マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

2017-01-01から1年間の記事一覧

古い建物の魅力と依然根強い新築志向

古い建物の魅力 依然根強い新築志向 新築至上主義は戦後の住宅政策でつくられた 木造住宅の寿命は27年ではない 古民家の趣を活かしつつ現行法令との擦り合わせ 暮らすように旅する、は働き方の問題を解消してから根付く 古い建物の魅力 古民家カフェやゲスト…

空き家活用に至った経緯が詳しく載っている!ひろしま空き家バンク「みんと。」が面白い

空き家バンクの登録件数は80%が20件未満 空き家活用に至った経緯が詳しく載っている!ひろしま空き家バンク「みんと。」 読み物としても面白い!広島M不動産 空き家バンクの登録件数は80%が20件未満 空き家バンクってご存知ですか?空き家の所有者と利用希望…

空き家所有者情報を制する者は、空き家再生を制す!

空き家所有者情報については、2015年5月に施行された空き家対策特別措置法により、市町村(基礎自治体)の税務部局が保有する課税情報を市町村内部で活用することが可能になりました(参照:空き家対策特別措置法第10条1項)。今回さらに一歩進んで、空き家…

スポンジ化する都市で目的を持ってまちづくりをするには

前回記事に引き続き、首都大学東京准教授の饗庭伸先生の講演「人口減少時代の都市計画と空き家対策」の内容後半をまとめます。5つの項目のうち、 人口減少時代をどうとらえればよいか 人口をどう捉えるか 都市の空間はどう変化するか 空き家を使って何が出来…

都市はゆっくりと小規模にランダムにスポンジ化する

先日読んだ「都市をたたむ」の著者である首都大学東京准教授の饗庭伸先生の講演があるとのことで、参加してきました。テーマは「人口減少時代の都市計画と空き家対策」。都市計画の専門家である饗庭先生から見た空き家対策は、どんなものなのか聞いてきまし…

空き家がクリエイターのシェアオフィスに!@カマタの取り組みに注目

今回は「@カマタ」という、空き家や空き地といった都市の余白を活用し、ものづくりクリエイターの制作拠点を生み出していこうという面白そうなプロジェクトについて書きます。 ものづくりの街・蒲田のDNA 木密(木造密集)地域の空き家と空き地が事務所に 空…

都市は豊かな生活をするための手段!「都市をたたむ」を読んで

今回は首都大学東京准教授で都市計画学者/プランナーの饗庭伸さんの著書「都市をたたむ-人口減少時代をデザインする都市計画」を読みましたので、印象に残ったところをまとめます。”都市をたたむ”っていう表現は、一旦はたたむけれど、いつか開くかもしれな…

民泊という黒船が不動産業や住文化にイノベーションを生み出す

民泊新法案は中途半端? 民泊プラットフォームAirbnbの歩み寄り 現状では民泊の実態把握は困難 法律でも文化でもなくテクノロジーが社会をより早く前に進める 民泊新法案は中途半端? 営業日数の上限が180日だったり、自治体の条例やマンションの規約などで…

都市計画の視点から見る空き家問題とは?講談社現代新書「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」野澤千絵著

住宅過剰社会 「売れるから建てる」という流れ 居住地の拡大はコストを生む 自治体、デベロッパー、地権者…それぞれの思惑 求められるのは「開発規制の緩さ」ではなく、まちのまとまりを形成・維持できるような「立地誘導」 住宅過剰社会 今回は、都市計画が…

元服屋の空き家がまちづくり企業の事務所兼ギャラリーに!アップサイクルな展示を見てきた

まちづクリエイティブの事務所兼ギャラリーは元服屋の空き家 「何が価値を決定するのか、について何を知っているのか」展示 150着の古着をまちの人たちで仕分け 古着に価値を持たせるまちの人/アーティストの力 古着のアップサイクルのプロセスは空き家のリ…

古民家を活用してまちの価値を高める!滋賀県大津市のエリアリノベーション企画事務所「まち波」に注目

古民家のポテンシャル 滋賀県大津市のエリアリノベーション まち(エリア)の価値を高めるとは? 古民家のポテンシャル 古民家カフェや古民家レストラン、古民家サテライトオフィスなどなど、古民家ってコアなファンが多くて、確かに趣があって素敵です。そ…

