マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

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空き家を活かすためには建築に関する知識が重要

そんなに簡単に建物を貸してくれるわけではない

 主に自宅近くで空き家っぽい建物を探し、その所有者が誰かを調べたりお手紙を投函するなどして、空き家を再活用して社会的課題解決に取り組んでいきたいと考えています。と言っても、そんな簡単に建物を貸してくれるわけではなく、同時並行して巷に広がる空き家の再活用の取組から学ぼうという趣旨で空き家再活用事例を探索し、再活用に至ったプロセスを調べ、独自に編集して記事として発信しています。今回は「不動産のいろは」というメディアへの寄稿第2弾です。

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公開型のイベントに行ってみる

  空き家再活用を調べる上でネットで見れる記事やウェブサイト、ブログ、関連著書、雑誌などは基本的にあたりつつも、やはり実際に行ってみて見て聞いて感じることで情報を立体的に捉えられることができます。そこでいつもチェックしているのが公開型のイベント情報です。今回書いた「ミナガワビレッジ」は9月中の日曜日に「なつまつり」と題した誰でも参加できるイベントが開催されましたので行ってみました。

f:id:cbwinwin123:20191005162918p:plain▲多くの人が訪れていました

空き家を活かすために重要な建築に関する知識

  ミナガワビレッジは1957年に建てられ、その後、増改築がなされて下宿やアパートなどとして使われてきましたが、検査済証が無いため所管の渋谷からは違法建築として認識されていました。違法建築を建て替えではなく残すためにどうアプローチしていけばいいのか。そこで設計管理を手掛けたのが株式再生建築研究所です。「建築の不可能を可能に」というビジョンからもわかるように、古い建物のポテンシャルを顕在化させるために構造調査や耐震診断、既存不適格チェックなど建築の専門家としての立場から老朽化した建物の再価値化を目指します。空き家を活かすには建築に関する知識が重要になってきます。

f:id:cbwinwin123:20191005163016j:plain▲敷地内にある築山(人工的に作られた山)で流しそうめんをやっていました。

建築系の雑誌も面白い

 今回、ミナガワビレッジのことを調べる上で新建築KJなど建築系の雑誌をザックリ読んでみたのですが結構面白かったです。KJ/2018年12月号 (2018年12月号)は再生建築研究所が特集されていました。しかし、かなり専門誌なのでジュンク堂など大きめの本屋さんで売っているかどうかという感じです。