マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

空き家問題をテーマにした展示イベント「叫び展」に行ってきた!

再建築不可の空き家をリノベーション 今日は東京都大田区は蒲田で空き家問題をテーマにした展示イベント「叫び展」を見に行ってきました。建築基準法で定められた道路に敷地が2m以上面していなければ、家を建てることはできません。そんな再建築不可な土地に…

高知の繁華街まで自転車で15分!高知に旅行する方はAirbnbを利用しよう

高知で生まれ育った若者が空き家活用でAirbnbを運営 高知県で生まれ育った若者であるミヤザキさんが空き家の清掃などを行い、ついにAirbnbで正式にサービスをスタートしています。 (画像引用元:Kōchi-shiの中心街アクセス良好”Good access to the city") …

日本の原風景を感じる空き家をリノベーションする

日本の原風景 2014年は過去最高の1340万人もの外国人観光客が日本を訪れました。政府は「2020年に2千万人」の目標を掲げており、訪日外国人観光客が喜ぶサービスをつくることが重要です。 では訪日外国人観光客が喜ぶサービスとは何か?日本政策投資銀行のレ…

空き家対策特別措置法が全面施行!老朽・危険空き家対策は”お願い”から”指導”へ

空き家対策特別措置法が全面施行 5月26日、空き家対策特別措置法が全面施行されました。これまでの行政の空き家対策といえば(空き家対策条例を制定している自治体は除く)、空き家の外側からの確認するのみしかできませんでしたが、法律の後ろ盾を得ること…

空き家のリノベーションと賃貸住宅の拡張を前進させることが必要!

宇野常寛さんのラジオ番組で空き家活用について質問してみた 今年の1月のNHKの番組「日本新生」で空き家問題が特集・放送されました。そのとき出演していた宇野常寛さんの空き家に対する考え方や住み替えを前提とした賃貸住宅の拡張の必要性など、とても納得…

”DIY”を流行ではなく文化として根付かせる!(DIYリノベーションスクール)

空き家オーナーとの協力のもと受講生たちユニットマスターとが合宿的なノリで空き家リノベーションの事業計画をつくり、提案し、実事業化へつなげていく”リノベーションスクール”は目下、勢いのある取組になっています。 一方で大阪府堺市の泉北ニュータウン…

「人口減少」と「空き家」を考えるセミナーに参加!

宇野常寛さんが編集長を務めるPLANETSの批評誌「PLANETS vol.8」や「3.11以後の建築と社会デザイン」などの著書前々から興味のあった藤村龍至さんが空き家関連で講演されるということで、会場である埼玉県の浦和まで行ってきました。 (画像引用元) 埼玉県…

物件の売主は資産を守るために「囲い込みチェッカー」を使おう

”物件の囲い込み”をチェック! イケダハヤトさんのこちらの記事によると、ITで不動産業界に革新をもたらそうとしているイタンジ株式会社が、不動産仲介会社による不正行為である”物件の囲い込み”をチェックする新サービスを発表しました。 仲介手数料無料の…

これからの不動産仲介に必要なのは両手取引の禁止ではなく恣意的な囲い込みを無くすこと

不動産業界の問題行為・物件の”囲い込み” 物件の売主と買主の双方から仲介手数料を受け取るために、不動産会社が恣意的に物件の情報を隠して買主を選ぶ行為である”囲い込み”。これが不動産業界の大きな問題点であると、不動産コンサルタントの長嶋修さんや不…

自分仕様に設えることが出来るから使い勝手は最高(賃貸アパートをDIY改装する)

自分たちで住まいをリノベするのって「貧乏くさい」と思う人もいるかもね。でも、私は豊かだと思うんだ。思い通りに、楽しみながら作業する。働いていても、リノベする時間があるっていうこと。 http://t.co/qAl8gRqIGd pic.twitter.com/FmZSnlb9AK — 久保田…

空き家/空き家予備軍を持っている方や活動場所を探している人や団体は個別相談会に行こう

建築士や財団職員による個別相談会 昨日の記事の続きです。一般財団法人世田谷トラストまちづくりでは昨日から全3回にわたって空き家活用モデル事例見学会と建築士や財団職員による個別相談会を実施しています。詳しくはこちら。第2回は6/14、第3回は7/11で…

木賃アパートの空き室をデイサービス&カフェにリノベーション(タガヤセ大蔵)

タガヤセ大蔵へ行ってきた 一般財団法人世田谷トラストまちづくりでは空き家相談窓口を設けたり、空き家活用フォーラムを開いたり、空き家活用モデル事業を企画したりと、積極的に空き家活用に向けたアクションやサポートに力を注いでいます。その取組の一環…

面白い不動産ポータルサイトpart4「DIY不動産」

暮らしやすいように自由にDIY改装できる賃貸物件を用意 面白い不動産ポータルサイトpart4ということで、今回はその名も「DIY不動産」についてまとめます。面白い不動産ポータルサイトの過去記事はこちら。 (画像引用元:DIY不動産 | 八王子を中心にDIY物件…

景気対策として新築住宅建設や節税対策としての不動産投資が空き家の増加を招く

アパート建築が止まらない 先日のクローズアップ現代で空き家問題が取り上げられていました。空き家の約5割を占めるのが賃貸用の住宅です。そして賃貸用の住宅は全国に2,274.1万戸あり、そのうち429.2万戸が空き家です。賃貸用の住宅の空き家率は18.9%にも及…

中央線の高架下で空き家を活かした持続可能なビジネスモデルをつくる

コウカシタゼミ 先週金曜日はJR中央線の武蔵境と東小金井の真ん中らへんの高架下にある東小金井事業創造センターKO-TOが主催するコウカシタゼミ「地方の空き家を活かすアイデア会議」に参加してきました。 (画像引用元:シェアオフィスを使って地域で起業 …

所沢駅徒歩3分の商業ビルの空き店舗が生まれ変わる!

