マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

空き家を住宅用途以外に解放すれば”ゆるい経済圏”が創出される可能性も見えてくる

宇野常寛さんが編集長を務める雑誌「PLANETS vol.9」をやっと読み終えました。失ってしまった何かを「取り戻す」のではなく、これからの社会と文化を「創り上げる」ための実行可能なオルタナティブオリンピック計画書である「PLANETS vol.9」は本当必読の書…

「未来は予測するものではなくてつくりだすもの」島耕作的な生き方をアップデートする

10年前に比べポジティブなイメージをもたれるようになってきたNPO 「炎上」はなぜ起こるか 「イクメン」がバズって男性の子育てスタイルが定着しつつある 企業の意識も変わってきた 信用保証制度をNPOも利用可能に 島耕作的な生き方はもう終わった! 課題は…

インターネットやテクノロジーの力で不動産仲介業の仕事が限りなく少なくなる未来

仲介手数料無料の無店舗型仲介サービス「ヘヤジンプライム」 イケダハヤトさんからお誘いをいただき銀座にあるコワーキングカフェSNACKにて行われた新しい不動産サービスや住宅政策についての勉強会に参加してきました。 内容は、イケダハヤトさんのブログで…

新築文化から中古リノベーション文化へと日本人の住まい観を更新するには「中古住宅評価の仕組み」の整備が急務

日本人の住まい観を更新する PLANETSのメルマガで不動産情報ポータルサイトHOME'Sを運営する株式会社ネクストの井上社長と評論家の宇野常寛さんとの対談記事が公開されています(全文を読むためには登録が必要です)。で、その中で日本の住宅市場は新築文化…

不動産業の本来あるべき姿は「地域とライフスタイル提案のスペシャリスト」

住宅・不動産情報ポータルサイトのHOME'Sを運営する株式会社ネクストの井上高志社長とPLANETS編集長の宇野常寛さんとの対談記事が面白いです。 今朝のメルマガは不動産ポータル「HOME'S」で知られる株式会社ネクスト・井上高志さんへのインタビューです!/…

鍵も”スマート化”が進む!4月発売のスマートロックロボット「Akerun」で空き家の有効活用が進むか

”スマート化”って? わかったようでわからない”スマート化”ですが調べてみたところ「情報システムや各種装置に高度な情報処理能力あるいは管理・制御能力を持たせること」です。 「あらゆるモノやサービスにインターネットが実装されている」というIoTと同じ…

【メモ】2人に1人は将来「親の家」に住まないかもしれないと考えている件

親世代から子世代への家計金融資産の移転は国家的課題 今年度の税制改正では子供や孫が住宅を購入する際に、親が贈与できる金額が大きくなるなど、親から子への資産移転を活発化させようとする意図があります。 特に大きいのが、子供や孫が住宅を購入する際…

【メモ】愛知県豊橋で「まちなか空き店舗・空き家見学ツアー」がきっかけになってお店がオープンしている件

実際に街を歩き、空き家や空き店舗を見て感じながらどんな風に使えば魅力的になるかな〜とイマジネーションを膨らませることは大事だなと思います。 「空き家ツアー」や「空き家見学」でググって調べている中で、愛知県豊橋でまちづくりに取り組まれている長…

西荻窪にある二大古民家カフェに行ってきた

今日は東京都杉並区西荻窪にある古民家カフェをはしごしました。 昭和初期に建てられた古民家をリノベーション「Re:gendo(りげんどう)」 JR西荻窪駅南口を出てアーケードを抜けもう少し歩き、路地に入ったところに「Re:gendo(りげんどう」はあります。 ち…

空き家活用の第一歩は「空き家めぐりツアー」で妄想を膨らませること

今日は北品川駅から青物横丁駅周辺にかけて広がっていた宿場町・品川宿の名残を残す北品川本通り商店会周辺の空き家調査に同行させていただきました。この件についてはまた次回以降まとめます。実際に街を歩いて空き家(に見える建物)を巡るのは五感が刺激…

