京都駅の夜景:2014年6月撮影 立地条件を踏まえて税額を算出 資産価値の高い土地の空き家への税負担額は大きく まちづくりの担い手不足とまちの空洞化 若年、子育て世代の転出超過 空き家の増加 厳しい財政状況 新たな税の名称はどうなる? 立地条件を踏まえ…
2021年6月15日に令和3年版土地白書が公開された。不動産業界にもDXの潮流が到達し始めたり、コロナ渦でテレワークが広がったり、昨今の自然災害の甚大化や頻発により都市計画と防災の連携強化の見直しがなされたりしている。 増えている空き家は不動産市場に…
2021年6月16日未明に土地規制法が成立した。国会で参考人として質疑を行なった吉原祥子さんの音声がTBSラジオ「荻上チキSession」で紹介されていた。 日本の土地制度の課題という重要論点 土地の所有・利用を行政が正確に把握しきれていない 土地所有者の探…
持続可能な住宅制度をつくるためには中古住宅と賃貸住宅の取引費用を下げることが重要だ。(参考:持続可能な住宅制度はつくれるか?) 取引費用とは 住宅における取引費用とは 住宅を買う側の取引費用 住宅を貸す側の取引費用 不動産テックは取引費用を下げ…
空き家がなぜ増えているのかを調べてみよう特集ということで、第2弾の素材は砂原庸介著「新築がお好きですか?〜日本における住宅と政治〜」だ。 日本の住宅制度は新築住宅の持ち家が有利 取引費用が足枷になる 小さく質の低い賃貸住宅とそれを助長する借り…
セントラル・イースト・トーキョー(CET)エリア再び 倉庫兼事務所→ゲストハウス→○○○○ 社会情勢とまちのニーズとを踏まえて セントラル・イースト・トーキョー(CET)エリア再び 約5年ぶりに東神田や馬喰町エリアへ行ってきました。ここら辺は戦後、繊維を中…
住宅の「買い時」に違和感 増大する持ち家負担と目減りする住宅資産 不確実性が高い社会情勢であることの再認識を 住宅の「買い時」に違和感 2014年4月から2021年3月までMXテレビで放送されていたモーニングCROSSの後継番組であるモーニングFLAGが4月から始…
非居住住宅の所有者に対する新税の創設を提言 30〜40代の転出超過によるまちの空洞化の発生 非居住住宅の存在が若い世代や子育て世代の定住を阻んでいる 非居住住宅の流通促進と予防が急務 非居住住宅の所有者に対する新税の創設を提言 日経電子版の記事によ…
敗戦直後に持ち家率が上がった背景 住宅政策≒持ち家取得の促進 住宅需要を掘り起こすために住宅ローン供給を拡大 住宅不足は解消されたが住宅ローン供給の拡大は続いた 従来の住宅政策は縮小するも「フラット35」や「住宅ローン減税」は残る まとめ 敗戦直後…
空き家の何が問題か 需要と供給のミスマッチ 相続の滞り 売却、賃貸、解体が困難 空き家を生み出す社会構造こそが問題 空き家の何が問題か 「空き家問題」という言葉がよく聞かれるようになってきました。古い建材の飛散や建物の倒壊の恐れといった近隣に余…
デジタルデバイドとは パソコンを持たない20歳未満、スマホを持たない60歳以上という傾向 考察 デジタルデバイドとは デジタルデバイド*1とは「インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差」であると、2011…
渋谷区が高齢者へスマホを無償貸与 あらかじめアプリをインストール、操作方法を学ぶ講座の開催や、個別相談も デジタル機器が生活の質(QOL)を向上させる 3,000人では足りない… 渋谷区が高齢者へスマホを無償貸与 全国の自治体ではこの時期、来年度(2021…
2020年12月に公開された令和元年空き家所有者実態調査*1のポイントをまとめます。 不動産登記の状況の把握などの設問が新設 最も大きい割合の回答結果 空き家の利用状況などについて 所有している空き家について 空き家の取得経緯などについて 空き家の管理…
書籍「サードプレイス」ってどんな本 インフォーマルな公共生活の中核的環境 とびきり居心地よい場所 サードプレイスの8つの特徴 1 中立の領域 2 人を平等にする 3 会話が主な活動 4 利用しやすさと便宜 5 常連 6 目立たない存在 7 その雰囲気には遊び心があ…
前提として「賃貸借契約書」を取り交わす 賃貸借契約書に「DIY改装の特約条項」を加える DIY改装の申請と承諾 最後に「合意書」も HRAD研究会の「賃貸DIYガイドラインver1.1」も参考になる まとめ 前編はこちらです。 akiya123.hatenablog.com 前提として「…
