日本司法書士会連合会が空き家問題について解説した小冊子を発行
司法書士といえば不動産登記や相続などの法律サービスの専門家ですね。そんな司法書士たちが集まる、日本司法書士会連合会が昨月、空き家問題について解説した小冊子を発行しました。PDFでもダウンロードできます。
昨年夏に「全国空き家問題110番」(電話相談会)を実施
なぜこうした小冊子ができたかというと、日本司法書士会連合会が昨年の8月23日に「全国空き家問題110番」という電話相談会を実施し、377件もの相談が全国から寄せられたことが大きな理由としてありそうです。
- 実家の隣地の所有者から売却を持ちかけられている。亡くなった祖父名義なのでどうしたらよいか。(相続登記)
- 実家の親が入院し、退院の見込みなく空き家になっている。現在管理はしているが、今後メンテナンス・取り壊しに費用がかかるので、どうすればよいか。(財産管理)
- 空き家を相続した。売却して金銭に変えたいが、他の相続人が応じない。このままでは管理が不十分となり、不安である。(遺産分割調停) …etc
などといった相談事例があり、それに対して司法書士が対応していくわけです。
空き家対策のために司法書士の役割は「相続登記手続き」「財産管理手続き」
司法書士は、相続登記手続きや財産管理手続きのプロとして、法律サービスを提供しています。相続登記が未了のままになっている空き家の相続登記手続きを適切に完了させたり、所有者不在や不明の空き家に対する法的管理手続きを支援しています。
この小冊子(PDF)のダウンロードはこちらのサイトからどうぞ。