工務店の技術や関わりが不可欠です。