マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

まちの余白にどんなコンテンツを入れるか

セントラル・イースト・トーキョー(CET)エリア再び

約5年ぶりに東神田や馬喰町エリアへ行ってきました。ここら辺は戦後、繊維を中心とした問屋街として発展してきました。2000年代にはセントラル・イースト・トーキョー(CET)というデザイン、アート、建築を中心としたクリエイティブな活動が展開されたエリアでもあります。

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週末の問屋街ということで人も車もまばらでした。

衣料品問屋街である馬喰町

倉庫兼事務所→ゲストハウス→○○○○

5年前に歩いたときに営業していた「IRORI NIHONBASHI HOSTEL and KITCHEN」は2020年7月末を持って閉館していました。こちらのビルは元々繊維問屋の倉庫兼事務所として使われていて、それをゲストハウスにリノベーションしたのでした。

訪日外国人数は2019年に約3190万人にまで毎年増加を続けていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界各国の出入国規制により2020年は約410万人と激減しました。

宿泊業や飲食業などにとって大きな打撃ではありますが、急速に移り変わる社会情勢の変化に対し柔軟に業種や業態をアップデートするということが改めて重要だと考えました。

IRORI Nihonbashi Hostel and Kitchen(2020年7月末閉業)

ゲストハウスが閉館になってしまったことは残念です。しかし、ウィズコロナな社会情勢に合わせてまちの余白となった空きビルに新しいコンテンツをインストールするチャンスが生まれた、ともいえます。

社会情勢とまちのニーズとを踏まえて

人口減少、高齢化、経済の低成長、新型コロナウイルスの蔓延など現在から将来に向けた社会情勢は客観的にみて厳しいです。しかし、だからこそのまちのニーズだったり、インターネットやSNS、テクノロジーの活用だったりを踏まえることで、まちの余白を活用して新しいコンテンツを生み出すことが出来ると考えています。