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空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

生活者の実感値・体感値を入れた都市を測る新しい基準はこれ|「SensuousCity[官能都市]-身体で経験する都市 センシュアス・シティ・ランキング」がおもしろそう

都市を測る新しい基準

 

行政職員やまちづくりに取り組む企業の職員、都市計画に影響を与える不動産・ディベロッパーの方々など必読の調査報告書が発表されましたす。その名も「SensuousCity[官能都市]-身体で経験する都市 センシュアス・シティ・ランキング」。”身体で経験する都市”とタイトル中でも言っているように、「身体」や「経験」といった生々しく、動的で、直感的な、個人の暮らしと直結した、都市やまちのあり方がテーマです。

 

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(画像引用元:HOME’S総研、五感で感じる”魅力的な街”、「官能都市」ランキングを発表! | 株式会社ネクスト

 

都市に生きる生活者として心地よい・楽しいと思えるポイントはどんなものなのか。”住みたい街ランキング”などといったありがちな基準にとどまらない、生活者の実感値・体感値を入れた都市を測る新しい基準が提示されています。

 

今回は、関係性と身体性を軸に8指標を調査をしました。それは、1)共同体に帰属している 2)匿名性がある 3)ロマンスがある 4)機会がある 5)食文化が豊か 6)街を感じられる 7)自然を感じられる 8)歩ける です。さらにその項目について、『~をしたことがある』という動詞ではかっています。

www.homes.co.jp

 

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画像引用元) 

 

「住宅」と「都市」は切っても切れない深い関係がある

 

今回発表した都市を測る新しい基準を発表したHOME'S総研所長の島原万丈さんは、前職時代から一貫して「住宅」に向き合ってきました。なぜ今回初めて「都市」をテーマとした調査研究に取り組んだのか、その理由はHOME’Sプレスの記事が詳しいです。

 

ジェイン・ジェイコブズの1961年の著書『アメリカ大都市の死と生』を機に近代的な都市計画に対しての見直しがされています。日本が現在推し進めようとしている都市計画との間に少なからず差が生まれている、と感じました。

住宅と都市の間は、きってもきれない深い関係があります。私は都市の専門家ではありませんが、今回は一つの挑戦として都市に対する魅力を生活者の実感値・体感値を入れた新しい物差しを提示してみよう、という初の試みを行いました。

【インタビュー:島原万丈】SensuousCity[官能都市]-身体で経験する都市 センシュアス・シティ・ランキング発表 | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【HOME'S PRESS】

 

都市を見る価値や軸をずらす

 

官能都市ランキング総合1位は東京都文京区、2位は大阪市北区、3位は東京都武蔵野市と、都市のランキングが出ています。しかし、目的は新しい都市ランキングをつくりたかったわけではなく、都市を見る価値や軸をずらしたかったと、島原さんはおっしゃいます。

 

「今回は、ランキングをつくりたかったわけではありません。より人間が、実感をもてる魅力のある都市とはどのようなものなのか…都市を見る価値や軸をずらしたかった。そういう意味では、実務として現在都市に向き合い関わっている方々、行政やまちづくりに携わる方々、少なからず都市計画に影響を与える不動産・デベロッパーの方々などに見ていただきたいと思っています。」

【インタビュー:島原万丈】SensuousCity[官能都市]-身体で経験する都市 センシュアス・シティ・ランキング発表 | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【HOME'S PRESS】

 

期待のツイート多数

 

魅力ある都市の基準として、人口当たりの商業施設の数や世帯当たりの新設住宅着工戸数などといった、基準が考えられがちです。しかし、これらの基準からは昭和の高度成長期の残り香を感じます。商業施設や新築住宅建設の多さが都市の魅力に直結するわけではありません。そこで「官能都市」というシンボリックなフレーズを使って、都市を測る新しい基準を設けようと提示していることは、大きな意味と可能性があります。

  

 

冊子はPDFでダウンロードできます。

 

www.homes.co.jp