空き家は主に「賃貸住宅」と「個人住宅」の2種類 増加が目立つのは”個人住宅”の空き家 国土交通省も普及を目指す「DIY型賃貸借契約」とは 空き家は主に「賃貸住宅」と「個人住宅」の2種類 「空き家が増えている」と各種メディアで喧伝されるようになって5年…
普通の空き家も税制優遇除外の対象に 人口減少、住宅余剰な社会に合った税制へ まちのために空き家を動かす 普通の空き家も税制優遇除外の対象に 神戸市が2021年度から空き家にも適用されていた固定資産税の税制優遇を除外する、とニュースになっています。…
空き家というバズワード 空き家の定義と判断基準 住宅・土地統計調査の場合 地方自治体は独自の空き家実態調査を実施 空き家かどうかは問題じゃない 空き家というバズワード 年々、空き家に関する注目度が上がってきています。最近のニュースをざっと眺めて…
個人住宅の空き家を片付け中 ソーシャルグッドプレイスをつくる イノイチサードプレイスプロジェクトとは? 「自分がやりたいからやっている」という状態を保つ 個人住宅の空き家を片付け中 3月頃から空き家(厳密には車庫だった元アンティーク店)に残る物…
元クリーニング店の建物を共働き夫婦がリノベーション バターサメカレーが普通に美味しかった 放課後は自由で解放の時間 元クリーニング店の建物を共働き夫婦がリノベーション 大江戸線牛込柳町駅から徒歩1分の場所にある「みちくさくらす」は空き家だった元…
変わる本屋の役割 無人古本屋「BOOK ROAD」 実験的で遊び心あふれる ブックマンション 水のように融通無碍に まとめ 変わる本屋の役割 スマホの普及、Amazonなどネット通販サイトの台頭、電子書籍の広がり、人口減少…などを背景に本屋に求められる役割が変化…
臨時休校要請は事実上の命令に近い 冷静かつ柔軟な判断を下した千葉市、つくば市 一斉休校に根拠や効果はあるのか? 子どもから大人に感染したと話す人はいなかった 一斉休校で困る子ども、共働き世帯、ひとり親、非正規雇用者… ソーシャルグッドな動き 臨時…
用途地域と用途制限 吉祥寺エリアの用途地域 住宅団地の再生に向けて 第一種低層住居専用地域でも住宅以外の用途活用が可能に? 用途地域と用途制限 まちなかは住宅が多いエリア、商業施設が多いエリア、工場が多いエリアと、大きく3つのエリアに分類されま…
「職住融合」 情報環境と労働環境の急速な変化 まちなかで働いて生活する 戸建て個人住宅の空き家 「職住融合」 2020年1月にリクルートが発表した2020年における住まい領域のトレンド予測キーワードは、職住近接からさらに一歩進んで「職住融合」でした。自…
そもそも「登記」とは 不動産取引の安全と円滑 誤解を減らすために情報の出所の明記は必須 そもそも「登記」とは 改めて不動産登記について確認したいと思います。その前に「登記」とはそもそも「権利関係などを公に明かにするために設けられた制度のこと」…
月1で寄稿している記事が公開されています。今回は空き家活用事例紹介ではなく、「東京の住宅問題その1」ということで高齢化と老朽化の「2つの老い」が進む東京のマンションについて現状と課題、対策をまとめました。 fudousan-iroha.jp 蓄積するマンション…
2019年末、寒空の下、都内に13箇所ある空き家を活用した小規模認可保育所である「おうち保育園」を回ってきました。具体的には、周辺を歩き外観を写真で撮り、空き家活用の経緯などをネットで検索、編集し記事として「不動産のいろは」へ寄稿しました。 fudo…
11月末の週末、小雨の降る中でしたが御茶ノ水の明治大学で開催されていたこちらのイベントに行く前に、かねてから気になっていた本駒込の空き家再生の取組である「こまじいのうち」そして「こまぴよのおうち」の前を通り過ぎてきました。外観の写真を撮り、…
「空き家」ではなく「空き家っぽい住宅」 こちらの記事に首都大学東京の饗庭伸教授のインタビューが載っています。土地や建物の所有者それぞれが個別的な事情によって建て替えられなかったり、住み継ぐ人がいなかったりして、バラバラとスポンジのように空き…
2019年10月中旬、以前から気になっていた神奈川県川崎市溝の口にある、築90年以上の元診療所兼住宅だった空き家をリノベーションしてシェアオフィスにした「nokutica(ノクチカ)」の有料イベントに行ってきました。DIY賃貸をテーマにした内容で、不動産投資…