車中心から人中心へ
国土交通省では「居心地が良く歩きたくなるまちなか」の形成を目指し、ウォーカブル推進都市を2019年から募集しています。車中心から人中心のまちへ、人々が気軽に集まり、交流し、多様な活動ができるまちへ、まちのあり方を変えていこうという取組です。
この取組により、地域経済やインバウンド、健康、福祉など様々な課題解決や新しい価値を生み出すことにつながる、としています。
これらの取組は、ひと中心の豊かな生活空間を実現させるだけでなく、地域消費や投資の拡大、観光客の増加や健康寿命の延伸、孤独・孤立の防止ほか、様々な地域課題の解決や新たな価値の創造につながります。
「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりに取り組みませんか?
~まちなかを車中心からひと中心へ。チャレンジする自治体を募集します~
Walkable Eye level Diversity Open
居心地が良く歩きたくなるまちなか作りのキーワードは、Walkable(歩きたくなる)、Eye level(まちに開かれた1階)、Diversity(多様な人の多様な用途、使い方)、Open(開かれた空間が心地よい)の4つです。略してWEDOです。
都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会での議論がベースになっています。
南池袋公園
例えば、公園を芝生や民間の飲食店を誘致することで多くの人が訪れる場所になった南池袋公園は、まさにWEDOを体現しています。
芝生の中に入れるときは、芝生に座ったり寝転がったり、それぞれが自由に楽しんでいました。
ウォーカブル推進都市
2024年1月31日時点で368都市がWEDOの考え方に共鳴し、具体的な取組を進めています。東京都内では以下の図の丸を付けた自治体がウォーカブル推進都市です。
まちなかウォーカブル区域(滞在快適性向上区域)において、民間事業者等(土地所有者等)が、市町村による道路、公園等の公共施設の整備等と併せて民地のオープンスペース化や建物低層部のオープン化を行った場合、固定資産税・都市計画税の軽減を受けることができます。
詳しくはこちら。
その他にも、まちなかウォーカブル区域では一体型ウォーカブル事業など、国土交通省の様々な事業を活用することができます。