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「新旧住民をつなぐ」まちづくり、着地型観光(最近madcity.jpに寄稿した記事まとめ)

madcity.jpに寄稿した記事のご紹介

 

MAD Cityのウェブメディア「madcity.jp」に参画するようになって約2ヶ月、これまでの間に寄稿した記事を2記事ずつ紹介していきます。今回は、7/10更新の「お祭りを通じて考える『新旧住民をつなぐ』まちづくり」と、7/13更新の「MAD Cityでも試行錯誤する『着地型観光』〜MAD City土産物MAP」です。

 

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お祭りを通じて考える「新旧住民をつなぐ」まちづくり | MAD City:松戸よりDIYと暮らし、物件情報を発信

 

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MAD Cityでも試行錯誤する「着地型観光」〜MAD City土産物MAP〜 | MAD City:松戸よりDIYと暮らし、物件情報を発信

 

お祭りを通じて考えた、まちづくり会社の役割

 

まず、「お祭りを通じて考える「新旧住民をつなぐ」まちづくり | MAD City:松戸よりDIYと暮らし、物件情報を発信」の元ネタは6/27に行われた秋葉神社の祭礼行事です。前半は松戸駅前を子供山車(こどもだし)が3時間くらいかけて巡行するというものでした。後半は夕方から夜まで大神輿が松戸駅前を練り歩きました。子供山車はというと、小学校低学年くらいの子供たちが子供山車を巡行するために縄を引っ張ります。そして親も側について応援(?)します。

 

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(子供山車の巡行の様子。)

 

一方でなかなかこのようなお祭りの運営の担い手不足は大きな課題です。そもそも神輿の担ぎ手や交通誘導の担い手が不足しています。そして日常的な地域活動の担い手不足は地域コミュニティ全般に共通する課題です。

 

新しい仲間や担い手を渇望する旧住民と、お祭りには子どもを参加させたい新住民が、すぐ近くに居るのに交わりきらない悩ましさがそこにあります。つまり、新旧住民とが緩やかに断絶していること、これはどこのエリアの地域コミュニティでも抱えている課題です。

madcity.jp

 

MAD Cityメンバーは主に交通誘導や神輿の担ぎ手として参加しました。つまりお祭りの運営面をした支えする機能を果たしていると言えます。ある意味、新住民と言えるMAD Cityメンバーが先に地域に入り込み、必要とされる機能を担うことで、さらに新しい新住民が地域コミュニティのイベントに参加しやすくるなることが、まちづくり会社の一つの大きな役割であると考えます。

 

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(松戸駅前のメインストリートを大神輿が練り歩きます。)

 

町の宝の魅力を発掘、編集、発信する着地型観光

 

次の記事は、観光がテーマの記事です。いわゆる観光地と言われているような場所以外でも、町の宝の魅力を発掘して、旅行商品や体験プログラム、イベントなどへと編集し、発信していくことでインバウンド(訪日外国人観光客)や国内の観光客を呼び込むことが可能です。

 

着地型観光においては、「今、ここでしか味わえない体験」といった地域の特殊性をアピールすることが重要です。地域の自然や文化、歴史、産業、人などあらゆる資源を掘り起こしたり、新しい切り口からこれらの資源の魅力を編集して発信していくことがポイントです。

madcity.jp

 

千葉県松戸というと何を思い浮かべるでしょうか。松戸は「便利だけれど特徴のないまち」と思っている方も多くいます。しかし、そんな松戸にも宿場町としての歴史や江戸時代から受け継がれている文化、実は知られていないだけの商品や名所など、眠っている資源はたくさんあります。MAD Cityではクラウドファンディング「この町のお土産を持って、あの人に会いに行こう。~MAD City土産物MAP~MAD City FUNDING - クラウドファンディング WESYM」た立ち上げています。観光地としてメジャーではない町でもアイデアと行動力さえあれば魅力的なソフトコンテンツをつくることができる。そんな実験が松戸で始まっています。

 

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この町のお土産を持って、あの人に会いに行こう。~MAD City土産物MAP~MAD City FUNDING - クラウドファンディング WESYM