全国5つの府と県で「空き家問題110番」が実施

空き家の活用や管理以外にも相続や不動産登記など法律面のサポートも重要です。中でも予防法務の専門法律家である司法書士の力は大きいです。3/15に一斉に京都府、大阪府、福岡県、神奈川県、埼玉県の司法書士会で「空き家問題110番」(電話や面談による相談…

空き家率のマップ化がわかりやすい

5年に1回行われる総務省統計局の「住宅・土地統計調査」は「速報集計」結果は既に出ていますが、このたび「確報集計」結果が公開されました。 統計局ホームページ/平成25年住宅・土地統計調査調査www.stat.go.jp それを受け、日頃から参考にさせていただいて…

不動産業界の胡散臭さの原因は業界と住まい手の間に存在する「情報の非対称性」にある

かねてから待望していた不動産情報ポータルサイト「HOME'S」を運営している株式会社ネクスト代表取締役の井上高志さんとPLANETS編集長の宇野常寛さんとの対談記事がPLANETSのメルマガとして配信されています。 情報化される実空間と都市再編――不動産ポータル…

【メモ】岐阜県郡上八幡の空き家に面白いお店がぞくぞく現れている件

郡上八幡でも空き家が増加 以前、岐阜県郡上八幡の空き家をゲストハウスに改装した「郡上八幡ゲストハウスまちやど」が改装費用をクラウドファンディングで集めた件について書きました。 郡上八幡は城下町として古くから栄えました。清流吉田川などの豊かな…

空き家の修繕/再生スキルを学ぶためにはMAD Cityの”DIYリノベ体験ツアー/ワークショップ”がオススメ

DIYリノベ体験ツアー/ワークショップ 昨日の記事(とりあえず「資格取ろう」とか「英語勉強しよう」とか考えている人は「空き家の修繕/再生」が面白そうだよ)が思いのほか好評だったので、空き家の修繕/再生スキルを学ぶためにオススメなイベントをご紹介し…

とりあえず「資格取ろう」とか「英語勉強しよう」とか考えている人は「空き家の修繕/再生」が面白そうだよ

空き家の修繕/再生スキルはこれから必要とされる 統計データ上では全国の住宅の7戸に1戸、空き家総数は8,195,600戸、その内で”腐朽・破損なし”は6,065,100戸(74%)、”腐朽・破損あり”は2,130,500戸(26%)です。 (出典:平成25年住宅・土地統計調査>確報…

信州移住カフェ「空き家のリノベーションと住まいの話」@銀座NAGANOに参加!

銀座NAGANO 今日は昨年10月にオープンした長野県のアンテナショップ「銀材NAGANO」へ行ってきました。というのも『信州移住カフェ「空き家のリノベーションと住まいの話」』というイベントがあるということで空き家リノベーションの最前線を知るために参加…

蓄積された歴史を価値として再発信するリノベーションが空き家問題の解消につながる(「AERA」2015年2/9号から)「ゲストハウス東京ヒュッテ」」

「AERA」2015年2/9号の「空き家リノベーション特集」のラストは東京スカイツリーの目と鼻の先・地下鉄押上駅から徒歩2分のところにあります元金物会社の倉庫をゲストハウス/コワーキングスペース/カフェ/バーにリノベーションした「ゲストハウス東京ヒュッ…

蓄積された歴史を価値として再発信するリノベーションが空き家問題の解消につながる(「AERA」2015年2/9号から)「キアズマ珈琲」

「AERA」2015年2/9号には「空き家リノベーション特集」が掲載されています。(P33〜P36)前回書いた80年の戸建てをギャラリー&ブックカフェにリノベーションした「Gallery&Book cafe松庵文庫」の記事はこちらをご覧ください。 今回は東京都豊島区雑司が谷…

蓄積された歴史を価値として再発信するリノベーションが空き家問題の解消につながる(「AERA」2015年2/9号から)「Gallery&Book cafe松庵文庫」

アエラを初めて買いました。なぜなら「空き家リノベーション特集」が掲載されているからです。 ページ数にするとたった4ページなんですが、築80年の戸建てや長屋、築40年の倉庫などを古さを残しつつ、その価値を再発信するためにリノベーションしている…

