マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

2017-01-01から1年間の記事一覧

ふるさと納税の返礼品は空き家管理で

ふるさと納税に注目集まる 2016年度のふるさと納税による寄付総額は過去最高 ふるさと納税で空き家管理 空き家改修プロジェクトも ふるさと納税に注目集まる 2008年度の税制改正によってスタートしたふるさと納税ですが、最近になって都市部の自治体で住民税…

空き家が火事で近隣住宅が全焼した場合の損害額は6,000万円以上

空き家が火事で近隣住宅に燃え移る 民法717条 「空き家発生による外部不経済の実態と損害額の試算に係る調査」 2016年の全国の総出火件数は36,831件、出火原因の1位は「放火」 空き家所有のリスク 空き家が火事で近隣住宅に燃え移る 最近、空き家が火事にな…

空き家を整理して管理や活用へつなげよう

空き家整理サービス 空き家整理→空き家管理→空き家活用 不動産事業者と業務提携している遺品整理業者 空き家整理サービス 賃貸用物件などとして市場に出ていない空き家の場合、仏壇や家具、生活用品などの残置物があると、空き家活用する上で意外と大きなハ…

空き家を流通させる!個人間で不動産を売買できる「家いちば」、空き家仲介手数料アップも

中川寛子さんの記事から。空き家の売り手と買い手が集うウェブプラットホームサービスである「家いちば」と、何かと手間がかかる空き家の取引にかかる仲介手数料が増額されるというお話です。 シンプルな不動産取引が可能な「家いちば」 生活を引き継ぐ感じ …

土地の「所有者不明化」はなぜ起こる?

2040年に北海道の約9割の面積の土地が所有者不明に? 昨年1年間で1800億円の経済的損失 災害復旧、耕作放棄地の解消、空き家対策が進まない 社会の変化と制度の乖離 土地の所有権の見方を変えるきっかけに まとめ 2040年に北海道の約9割の面積の土地が所有者…

空き家を活用して住宅確保要配慮者の住まいを確保する!改正住宅セーフティネット法が施行

空き家を活用した新たな住宅セーフティネット制度がスタート 簡単に賃貸住宅に入居できない問題 (1)単身高齢者の増加 (2)若年層の収入の低下 (3)家が狭い (4)一人親世帯の貧困 「2020年度末までに17.5万戸を登録」は弱気? 経済的メリット 居住…

クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(3/3)

クリエイティブシティ論のまとめ記事の3回目です。これまでの記事はこちら。 akiya123.hatenablog.com akiya123.hatenablog.com 創造都市の定義 創造産業同心円モデル まとめ 創造都市の定義 チャールズ・ランドリー、リチャード・フロリダ、ジェイン・ジェ…

クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(2/3)

クリエイティブシティ論のまとめ記事の2回目。今回はリチャード・フロリダが唱える「クリエイティブ・クラス」のお話の続きです。前回記事はこちら。 都市の時代に世界はフラットでもありスパイキーにもなった ボヘミアン=ゲイ指数 クリエイティビティ・イ…

個人の行動を社会的利益と一致する方向に変容させる!ナッジ型の政策手法がとても重要

普段からよく聴いているTBSラジオ「荻上チキ・セッション22」で紹介されていた、ノーベル経済学賞受賞した行動経済学者リチャード・セイラー教授(1945〜)が提唱する「ナッジ」という考え方・手法が、空き家の利活用や発生予防に有効だなと思ったので取り上…

クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(1/3)

クリエイティブシティ論について数回に分けてまとめていきます。 「クリエイティブシティ」を提唱したチャールズ・ランドリー 「クリエイティブ・クラス」に着目したリチャード・フロリダ クリエイティビティの台頭 クリエイティビティ経済には多様性が必要 …

「LIFULL HOME'S空き家バンク」がリリース!その狙いとは?

「LIFULL HOME'S空き家バンク」がリリース LIFULLの他にアットホームも、しかしそもそも… 全国各地に広がる空き家バンク情報の統一化 参加登録受付開始1ヶ月程度で300以上 そもそも空き家バンクを実施している自治体数はどのくらい? 一般社団法人移住・交流…

空き家活用に関する事業提案に応募して東京都の予算に反映させよう

東京都に事業提案してみましょう 対象分野には「空き家活用」も ネット投票も 東京都に事業提案してみましょう 空き家活用に関する事業について、日頃から秘策を考えていらっしゃる方は、東京都によるオープンガバメント*1の取組である「都民による事業提案…

都市部でも起こっている「所有者不明土地問題」を解決するための5つの方策

所有者不明土地は都市部の住宅密集地でも起こっている そもそも「所有者不明」とは? 所有者不明土地が増加する背景に土地の価値の低下 危険な老朽空き家の代執行→費用は公費 固定資産税の課税が滞る→税収減や課税の不公平感 (1)相続登記を促す環境整備 …

システム全体の刷新ではなく既存のシステムの一部を別のシステムで書き換える

山手線の外側に数多く残る木賃アパート 木賃アパートを「モクチンレシピ」でアップグレードする 木賃ベルト≒木造住宅密集地域(木密地域) 建替ではなく改修という選択肢 山手線の外側に数多く残る木賃アパート 戦後の高度経済成長期を通して、都市への大量…

ついに日本のメガバンクとAirbnbが提携!取引先企業の遊休不動産がターゲット

ビッグニュース みずほ銀行の取引先企業が持つ遊休不動産を民泊として活用 民泊新法の施行は来年1月? ビッグニュース 久しぶりの記事になってしまってしまいました。民泊に関しては結構ネガティブなニュースがあったり、いざ届け出を受ける自治体でも温度差…

