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空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

都市は豊かな生活をするための手段!「都市をたたむ」を読んで

今回は首都大学東京准教授で都市計画学者/プランナーの饗庭伸さんの著書「都市をたたむ-人口減少時代をデザインする都市計画」を読みましたので、印象に残ったところをまとめます。”都市をたたむ”っていう表現は、一旦はたたむけれど、いつか開くかもしれないという期待も含まれています。これまでは人口増大社会でしたので、市街地もどんどん広がって(スプロール化)いったわけですが、人口減少に転じてからは、まさに都市をたたむ必要が出てきたわけです。コンパクトシティの議論が盛り上がりを見せ、最近では空き家や空き地が増えることで都市がスカスカになってしまう”都市のスポンジ化”を防ぐための議論も始まったところです。「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」の野澤千絵さん同様、”都市のスポンジ化”を防ぐための議論の論客であり実践者である饗庭伸さんの著書は読み応えがありました。

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民泊という黒船が不動産業や住文化にイノベーションを生み出す

  • 民泊新法案は中途半端?
  • 民泊プラットフォームAirbnbの歩み寄り
  • 現状では民泊の実態把握は困難
  • 法律でも文化でもなくテクノロジーが社会をより早く前に進める

民泊新法案は中途半端?

営業日数の上限が180日だったり、自治体の条例やマンションの規約などで制限できたりと、何かと足枷が多い?民泊新法案ですが3月10日に閣議決定、国会に提出され早期成立を目指すようです。地方分権の時代ですので、自治体の裁量が尊重されることは当然ですが、せっかくの民泊新法を骨抜きにするような過度な制限がなされる可能性があります。そうなると何とも中途半端な法律になってしまう。

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都市計画の視点から見る空き家問題とは?講談社現代新書「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」野澤千絵著

  • 住宅過剰社会
  • 「売れるから建てる」という流れ
  • 居住地の拡大はコストを生む
  • 自治体、デベロッパー、地権者…それぞれの思惑
  • 求められるのは「開発規制の緩さ」ではなく、まちのまとまりを形成・維持できるような「立地誘導」

住宅過剰社会

今回は、都市計画がご専門の野澤千絵教授の新書「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」を読んだので、ざっくりまとめておきます。まず、タイトルにもなっている”住宅過剰社会”というキーワードですが、これはまさに世帯数以上に空き家が存在・増加している状況にもかかわらず、将来的に住宅の維持管理や修繕、建て替えや解体といったコストを必ずしも計算せず、新築がどんどん建てられている現状を言い表しています。

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元服屋の空き家がまちづくり企業の事務所兼ギャラリーに!アップサイクルな展示を見てきた

  • まちづクリエイティブの事務所兼ギャラリーは元服屋の空き家
  • 「何が価値を決定するのか、について何を知っているのか」展示
  • 150着の古着をまちの人たちで仕分け
  • 古着に価値を持たせるまちの人/アーティストの力
  • 古着のアップサイクルのプロセスは空き家のリノベーションに通じる

まちづクリエイティブの事務所兼ギャラリーは元服屋の空き家

2015年6月から縁有って関わらせてもらっているMAD Cityプロジェクトですが、その母体であるまちづくり企業、株式会社まちづクリエイティブの事務所兼ギャラリーは、元服屋で空き家だったんです。テナント看板に書かれた「メンズ・ファッションハウス”マキノ”」にその痕跡と建物の歴史を感じます。

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最近リニューアルしたMAD City Gallery。以前よりもギャラリー感が出ています。

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古民家を活用してまちの価値を高める!滋賀県大津市のエリアリノベーション企画事務所「まち波」に注目

  • 古民家のポテンシャル
  • 滋賀県大津市のエリアリノベーション
  • まち(エリア)の価値を高めるとは?

古民家のポテンシャル

古民家カフェや古民家レストラン、古民家サテライトオフィスなどなど、古民家ってコアなファンが多くて、確かに趣があって素敵です。そんな古民家ですが、明確な定義は存在せず、株式会社日本政策投資銀行が出している2015年4月公表のレポート古民家の活用に伴う経済的価値創出がもたらす地域活性化(PDF)によると、「1950年以前に建てられた木造(防火木造を除く)の住宅、防火木造の住宅の総数」と定義しています。まぁこれも仮の定義なので、曖昧といえば曖昧ですが。

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