賃貸DIY初心者でも安心!専門業者さんの力を借りてDIY改装を進める

DIYはハードルが高い… 住空間を自分好みに快適に 水道やガスの配管は業者に委託 DIY工具、工房のレンタル、DIY指導スタッフの常駐 DIY賃貸は空き家・空き室の解消につながるか? DIYはハードルが高い… 空き家活用・再生にとってDIY賃貸やDIY改装が注目されて…

駅前の木造戸建て空き家がおしゃれなカフェに!「FINE TIME COFFEE ROASTERS」がいい感じ

築52年の木造戸建て空き家がリノベーション おしゃれな自宅兼カフェに 元々は医師だった方の自宅だった リビタの「リノサポ」を活用 空き家が生まれ変われば街も生まれ変わる 築52年の木造戸建て空き家がリノベーション 以前こちらの記事で書いて以来ずっと…

空き家を活用して高齢者や子育て世帯の住まいをサポートする!その空き家を登録してみませんか?

空き家を活用して高齢者や子育て世帯の住まいをサポート 空き家は住宅セーフティネットになる 居住支援協議会による支援の強化 2020年度末までに空き家17.5万戸の登録を目指す 空き家を活用して高齢者や子育て世帯の住まいをサポート 空き家を活用することで…

吉祥寺の原付バイク(50cc以下)駐車場まとめ(2017年1月28日時点)

今回は一風変わってコラム記事です。わりと原付バイクで移動することも多いのですが、吉祥寺駅周辺に路上駐車しているとすぐ違反切符が切られていまいます。ということで、吉祥寺駅前で原付バイク(50cc以下)が駐車できる場所をまとめてみました。(たまに…

空き家を財産として活用していける人がこれからの社会を作る「解決!空き家問題 中川寛子著」読書メモ(9)

立地が良ければ収益につながりやすい 立地が悪い空き家はどうする? 土地に合わせることと福祉的観点 農村、人口減少地域の空き家は移住・定住促進のツールとして 空き家は街の財産 立地が良ければ収益につながりやすい 今回は中川寛子さんの「解決!空き家…

空き家が古民家カフェやゲストハウス、アートスペースに!下町・入谷駅周辺を歩いてみた

入谷を歩く 年明け最初の土曜日、東京都台東区にある入谷駅周辺に行ってきました。というのも、中川寛子さんの「解決!空き家問題(ちくま新書)」で入谷界隈で空き家再生・活用が広がっているということが書かれていたので、実際に確かめに行こうと思ったわ…

今後の展開が気になる空き家補助金制度2つ

空き家活用や中古住宅流通の促進、住宅セーフティネット制度の創設などなど、国土交通省では様々な施策を進めています。そこで今回は、これからスタートする空き家絡みの新しい補助金制度2つについて書きます。 (1)40歳未満の人が中古住宅を購入してリフ…

空き家を保育園に活用した場合、固定資産税が全額免除!東京都の待機児童対策

固定資産税が全額免除 東京都の小池知事はかねてから「空き家を保育園に改修する」という持論をおっしゃっています。空き家や空き店舗を借りて保育施設を開設する事業者への賃借料補助など、合計126億円の補正予算案を都議会に提出・可決されたりと、段々と…

検査済証のない空き家でも保育園へ転用可能に!東京都が柔軟な対応

待機児童の解消に向けて東京都が規制緩和 昨日の記事では、せっかく活用できそうな空き家が見つかっても「検査済証」がないため保育園へ転用(用途変更)が出来ないという問題について書きました。その後、もう少し調べてみたら日経のこんな記事を見つけまし…

空き家の再生・活用において重要な「検査済証」とは?

せっかく空き物件が見つかっても… 2017年になりました。今年もよろしくお願いします。さて、年末年始に色々記事を見ていた中で、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんの公式サイトのこちらの記事が気になりました。 保育園の開園を阻む、たった一…