「京都×空き家×まちづくり」〜京都だからできる空き家活用の可能性、空き家をきっかけとしたまちづくり〜2014年6月7日イベントレポート第7弾です。
関連の過去記事はこちら。
京都市の空き家対策。
空き家をNPO活動などの公益へとマッチングする仕組み。
京町屋(空き家)をシェアハウスとして活用。
京町屋(空き家)を芸術家の居住・制作・展覧スペースとして活用。
”まちづくり”として空き家対策に取り組む地域の取組。
京都女子大学の井上准教授によるミニ講義「空き家が地域に及ぼす影響」。
今回は第二部後半のグループセッションについて書きます。
グループセッションは「空き家×まちづくり」「空き家×使う」「空き家×未来」の三つのテーマに分かれて参加者がともに考えました。
ぼくは空き家の活用を具体的に進めていくに当たってのポイントや課題について特に知りたかったので「空き家×使う」セッションに参加しました。
空き家活用を実際に進めるにあたっての経過・課題・工夫
空き家を芸術家の居住・制作・発表の場として活用しているHAPSのディレクター芦立さやかさんと空き家をシェアハウスとして活用しているシェアハウスHASKAのオーナー前田徹生さんを囲んで、京都市職員の方のコーディネーターによりグループセッションが行われました。時間も押していましたが45分位。
改修方法
HAPSの場合、空き家を安く借り上げてから自由に改修を行ったこと。改修作業はアーティストや学生、一般の方々などによる「DIY」(自分たちでやる)によること。古材は様々なネットワークで調達してローコストで対応したこと。などに特徴があります。
「京都の技術伝授ワークショップ」として、若手アーティストさんや学生さん、一般の方々が参加し、大工さんや左官屋さんなど職人さんの指導を受けながら改装していったそうです。その期間、約1年!床の解体から土壁塗りまで、少しずつ仕上げていったそうです。
【内覧会レポート】京都のNEW・アートスポット「HAPSオフィス&スタジオ」に行ってきました!|京都で遊ぼうART ~京都地域の美術館、展覧会、アート系情報ポータルサイト~
ただしその分工期は一年間くらいかかることになり、時間はかかったようです。しかし改修作業自体を「ワークショップ」としてイベントに仕立てたり、若い職人さんにとっての練習場とすることで”得難い体験”という価値をつくり出したといえます。
ほかには、資金調達、所有者との関係、地域との関係など。
地域のまちづくりと空き家対策の取組
「空き家×まちづくり」のグループでは、
- 空き家の増加による地域への影響
- 地域での取組における課題や工夫(人、資金、情報、組織など)
- 活用して欲しい用途・活用してほしい人
- 防災まちづくりへの展開 等
京都ならではの空き家の活用を提案
- 歴史都市京都
- 地域コミュニティの息づくまち京都
- 学生のまち京都
- 芸術家とまちづくり 等
このイベントの詳しいレポートはこちら。