個人住宅の空き家を片付け中
3月頃から空き家(厳密には車庫だった元アンティーク店)に残る物(厳密には商品)の片付けや譲渡を行っています。場所は京王井の頭線三鷹台駅から徒歩4分の場所にある「旧・アンティーク日本の心」。自宅でもない職場でもない街のお茶の間的なサードプレイスに生まれ変わらせるべく活動を開始しました。
これまでの片付けや物が引き継がれていくプロセス、今後の場所づくりの構想などについてはnoteのマガジンに書いています。
なにぶん手探りでやっていますので「とりあえずやってみる」「よかったら続ける」「ダメだったら修正する」という風に、トライアンドエラーの繰り返し、スピーディーな軌道修正を心がけています。
noteでは具体的かつ実践的なことを中心に書き、はてなブログではちょっと抽象的かつ理念的なこと(または俯瞰的なこと)を主に書いていきます。
ソーシャルグッドプレイスをつくる
何のためにやっているのかと問われれば、それは端的に言えば「ソーシャルグッドプレイスをつくるため」と答えます。つまり、地域や社会に良いインパクトを与える場所をつくりたいということです。これが私の活動のコンセプトです。
ソーシャルグッド(Social Good)とは、地球環境や地域コミュニティなどの「社会」に対して良いインパクトを与える活動や製品、サービスの総称を指す。ソーシャルグッド(Social Good)とは・意味 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標である「SDGs」のビジョンと方向をほぼ同じくしています。SDGsと比べるのは多分に壮大ではありますが。
(出典:SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省)
イノイチサードプレイスプロジェクトとは?
同じ街や地域に住んでいながら生活リズムやライフスタイルが違うと、意識的にコミュニケーションを取らない限り、ずっと関わることもなかったりします。これはなんだかもったいない。
街や地域には職業も価値観も趣味志向も得意分野も抱えている課題もバラバラな人たちが住んでいます。多様な人たちがゆるやかに顔見知り、ときに議論し、ときに働き、ときに遊ぶ、といった関係性をつくることが出来たら素敵です。もちろん、他の街や地域の人たちとも積極的につながっていけたらなお良い。
「イノイチサードプレイスプロジェクト」はそんなことを考えて立ち上げました。(Instagramやっています)
「自分がやりたいからやっている」という状態を保つ
この活動の根底にあるのは、街や地域のポテンシャルを発揮したい、地域や社会との接点を持ちたい、自分の理想を形にしたい、などという私のエゴです。このエゴを守ることが「ソーシャルグッドプレイスをつくる」というコンセプトを貫くことにもつながるはずです。
「旧・アンティーク日本の心」に残る物がたくさんの人に引き継がれていくことは良いのですが、誰でもいいわけではありません。今後も継続してこの活動にコミットしてくれそうな近隣に住んでいる方や開業される方、物の価値を再評価してくれるような方など、物を譲るべき人や譲り方は吟味していく必要があります。
この活動をする上で一番大事なのは「自分がやりたいからやっている」という状態を保つことです。自分が何を得たいのか明確にし、安易に自己犠牲することなく、あくまでも自分のためにできることを少しずつやる、その姿勢は崩さずにいたいです。
少年Aにとっては、対価を払わずに除雪による利益を無料で得ているフリーライダーなんて、どうでもいいのだ。
「誰かのために」「自分だけがこんなにやってる」なんて想いで物事を始めると、どうしてもフリーライダーへの不満や不納得感に取り込まれてしまうことになる。
「自分がやりたいからやっている」という状態が、最強の状態なのだ。
まちづくり関係者なら知っておきたい「オルソン問題とフリーライダー問題」解決方法! | とやま暮らし