マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

手始めに自宅付近の空き家を探してみた結果「7戸に1戸は空き家」という政府統計結果はリアルだった件

 

空き家データベースを個人的に作成できないかと考えています。ということで今日は実際に街を主に自転車で巡ろうと思い、行ってきました。三鷹市の西部のほうを回ってきました。なぜこのエリアを選んだかというと、三鷹市の空き家実態調査で比較的空き家率が高かったこと、上記ツイートにも書いたように広大な敷地を有する大学があったり自然が豊かなこと、深大寺エリアは「深大寺そば」が有名で魅力的な地域資源であること、これらを踏まえて付近のエリアということで選びました。

 

老朽・木造空き家が7戸に1戸

 

今日回ったエリアは住宅地なので、ひたすら戸建て住宅が並んでいて、ちょっと車通りになると店舗系(クリーニング屋、自転車・バイク屋、コンビニなど)が出て来る感じでした。車通り沿いにもちらほら空き店舗はありましたが、入り組んだ住宅地の中に入って行くとやはり7戸に1戸くらいの勢いで空き家を見つけました

 

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これは三鷹市の全図ですね。北西部を中心にぐるぐる自転車で回りました。

 

改めて空き家探し目線で住宅地を回ってみると、老朽化した木造住宅って多いんだなと思いました。

 

 

木造アパートもありました。窓ガラスは割れてるわ、庭の雑草が繁茂しているわで廃墟状態です。隣がすぐ普通の民家なので、近隣の方はどう考えているのか気になります。防犯面や衛生面、景観面で悪影響を及ぼしているんじゃないかと。

 

 

駅からも近め、駐車場完備の空き店舗群

 

何気なく街道沿いを自転車で通っていたらなんと立派なミニ商店街。20年前、30年前は賑やかだったんだろうなと想像する場所でした。

  

 

働く人を呼び込みたい

 

地域で足りていない施設といえば保育園や特別養護老人ホームなど色々あります。他にはサードプレイスとしての活用もいいと思います。公民館やコミュニティセンターがサードプレイス的な役割を担うべきと考えられたのかもしれませんが、どうにも垢抜けない場所が多いです。ただ、平日の昼間にお客さんになる人たちは年金暮らしのおじいさん、おばあさんたちとなると、それに合ったサービスが必要なのかもしれませんが。。

 

やはり未来に向かって何かを創造していくような場所に変えていきたいですが。

 

破損状況が激しい空き家は解体しかない?

 

ちょうど住宅の解体現場の前を通りました。本当に活用の余地が無い空き家はいっその事早めに解体するしかないでしょうか。しかし、解体した後が問題ですね。

  

 

高度成長期からバブル期のとは違い土地の価値も下がっています。人口減少、高齢化、コンパクトシティ化に伴い、人が住まなくなるエリアも出てきてしまうのでしょうか。空き家や空き地を”稼ぐ”場所として生まれ変わらせる中間支援グループ(家守)の存在が必要かなと思いました。やはりヒントはリノベーションまちづくりなのかもしれません。

 

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