空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

横須賀市の空き家活用の取り組みに注目!

横須賀市が空き家活用に積極的

神奈川県横須賀市といえば、倒壊の恐れのある所有者不明の空き家を、空き家対策特別措置法により全国で初めて行政代執行で解体したり、関東学院大学生による空き家再生プロジェクトが動いていたりと、空き家の動きが活発なエリアです。そんな横須賀市では、今年4月の市長記者会見で、空き家活用に関する取り組みを推進していく旨がプレス発表されました。

f:id:cbwinwin123:20160517184638j:plain

(画像引用元:【横須賀市】空き家活用に関する取り組みを推進~定住を促す魅力的な都市環境をつくります!~|横須賀市のニュースリリース

そもそもなぜ空き家を活用するのかは、”定住の促進”にあります。空き家を含めた良質な住宅ストックを有効活用したり、流通促進することで、家族形態やライフステージにあった住まいを提供したいわけです。空き家というと、とかく負のイメージがつきまといますが、横須賀市の場合、ここらへん先進的で、空き家をまちの活性化に活かすという発想がまず素晴らしいと思います。具体的にはどんなことに取り組んでいくのか、見ていきましょう。

空き家活用に関する相談窓口の開設

宅地建物取引業協会や不動産協会、司法書士会や土地家屋調査士会建設業協会などといった専門家団体と横須賀市とが連携して空き家活用に関する相談窓口を開設しています。対象者は「市内に所在する空き家を所有・管理する方」および「市内に所在する家屋を所有・管理する方で、将来的に空き家になることを心配している方」です。基本的に電話での相談になりそうです。詳細はこちらをチェックしてみてください。

「空き家についての悩みをどこに相談すればいいか分からない」という方が、解決に向けた最初の一歩として、気軽に相談できる「空き家活用に関する相談窓口」を開設しました。

市内に所在する空き家を所有・管理する皆様が抱えるさまざまな問題について、相談者からのお話を聞いた上で、相談内容に応じて、専門的な知見に基づいた的確なアドバイスが受けられる不動産事業者等の関係団体団体を紹介します。

空き家活用に関する相談窓口|横須賀市

空き家活用に関する助成制度の充実

子育てファミリー等応援住宅バンク助成制度の拡充

横須賀市では空き家対策と子育て世代の定住を促進するために、中学3年生までの子供がいる世帯または、夫婦共に40歳未満の世帯が「子育てファミリー等応援住宅バンク」に登録された物件を購入し、引っ越した場合に、引っ越し費用や物件購入費用、リフォーム費用なお、合計50万円までの助成を行っています。こちらの制度、これまでよりも助成対象者が拡充されました。

f:id:cbwinwin123:20160517193925p:plain

画像引用元

普通に不動産管理・仲介会社の物件が登録されています。

f:id:cbwinwin123:20160517194301p:plain

画像引用元

学生シェア移住助成制度の新設

学生2名以上が、横須賀市内の戸建ての空き家を共同で借りて居住し、町内会や自治会に加入した場合に、入居時にかかる初期費用(最大15万円まで)について助成する制度が新設されました。詳細はこちらをチェックしてください。

社宅転用リフォーム助成制度の新設

最後は、横須賀市商工会議所から横須賀市に提案のあった社宅転用の試みです。(関連記事はこちら横須賀市商工会議所の会員企業約5000社へ空き物件の取得や賃借を促し、社宅に転用してもらおうというのです。これに対し横須賀市はリフォーム費用の一部を助成するそうです。制度の詳細はこちらをチェックしてください。

行政の空き家活用の取り組みの可能性と限界

空き家活用相談窓口に空き家活用に関する助成制度の充実と、横須賀市の空き家活用に関する取り組みは他の自治体に比べて先進的です。しかし、相談窓口も助成制度もいわゆる”待ちの施策”。積極的にPRして利用者を増やすことを同時にやっていかないと、宝の持ち腐れになる危険があります。そういう意味で、行政の空き家活用の取り組みの限界もうっすら見えてきたりして。やはり、空き家活用は基本的には民間がちゃんと持続可能に事業を回していくという発想と実践のほうが量的にも質的にも良い空き家活用が生まれると思います。

(PR)民間による空き家活用の現場「MAD City」

madcity.jp