豊島区居住支援協議会主催「空き家・空き室活用説明会」に参加!part2

約3万戸の空き家 豊島区居住支援協議会が主催した「空き家・空き室活用説明会」に参加してきました。今回は空き家・空き室を活用した居住支援モデル事業の事例4つをまとめます。part1はこちら。 総務省統計局が5年ごとに行っている「住宅・土地統計調査」…

豊島区居住支援協議会主催「空き家・空き室活用説明会」に参加!part1

「居住支援協議会」とは? 先日、豊島区居住支援協議会が主催する「空き家・空き室活用説明会」に参加してきました。空き家・空き室のオーナー向けのイベントでした。会場はオーナーさんと思われる方々が10〜20人位いらっしゃった気がします。

空き家の活用で「最貧困女子」問題を解決できないかと思案している件

ピケティ、川崎の事件、最貧困女子 ピケティの格差論や川崎の事件を受けてひとり親世帯が再びクローズアップされていること、そして新書大賞2015に選ばれた「最貧困女子」が話題であること、などなど”格差”や”貧困”というものが以前よりもリアルに感じら…

【メモ】成功事例の”最後の一滴”だけを真似ても意味がない!重要なのは”プロセス”を真似ること

ハフィントンポストに掲載されている猪谷千香さんが書いた記事がとても参考になります。全国の空き家活用事例を日々、情報収集しているわけですが、”成功事例”と呼ばれている取組は、そこに至るまでに膨大な積み重ねがあるわけですね(当たり前ですが)。そ…

”東京都内空き家率ワースト1の豊島区”で「リノベーションスクール」が開催!(都内初)

首都圏(1都3県)の市区町村データが公開(住宅・土地統計調査) 全国の空き家率13.5%、全国の空き家数820万戸、これはもうかなりニュースになっているので知られていますが、より細かい市区町村単位のデータは総務省統計局の「平成25年住宅・土地…

”無届け介護ハウスのガイドライン見直し決定”で「空き家を活用した介護サービス」が増えそうな件

「無届け介護ハウス」急増の実態に制度を合わせる 有料老人ホームは施設面(個室の整備や広さに応じた防火設備の設置など)などにおいて法律で基準が定められていて都道府県へ届け出を行う必要があります。しかし有料老人ホームに入りたくても入れない「待機…

”ニーズのあるところにビジネスは生まれる”空き家活用/管理市場は今のところブルーオーシャン

大手が空き家活用市場に参入 国や自治体が空き家対策に本腰を入れる中、民間企業でも「空き家活用」や「空き家管理」といった「市場」に続々参入してきています。中でも”住宅大手”の積水ハウスと”信託銀行最大手”の三井住友銀行グループ、さらに”警備保障大…

盛り上がる「空き家対策」と「空き家関連ビジネス」

”全ての”空き家が固定資産税の優遇措置から除外されるわけではない 最近、以前にも増して空き家関連の記事がソーシャルメディアやニュースアプリ上で目に付きます。テレビ、ラジオでもちらほら。 例えばこちらの記事。 <a href="http://gendai.ismedia.jp…

自治体が作成する「空き家データベース」には販売・賃貸用の空き物件は含まれない(ただし周辺の生活環境に悪影響を及ぼしているものはデータベースの対象になる)

空き家/空き家活用事例データベースをつくる! 以前、個人レベルで「空き家データベース」をつくれるかどうか考えたことがあります。これに関しては地道に地域を回って所有者が誰なのか聞いて回るなど、かなり手間と時間がかかります。MAD Cityなんかはそう…

危険で迷惑な空き家への固定資産税の優遇措置が撤廃される税制改正が反映されるのは2015年5月26日から

2015年度税制改正法案が閣議決定→国会提出 空き家関連の税制改正といえば、かねてから空き家の放置を助長していたと言われている”危険な空き家に対する固定資産税の優遇措置の撤廃”がようやく盛り込まれた、ということでNEWS PICKSでも話題になりました…