空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(3/3)

クリエイティブシティ論のまとめ記事の3回目です。これまでの記事はこちら。

akiya123.hatenablog.com

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  • 創造都市の定義
  • 創造産業同心円モデル
  • まとめ

創造都市の定義

チャールズ・ランドリー、リチャード・フロリダ、ジェイン・ジェイコブスなど、都市に対する創造性の重要性を唱えているのは日本人では佐々木雅幸教授が有名です。佐々木教授は創造都市を定義づけています。

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クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(2/3)

クリエイティブシティ論のまとめ記事の2回目。今回はリチャード・フロリダが唱える「クリエイティブ・クラス」のお話の続きです。前回記事はこちら。 

  • 都市の時代に世界はフラットでもありスパイキーにもなった
  • ボヘミアン=ゲイ指数
  • クリエイティビティ・インデックス

都市の時代に世界はフラットでもありスパイキーにもなった

21世紀は都市の時代だなんて言われています。国家同士が競争するのではなく、都市間競争がメインになっているということです。フロリダも「世界はフラットであると同時にスパイキーでもある」と新クリエイティブ資本論の中で述べています(P.203)。スパイキーとは、尖った、デコボコな、という意味でつまり、ボストンからワシントンDCに至る地域「ボス=ワッシュ」(経済生産は2兆ドル以上)、「広域東京圏」(経済生産は2.5兆ドル)、ヨーロッパのアムステルダムブリュッセルアントワープを結ぶ地域「アム=ブラス=トワープ」(経済生産は1.5兆ドル)などからもわかるように、人口密度の高い「メガ地域」が世界経済を主導しているとフロリダは指摘しています。

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個人の行動を社会的利益と一致する方向に変容させる!ナッジ型の政策手法がとても重要

普段からよく聴いているTBSラジオ「荻上チキ・セッション22」で紹介されていた、ノーベル経済学賞受賞した行動経済学者リチャード・セイラー教授(1945〜)が提唱する「ナッジ」という考え方・手法が、空き家の利活用や発生予防に有効だなと思ったので取り上げます。

  • 「ナッジ」とは?
  • 「都市のスポンジ化」への対応
  • 「施策の具体的方向性」の中にナッジ型の政策アプローチの検討の必要性が明記
  • 強制や報酬ではない第三のアプローチ

「ナッジ」とは?

その「ナッジ」ですが、「nudge」という英語の動詞で、「人の脇腹を肘で優しく突いて人に注意を喚起する」という意味があります。法律や条例で空き家の適正管理を強制される、空き家活用の改修費用に助成金が出るなどのインセンティブ、など空き家の適正管理や活用を促す施策はあります。しかしこれらは受動性と能動性と両極端なアプローチともいえます。このナッジという考え方・手法を取り入れることで空き家に関わる人に対し、誰からも強制されず、自分の主体性の余地を残しつつ、かといって社会的な利益とも逸れることない行動の選択を促すことができるんじゃないかと考えます。(哲学者の國分功一郎さん的に言えば受動態でも能動態でもない「中動態」ということかな。これは本題ではないですが。)

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クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(1/3)

クリエイティブシティ論について数回に分けてまとめていきます。

  • 「クリエイティブシティ」を提唱したチャールズ・ランドリー
  • 「クリエイティブ・クラス」に着目したリチャード・フロリダ
    • クリエイティビティの台頭
    • クリエイティビティ経済には多様性が必要
    • アメリカの被雇用者全体の三分の一がクリエイティブ・クラス
  • ここまでのまとめ

「クリエイティブシティ」を提唱したチャールズ・ランドリー

クリエイティブシティを最初に提唱したのは、イギリスの都市計画家チャールズ・ランドリー(1948年〜)です。後述するリチャード・フロリダ(1957年〜)のほうがインパクトある感じがしますが、提唱者はこの方。クリエイティブシティを主張するにいたった背景としては、ヨーロッパ都市の産業構造の変化があります。いわゆる脱産業化、脱工業化です。

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「LIFULL HOME'S空き家バンク」がリリース!その狙いとは?

  • 「LIFULL HOME'S空き家バンク」がリリース 
  • LIFULLの他にアットホームも、しかしそもそも…
  • 全国各地に広がる空き家バンク情報の統一化
  • 参加登録受付開始1ヶ月程度で300以上
  • そもそも空き家バンクを実施している自治体数はどのくらい?
    • 一般社団法人移住・交流推進機構『「空き家バンク」を活用した移住・交流促進事業自治体調査報告書(平成26年3月公開)
    • 株式会社うるる「平成28年 空き家バンク運営実態調査」(2016年11月公開)
    • 公明党公明新聞記事」(2017.7.20付)
  • リノベーションや民泊へつなげる、物件情報の網羅度アップも
  • まとめ

「LIFULL HOME'S空き家バンク」がリリース 

昨年夏頃から話題になっていた「全国版空き家・空き地バンク」ですが、平成29年度国土交通省全国版空き家・空き地バンクの構築運営に関するモデル事業の実施事業者に選ばれた株式会社LIFULLが、このたび「LIFULL HOME'S空き家バンク」をリリース(2017.9.27)しました。まだ掲載情報は少ないですが、今後どんどん増えていくと思われます。

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(画像引用元:https://www.homes.co.jp/akiyabank/

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