空き家の活用で社会的課題を解決するブログ

空き家を活用することで新しい価値を生み出し、社会的課題解決へつなげる好循環をつくるために書いているブログです。

「みちくさくらす」のバターサメカレーが美味しかった

元クリーニング店の建物を共働き夫婦がリノベーション

 大江戸線牛込柳町駅から徒歩1分の場所にある「みちくさくらす」は空き家だった元クリーング店の建物を、建築を仕事にし、3歳と0歳児を子育て中の共働き夫婦がリノベーションしてつくった”暮らす教室、暮らすキッチン”です。2017年冬頃に妄想し始め、2018年4月に現在の物件を発見し、設計や解体、着工、DIYを経て同年12月にオープンしました
 毎日新聞のこちらの記事を読んで知り、食や子ども、教室といったテーマや地域に開かれた空き家活用の実践、共働き夫婦発の取組、など興味がドンピシャなこともあって先日行ってきました。

みちくさくらすは子どもが放課後を生き生きと、アットホームな環境で過ごすことのできる教室と、子育て世代を中心とした地域の人々がおいしいごはんを食べることができるキッチンからなる暮らしづくり複合施設です
みちくさくらす | 新宿区牛込柳町の"暮らす教室、暮らすキッチン" 子どもの居場所としての教室。美味しいごはんの食べられるキッチンや、大開口窓のある広々明るいレンタルスペース。

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バターサメカレーが普通に美味しかった

  1階は飲食店営業許可を取得したシェアキッチンです。金曜日の夜に行ったこの日は「みちくさごはん」の日とのことで(スケジュールはFacebookなどで発信されています)、宮城県気仙沼のサメを使ったごはんを提供するSAMEYAが出店されていました。なんでも国内で水揚げされるサメのうちの9割が気仙沼漁港で、体重の1%ほどのヒレだけしか活用されていない実情があるそう*1。海の資源の有効活用や震災の影響で大きなダメージを受けた地元漁業の発展につなげるためにサメ肉を使ったカレーやナシゴレン、鮫バーガーといった料理を作りキッチンカーやシェアキッチンで提供されているみたいです。

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 バターサメカレーを頂いたのですが普通に美味しかったです。サメ肉の食感はツナとかサバに似ていました。サメ肉は高タンパク、低脂肪、低カロリーだそうで、健康志向が高まる現代の食生活にぴったりです。今度は鮫バーガーも食べてみたい。

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  サメについての豆知識が書かれています。「尿素がアンモニアに戻る前の新鮮な状態で適切な下処理を行うことが最も大事!」と書いてあるように、サメ肉特有のニオイを解消するために工程を徹底的にこだわっている様子が伝わってきます。SAMEYAのインスタグラムはこちら

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放課後は自由で解放の時間

  2階はレンタルスペースとして自主勉強会やワークショップ、料理教室やパーティーなど様々な用途に利用できるスペースです。そもそもなぜこのような場所をつくったかというと、小学生の放課後の過ごし方、これからの教育や学びのあり方、子育て世代の負担などに対する問題意識が背景にあります
 AIやロボット、自動運転や遠隔医療などテクノロジーの進化とともに必要な知識やスキル、リテラシーも変化していきます。決められたことを忠実に実行することはAIやロボットが担当し、妄想やアイデアを膨らませて新しい製品やサービス、表現や成果を生み出していくことを人間が担当していく。実際はそう単純にはいかないと思いますがざっくり言うとこのような未来へ社会は進んでいることは間違いないので、これからの社会を担う子どもたちの教育や学びのあり方しかり放課後の過ごし方というのは非常に重要です。

こうした施設の少なさは、いずれ小学生になる娘さんの
「放課後の過ごし方」を考えたとき、不安の種となりました。
並木さん夫婦は共働きで、祖父母も遠方に住んでいるため、
公立の学童クラブか民間の教室、塾などに通わせることになりますが、
前者は狭いスペースに定員以上の人数がひしめき合うような状態、
後者は高額な費用がかかり自由度が低いなど、子どもにとって
いい環境ではなさそうでした。
子育て世代を応援する暮らしづくり複合施設〈みちくさくらす〉が新宿にオープン|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する

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 放課後はその語感から何かおまけのような、ついでのような印象を受けますが、実は創造性や主体性を養うには絶好の時間です。学校で読み書き算盤など基礎的なことを学び、放課後は宇宙やVRなど学校では学べないようなことを学べたりできたら素敵です。

「放課後というのは、余った時間などではなく、そうしたしがらみから子どもを”解放”する時間だと思うんです」
せっかく「自由」な場にするのだから、と子どもの自主性や創造性を育てるために、みちくさくらすでは様々なイベントを開催しています。
新宿にある子どもの”新しい放課後”、みちくさくらす。「地域の大人が、子供の”自由”を育てる」 | Living Entertainment

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<参考記事>
子連れで行ける場がないなら自分たちで作ればいい! 地域の人たちとDIYで作るカフェ+教室 | ハフポスト
牛込柳町で子どもたちが憩える場所を。建築家夫妻がつくりだしたコミュニティの場所「みちくさくらす」 | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【LIFULL HOME'S PRESS】
Stand・by・you!そばにいるよ:子ども中心につながる空間に 暮らしづくり複合施設を運営 並木義和さん、優さん - 毎日新聞

*1:ウィキペディアにも詳しい情報が載っています