2019-01-01から1年間の記事一覧
11月末の週末、小雨の降る中でしたが御茶ノ水の明治大学で開催されていたこちらのイベントに行く前に、かねてから気になっていた本駒込の空き家再生の取組である「こまじいのうち」そして「こまぴよのおうち」の前を通り過ぎてきました。外観の写真を撮り、…
「空き家」ではなく「空き家っぽい住宅」 こちらの記事に首都大学東京の饗庭伸教授のインタビューが載っています。土地や建物の所有者それぞれが個別的な事情によって建て替えられなかったり、住み継ぐ人がいなかったりして、バラバラとスポンジのように空き…
2019年10月中旬、以前から気になっていた神奈川県川崎市溝の口にある、築90年以上の元診療所兼住宅だった空き家をリノベーションしてシェアオフィスにした「nokutica(ノクチカ)」の有料イベントに行ってきました。DIY賃貸をテーマにした内容で、不動産投資…
2019年9月30日に平成30年住宅・土地統計調査の「住宅及び世帯に関する基本集計」結果が公表されました。4月の公表は住宅数概数集計でした。今後、2020年1月に「住宅の構造等に関する集計」が3月に「土地集計」が公表されます。以下私が注目した点をピックア…
そんなに簡単に建物を貸してくれるわけではない 公開型のイベントに行ってみる 空き家を活かすために重要な建築に関する知識 建築系の雑誌も面白い そんなに簡単に建物を貸してくれるわけではない 主に自宅近くで空き家っぽい建物を探し、その所有者が誰かを…
「不動産のいろは」に記事を寄稿 空き店舗を問題だと考えているのは所有者ではなく周りの人 後継者に引き継ぐという文化と制度をつくっていく 「不動産のいろは」に記事を寄稿 「不動産のいろは」というウェブメディアに記事を寄稿しました。東京都大田区池…
2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭である「あいちトリエンナーレ2019」へ8/12〜13で行ってきました。テーマは「情の時代」。名古屋市と豊田市内の美術館やまちなかで様々な作品が展示されています。数ある展示の一つである「表現の…
社会課題カンファレンス「R-SIC2019」を聴講 「空き家はそんなに増えていない」のか? 空き家に関する法律施行や住生活基本計画における空き家の成果目標設定(初)が背景に 現住居以外の住宅で「居住世帯のない住宅」の項目を新規追加 建物調査票による空き…
推定空き家の家主様へお手紙を出した できることをやる、できることしかできない 推定空き家の家主様へお手紙を出した 先週、気になる推定空き家3軒に、地域の課題解決や街の魅力向上のために住宅を貸してくださいという旨のお手紙を出してきました。2軒はポ…
2019年7月2日に放送された認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんとPLANETS編集長の宇野常寛さんとの対談番組*1のなかで改めて重要な視点、視座が議論されていたので書き留めておきます。 身近な生活課題から政策が生まれる 革命は静かに起こる 生活…
「居心地が良く歩きたくなるまちなか」 って? 大型施設や車中心から人中心のまちなかへ 多様な建物の混在、目の高さ、まちなか 「居心地が良く歩きたくなるまちなか」 って? 国土交通省による「都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会」の中間…
骨太の方針2019に空き家の流通・利活用が明記 2020年度予算へ反映されるか 民間のプレーヤー不足 骨太の方針2019に空き家の流通・利活用が明記 内閣府のウェブサイトに経済財政運営と改革の基本方針2019いわゆる「骨太の方針2019」のPDFが掲載されています。…
10年後(2030年度)の住宅市場はどうなっている? 新設住宅着工戸数は約30万戸減少する見通し リフォーム市場規模は横ばい、ないし微増する見通し 2013〜17年度に空き家の除却が大幅に進んだ? 空き家をどんどん活用し新築を無闇に作らない 10年後(2030年度…
危険なブロック塀の改修や撤去がなかなか進まない ほとんどのブロック塀は無くていい 危険なブロック塀の改修や撤去がなかなか進まない 2018年6月に大阪府北部で震度6弱の地震が発生し登校中の女児を含む2人が倒壊したブロック塀の下敷きになって死亡しまし…
江東区水害ハザードマップのインパクト 江戸川区だけじゃない 長いところでは2週間以上浸水が続くことに 河川氾濫や土砂災害の危険性がない区外へ避難を 大規模水害リスクの高いエリアは新築住宅建設を禁止すべき 江東区水害ハザードマップのインパクト 11年…
