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空き家を活用して新しい価値をつくる

漫画「正直不動産」が面白い!

何かとダークなイメージな不動産業界

不動産業界ってなんとなくダークなイメージがあります。不動産の売買や賃貸、リフォームにリノベーション、動くお金が大きいわりに選択の余地が少ない感じがします。ユーザーにとって不動産契約というのはスーパーで日用品を買うというようなカジュアルなものではありません。しかし不動産とは生活や仕事などの基盤、土台となるわけで、しっかりと納得して選択したいところです。そのため意識的に不動産に関する知識や知恵を得る必要があります。でも色々な情報が出回っていて調べるのも大変という場合は、漫画「正直不動産」がオススメです。35歳の不動産営業マンが主人公なのですが、まさにダークな不動産屋の典型だった彼がある出来事がきっかけで、正直に不動産取引の内実を話さざるを得なくなってしまうという展開になります。

物語の主人公は、人当たりの良さと嘘を厭わない口八丁でトップの成績を誇る営業・永瀬財地。本作では、不動産業界は「嘘をついてなんぼの世界」として描かれているが、永瀬はある出来事をきっかけに嘘がつけない体になり「正直営業」で奮闘していくことになるというストーリーだ。

正直は嘘に勝てるのか? 不動産業界の闇を暴露する超エグいマンガ - 新刊JP

f:id:cbwinwin123:20180504172309p:plain(画像引用元:正直不動産(1)(ビッグコミックス)21/202)

 「30年一括借り上げ保証」を謳い文句に高齢の不動産オーナーに建物サブリース契約を結ばせようと企てています。サブリースでのアパート建設といえば以前クロ現で特集されていたように、家賃保証はあくまでも原則で契約書の中には家賃改定の規定が設けられているということをちゃんと説明しないで半ば強引に契約を締結するということが問題視されていました。正直不動産の主人公も最初は”例外”があることを説明せずまんまと契約を取りに行きますが、ある出来事のおかげで正直に実際のところの話をするようになっていきます。

「千三つ」な不動産業界で正直な不動産営業が顧客の信頼を勝ち取る?

”千の言葉の中に真実はたった三つ”、これは不動産業界に伝わる「千三つ」という言葉です。これ相当やばいことですが前述のサブリース一括借り上げの問題しかり、物件の囲い込み、おとり物件など、不動産業界を取り巻く不透明かつ不合理な慣行はたくさんあります。そんな不動産業界で正直な営業により最終的に顧客の満足や信頼を勝ち取るのか?そんな観点から楽しめる漫画です。

f:id:cbwinwin123:20180504220453p:plain(画像引用元:正直不動産(1)(ビッグコミックス)39/202)

不動産の売買、賃貸の前に読んでおこう

不動産取引に関する知識ってなかなか分かりづらい面があるのでこうして漫画で面白く学べるってすごく良いことです。こうした漫画を通して不動産リテラシーを高めることがとても重要です。

f:id:cbwinwin123:20180504220715p:plain(画像引用元:正直不動産(1)(ビッグコミックス)171/202)

正直不動産 1

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