マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

中学生が空き家を活用して移住者を呼び込む!高知県土佐町の「教育でまちを変える」取り組みに注目

空き家活用を総合の授業に

空き家活用って教育的な効果もあります。高知県土佐町中学校では「地域貢献学習」ということで、クラス皆で空き家を調査し、リフォーム、そして空き家を活用して移住者を呼び込むにはどうしたらいいか考える、という授業が行われました。

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(画像引用元:空き家を再生して、移住希望者に【高知・嶺北】土佐町の中学生が壮大なプロジェクトに挑む|高知でどうでしょう

空き家活用授業の取り組みはTVでも放送

この空き家活用授業の取り組みはNHK高知で放送されました。動画はこちらの記事で紹介されています。動画を見ると、今年1月土佐町に、嶺北高校魅力化特命官兼地域おこし協力隊としてやってきた瀬戸昌宣さんの存在や、教育で移住者促進を目指す土佐町の政策が前提として重要だと思いました。

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(画像引用元:「TV放送」土佐町中学校空き家活用のとりくみ「共に考える教育の強みは課題発見・課題創出能力を磨けること」 : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。

空き家を実際に下見、クラスで議論

空き家活用授業はまずクラス皆で空き家に実際に行き、シロアリや湿気で腐った床、立て付けの悪い建具など修理が必要な箇所を見つけます。下見のあとは教室に戻って、どうしたら空き家に移住者を呼び込めるのか検討会を行います。「(移住者は間取りが気になるので)間取りの情報をチラシに入れる」「外観をきれいにする」などのアイデアが出ていました。

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(画像引用元:「TV放送」土佐町中学校空き家活用のとりくみ「共に考える教育の強みは課題発見・課題創出能力を磨けること」 : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。

教育でまちを変える

空き家活用授業の指導者、嶺北高校魅力化特命官、土佐町の地域おこし協力隊として「教育でまちを変える」というビジョンを持って取り組んでいる瀬戸さんは、以前アメリカのコーネル大学で研究員として働いていたそう。人口流出に悩むまちが教育によって蘇った(大学から小中学校、高校へ出張授業を行い、高度な教育を受けたいと、子育て世代が引っ越してくるようになった)ことを受け、教育でまちは変えられると実感されます。いいタイミングで土佐町でも教育でまちおこしの機運が高まり、地域おこし協力隊に応募したとか。土佐町中学校の空き家活用授業の今後や、瀬戸さんたちの「教育でまちを変える」取り組みに注目です。

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(画像引用元:「TV放送」土佐町中学校空き家活用のとりくみ「共に考える教育の強みは課題発見・課題創出能力を磨けること」 : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。