所沢フューチャーセンター(仮)開設準備プロジェクト 先週木曜日は以前、マチコラボスクールでご一緒した吉田さんのお誘いで所沢駅前のプロペ商店街にある空き店舗活用の定例会を見学させていただきました。 当日の資料。 吉田さんからウェブサイトやフェイ…

【メモ】空き家活用・再生・まちづくり・リノベはやったんもん勝ちだと思う件

今じゃ毎月、地方創生やまちづくり、空き家活用といった文脈での視察者が絶えないという徳島県神山町。そんな神山町で「空家町屋プロジェクト」を手がけられた建築家の坂東幸輔さんのツイートが空き家活用や空き家再生に取り組む上で大事な思想を表していま…

イギリスやドイツの空き家率が低い理由

イギリスの空き家率は2.6% 不動産コンサルタントの長嶋修さんのツイートから。イギリスの空き家率って日本の13.5%に比べると格段に低くて、わずか2.6%です。新設住宅着工戸数も日本に比べて(2014年度の新設住宅着工戸数は88万戸)同じく低く、わずか13万戸…

空き家を子育てサロンにリノベーション(タカサキチ)

群馬県高崎市で広がる空き家活用 子育てはひとりではできない 空き家を子育て支援の場に 群馬県高崎市で広がる空き家活用 新卒でプロブロガーを目指すブログ!の小林さんから教えてもらった空き家活用事例について書きます。群馬県高崎市の広報誌(2014年12…

鉄道会社が進める”住み替え”の促進(小田急電鉄)

これまで京王電鉄、東急電鉄と、「鉄道会社が進める”住み替え”の促進」についてまとめてきました。今回は小田急電鉄を含めた小田急グループの住み替えの取組をまとめます。 沿線の既存住宅を活用する 小田急グループでは4月から「小田急沿線”住まいをつなぐ”…

全国の空き家数820万戸だけど2014年度の新設住宅着工戸数は88万戸もある件

2014年度の新設住宅着工戸数が発表 全国に空き家が820万戸(空き家率13.5%)ある中、2014年度の新設住宅着工戸数は88万470戸であると国土交通省から発表されました。リーマンショックの影響で落ち込んだ2009年度以来5年ぶりの減少です。 国土交通省は、この…

鉄道会社が進める”住み替え”の促進(東急電鉄)

住み続けたい街に 高度成長期に、駅から離れた場所に建てられた戸建て住宅や団地の住人の高齢化し、建物も老朽化しています。そしてそこに住む高齢者にとっては駅から離れていると何かと不便です。そして子育て世帯にとっては広い間取りの住宅が必要ですが、…

空き家となった元社員寮をソーシャルアパートメントと認可保育園にリノベーション(東急電鉄)

元社員寮がソーシャルアパートメントと認可保育園に 東急電鉄が手掛ける資産活用コンサルティング事業の一つである「まるサポ」により田園都市線宮前平駅徒歩7分のところにある空き室化した元社員寮(川崎市宮前区、1988年築)がリノベーションされました。…

鉄道会社が進める”住み替え”の促進(京王電鉄)

広い持ち家を持て余す高齢世帯と広さや間取りに対する居住ニーズが高い子育て世帯 まずは国土交通省の審議会の会議資料から。「住宅の広さや間取り」に対する不満は高齢世帯に比べ子育て世帯が大きく、一方で高齢者が住宅で困っていることのうち「住宅が広す…

住生活基本計画の見直し議論がスタート

住生活基本計画の見直し議論がスタート 国や自治体の住宅政策の拠り所となる住生活基本計画(全国計画)の見直し議論が4月からスタートしました。人口減少や高齢化が進む中で増加している空き家の活用や撤去といったことも論点として盛り込まれています。 国…

中古住宅の販売時に第三者による”住宅診断(ホームインスペクション)”が義務化へ

中古住宅の流通促進 空き家は主に中古住宅です(新築住宅の竣工から引き渡し期間や分譲住宅や賃貸住宅を建てて買い手や借り手がつくのを待っている状態を除く)。つまり、中古住宅の流通促進が空き家の有効活用につながります。そんな中古住宅の流通促進に追…

京都市内で初めての行政代執行による空き家の解体がスタート

京都市が倒壊する危険のある空き家の解体を開始 最終的には行政代執行※による空き家の解体撤去という踏み込んだ措置が可能となった空き家対策特別措置法が一部施行されて早2ヶ月が経ちました(本格施行は5/26)。今回はこの空き家対策特別措置法ではなく、建…