尾道の築100年の絶景空き家がゲストハウス「みはらし亭」に再生!
2007年に発足してから地道に活動を続けているNPO法人尾道空き家再生プロジェクトが、築100年の大正期に建てられた国の登録有形文化財でもある、「みはらし亭」の改修を終了し、ゲストハウスとして本格的に営業スタートしているようです。
尾道市中心部や尾道水道を望める千光寺山に位置する国の登録有形文化財「みはらし亭」が18日、ゲストハウスとして本格的に営業を始めた。約30年間、空き家だった建物を、同市のNPO法人「尾道空き家再生プロジェクト」が改修。
(画像引用元)
なんといっても坂の街・尾道ならではの、斜面を活かした雄大な眺望が魅力的です。次の写真は改修前の様子ですが、港町を見下ろす景色はなんとも素晴らしいです。
「みはらし亭」は尾道が港町として発展した時代に、当時の豪商たちが坂の上の眺めのいい場所にこぞって別荘を建てた茶園建築のひとつで、大正10年に千光寺の真下の石垣の上にそびえ立つように建てられました。
坂の町・尾道の築100年の絶景空き家をゲストハウス「みはらし亭」に再生します! - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
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クラウドファンディングで300万円を調達
改修費用はクラウドファンディングで当初は200万円の目標金額でしたが、パトロンが250名近く集まり、300万円を越える額が集まりました。すごい!
ぼくも3,000円ばかしですがクラウドファンディング参加しまして、リターンの手ぬぐいが届きました。やはり少しでも身銭を切るだけでも、このプロジェクトとの親近感がわくというか、身近になります。
尾道市にある大正時代に建築された国の登録有形文化財「みはらし亭」の改修工事が終了。クラウドファンディングのリターンの手ぬぐいが届きました。https://t.co/6iNGSw61ga pic.twitter.com/AydrWBexpN
— 舟橋拓(Taku Funabashi) (@cbwinwin) 2016年4月26日
2015年1月から大改修工事着工し、2016年春完成
2015年1月に大改修工事着工し、同年3月には「尾道空き家再生!春合宿」を開催、続く9月にも同夏合宿を開催するなどして、今年春の完成に辿りつかれたようです。空き家再生の経緯は「みはらし亭」のFacebookが詳しいです。地元の土堂小学校との連携もあったりと、まち全体で空き家再生を盛り上げていった感じがとてもいいなと思います。
(画像引用元:みはらし亭 再生PV - YouTube)
宿泊料金は一人2800円、カフェも併設
ゲストハウス「みはらし亭」はドミトリー1泊2800円で、個室は7000円〜10000円です。1階はカフェで、宿泊客以外でも利用できます。学生やバックパッカーなど、今後多くの人たちが尾道を訪れる際に、宿泊していくのでしょう。
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