不動産総合データベースに期待

大雨のときにチェックしたい ゲリラ豪雨に耐えられるエリアなのか 周辺環境に関するネガティブ情報は不動産ポータルサイトに載っていない 様々なレイヤーの情報を一つにまとめる 不動産選びはより多角的に 大雨のときにチェックしたい 九州北部と中国地方で…

解体されてもなお記憶は残る!築150年の古民家と庭と蔵は地域に愛された

築150年の古民家と庭と蔵 現在はフォトアルバムが残されている 引き続き「にわとくらCommunity」は続く 築150年の古民家と庭と蔵 以前書いたこちらの記事で取り上げさせていただいた、西東京市にある築150年以上の古民家を改装してデイサービスや学童保育、…

所有者不明土地問題は空き家問題に通ずる

今週話題になっていたこちらのニュース。増田寛也氏を座長とする所有者不明土地問題研究会が中間整理を公表した結果、全国の所有者不明な土地の面積がなんと九州と同等になるようです。九州と同じだなんてすごい… 全国の土地の2割、所有者不明か 九州の面積…

空き家解消に賞金?!韮崎市の空き家活用

空き家を動かせ! 韮崎市が認定する空き家コーディネーター 韮崎市って? 空き家取引における仲介手数料の上限緩和も 空き家を動かせ! いつものように空き家について検索していたら、着眼点が面白い空き家活用の取組を見つけました。空き家バンクへの登録や…

日本の不動産業のIT化は遅れている

平成28年版土地白書の中から気になるデータやトピックを紹介するシリーズ第2回は「不動産業のIT化の遅れ」です。 ITはもはや生活インフラだけど リアルエステートテック(Real Estate Tech)の潮流

創造都市横浜界隈を歩いてみた

昨日は首都大学東京・福祉コミュニティ研究会のフィールドワークで横浜(関内)に行ってきました。10時半から「NPO法人外国人住まいサポートセンター」、13時からは「認定NPO法人よこはま成年後見つばさ」へお話を伺いに行った帰りに、兼ねてから気になって…

子供が独立した後に活用しきれていない部屋があるシニアは8割以上

国土交通省が毎年発行している「土地白書」って、国土交通省の政策や統計資料が豊富に掲載されています。最新の平成29年版は空き地について掘り下げています(第1部第3章)が、平成28年版は空き家についての記述がとても多かったんですよね(同じく第1部第3…

空き家を活用した「分散型サ高住」の可能性

分散型サ高住って? 高島平団地の空き室30室を全面改修して分散型サ高住に 国土交通省でも分散型サ高住を整備促進 家賃が比較的低廉、利便性の高いエリア、そして空き家の活用 分散型サ高住って? 桜美林ガーデンヒルズに見学に行って以来、サービス付き高齢…

「まち・ひと・しごと創生基本方針2017(案)」に空き店舗への実質課税強化が検討される旨が明記される

地方創生の文脈 空き店舗が埋まらない理由とは? より強い課税強化、まちの新陳代謝の必要性 2018年度税制改正に盛り込み、来年の通常国会で関連法案を提出? 地方創生の文脈 まちづくり界隈で最近話題になったニュースといえばこちら。 空き店舗活用へ課税…

全国初の大学連携型サ高住が町田小山ヶ丘にオープン!桜美林ガーデンヒルズのランチ付見学会に行ってきた【後編】

今回は大学連携型の多世代共生コミュニティである桜美林ガーデンヒルズへの見学レポート後編記事です。前編はこちら。 お部屋見学 家賃は一括払いの場合、15年(180ヶ月)で償却 安心、学び、交流の多世代共生コミュニティ 安心 学び 交流 大学生にとっての…

全国初の大学連携型サ高住が町田小山ヶ丘にオープン!桜美林ガーデンヒルズのランチ付見学会に行ってきた【前編】

今回は空き家っていうわけではありません。兼ねてから動いている首都大学東京・福祉コミュニティ研究会の活動の一環で、町田市小山ヶ丘にこのたびオープンした全国初の大学連携型サービス付高齢者向け住宅「桜美林ガーデンヒルズ」のランチ付見学会に参加し…

家主の遺志を受け継いだ空き家を再生!「岡さんのいえ TOMO」の今とこれから

4月26日(水)、この日は京王線・上北沢より徒歩5分の場所にある「岡さんのいえ TOMO」へ行ってきました。この場所は空き家活用と言おうがなんと言おうがどっちでもいいのですが、戦後まもなくに建てられた築70年の住宅が、当時の家主の意志を受け継いで素敵…

東郊住宅社の管理物件入居者のための食堂「トーコーキッチン」に行ってきた in 淵野辺【後編】

今日は前回の続き、JR横浜線・淵野辺駅から徒歩2分の商店街の中にある賃貸物件入居者向けの食堂「トーコーキッチン」への取材レポート後編です。前編はこちら。 神奈川県内のアパート空室率が40%に迫りそう 東郊住宅社の空室率は1.5% 現代版下宿 不動産業は…

東郊住宅社の管理物件入居者のための食堂「トーコーキッチン」に行ってきた in 淵野辺【前編】

昨日は首都大学東京・福祉コミュニティ研究会のフィールドワークのため、淵野辺駅からバスで桜美林ガーデンヒルズ(4/20にオープンしたての大学連携型のサービス付き高齢者住宅)で開かれたランチ付見学会に参加してきました。その帰り、せっかく淵野辺まで…

リバーサイドの魅力を感じるリノベーションホテル「LYURO」とかわてらす

川床(納涼床)の魅力 川床(納涼床)って魅力ですよね。京都の鴨川沿いで有名な、料理店が河川の敷地にせり出しているやつです。外の風を感じながら川を背に美味しい料理や飲み物を楽しむって素敵です。 川床(納涼床)の魅力 隅田川沿いの魅力を感じる「か…