こちらの記事で書いたように社会的課題解決に取り組む事業者との接点を得る上で役立つかと思い、社会問題の現場に実際に訪れる「スタディツアー」や社会問題の構造を伝えるウェブメディア「リディラバジャーナル」といった事業で知られる「リディラバ」のイ…
「渋谷セカンドステージ」では、渋谷から新しい文化を発信することをテーマに様々なトークショーを開催しています。今回は、教育の未来がテーマです。様々なゲストをお呼びして「今、学校教育の現場に必要なものは何か」と「今、学校教育の外に必要なものは…
個性的なメディアと日替わりでコラボする多視点・多メディア連動型のニュース番組「NewsX」の2018年末特番のレポートをお届けします。初めて月火木金のMC4人が勢揃いし、2018年を象徴するキーワードや出来事を総括しました(2018年12月9日に渋谷ヒカリエにて…
平成30年住宅土地・統計調査結果に疑問の声 空き家の増加傾向が鈍化している理由を探る3つの仮説 【仮説1】新築住宅建設数が減少している 【仮説2】総世帯数が増加している 【仮説3】空き家の解体が進んでいる 空き家に関する新規項目が加わった影響もある?…
財産権は不可侵ではない 駒崎弘樹さんの提言「財産権の概念変更」 不動産は必然的に公共性を帯びる 財産権は不可侵ではない 限りなく使われていないような空き家や空き地って誰の物でしょうか。翻って空き家や空き地の所有権は誰なのか、という話ですが、一…
空き家談義をしてきました 空き家所有者へのマーケティングをどうするか 借り手(社会性、公共性に資する事業者)を先に見つける "面白い"事業者を探す 空き家談義をしてきました 三鷹台・井の頭公園・吉祥寺・西荻窪エリアで空き家(場所)を探している事業…
5年に1度の住宅・土地統計調査の速報値が発表 新築住宅建設の規制が必要 個人住宅の空き家の増加が目立つ 賃貸市場に出ていない個人住宅の空き家を活用・再生することの可能性と社会的意義 5年に1度の住宅・土地統計調査の速報値が発表 5年に1度の総務省によ…
空き家(場所)を探している事業者を募集いたします 空き家を活用して社会的課題を解決する、街の文脈を活かしたコンテンツをつくる 2014年4月から本ブログを書き始めて5年が経ちました。その間に空き家の増加やそれに伴う問題が各種メディアで報道・発信さ…
認可保育施設に申し込んだ人のうち、4人に1人が1次選考に落選 保育施設は増えているが、希望者の増加に追いついていない 保育需要の高い地域へピンポイントに保育施設を整備できないか 認可保育施設に申し込んだ人のうち、4人に1人が1次選考に落選 朝日新聞…
判断に迷う場合は「一時保管」 早めの対応が正解 世帯人数の減少に合わせて家の物を減らす 空き家に対する関心は年々高まっている 片付け術のニーズは高い 判断に迷う場合は「一時保管」 昨日は「東京都空き家フォーラム in 三鷹」で行われたセミナー「大人…
2018年の新設着工戸数、未だに100万戸近く 新築を作り続けて、空き家は増え続ける 40〜50万戸が適正か 50年間放置された空き家の解体費約168万円は市と国が負担 廃業旅館の撤去費約3億円を市が負担する可能性 危険空き家の撤去に6年間で約1600万円を市が支出…
2018年9月に刊行された「世界の空き家対策」の「第6章 韓国 スピード感のある空き家整備事業」から、ソウル、釜山、仁川、大邱市の空き家対策についてまとめます。著者は明海大学不動産学部教授の周藤利一さんです。以下、黒字強調は筆者によります。 韓国で…
2019年2月8日(金)から10日(日)の3日間、松竹芸能新宿角座にて開催された第11回たかまつなな単独ライブ「お笑いジャーナリスト宣言」を観てきました。前半は社会風刺ネタ、後半はゲストを招いてシンポジウムという流れでした。筆者が参加したのは塙さんと…
2018年9月に刊行された「世界の空き家対策」 の「第6章 韓国 スピード感のある空き家整備事業」から、韓国の空き家に関する事業についてまとめます。著者は明海大学不動産学部教授の周藤利一さんです。以下、黒字強調は筆者によります。 2016年1月に空き家対…
2018年9月に刊行された「世界の空き家対策」の「第6章 韓国 スピード感のある空き家整備事業」から、韓国の住宅市場と空き家の現状についてまとめます。著者は明海大学不動産学部教授の周藤利一さんです。以下、黒字強調は筆者によります。 2種類ある民営の…