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空き家を活用して新しい価値をつくる

空き家が増えている時代の理想の住まいは持ち家か賃貸か?日経のデータディスカバリーが面白い

持ち家か賃貸か?

理想の住まいは持ち家か賃貸か、これは結論から言うとケースバイケースです。仕事や家族や物件の状況、個人の住まいへの価値観など、一概に言えませんが、よく対比させられているテーマです。日本経済新聞のデータディスカバリーという、ビータビジュアライズされたウェブページが秀逸です。空き家関連のテーマでいうと、こちらの「持ち家か賃貸か どう探す?理想の住まい:日本経済新聞」は、持ち家か賃貸かに30歳から住み始めて10年ごとの累計負担額がいくらになるかのシミュレーションや今と昔(30年ほど前)の持ち家率の比較などが、わかりやすく可視化されています。

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(画像引用元:持ち家か賃貸か どう探す?理想の住まい:日本経済新聞

30代の持ち家率はここ30年で15%減

もはや庭付き一戸建てを目指す住宅すごろくは昭和の遺物となり、現実的に家族観や働き方の多様化などを背景に、持ち家率は若い世代ほど減少傾向です。人口減少や経済の低成長の中、下手に持ち家を持ってもかえってリスキーだったり(いざというときに売れない、など)、そもそも頭金も揃えられなくて購入できない、など消極的に賃貸を選択している人も多い気がします。

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持ち家志向が高いエリアは家が広い

全国の中で家の広さベスト3な都道府県は、1位富山、2位福井、3位山形です。ワースト1は東京。これは持ち家志向が高いといわれる県県が上位にくるそうで、相対的に東京は賃貸志向の人が多いと言えます。

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持ち家を空き家にさせないために

持ち家を否定する気はありませんが、不動産オーナーになるからにはどう運用していくのか、自分が住まなくなった先のことまで見据えた発想が重要です。ましてや人口減少で空き家も増加している現代、昔ほど無邪気に夢のマイホームを持つことが生活の充実につながるとは限らなくなっています。

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