ホリエモンチャンネルに千葉県松戸駅前を中心にアーティストやクリエイターが集まるエリア「MAD Cityプロジェクト」という魅力ある独特なエリアを生み出すまちづくりを行っている「まちづクリエイティブ」代表の寺井元一さんが出演されています。今回はMAD Cityへの人の呼び方、特徴的な物件の紹介、MAD Cityに来る人の特徴、事業開始当時に考えていたことなど。vol.1はこちら。
BARホリエモンチャンネル×しごとバー〜まちづくりプロ編vol.2〜 - YouTube
意外と交通の便が良い松戸
寺田 松戸はちょっと遠いイメージがありますよねぇ。
寺井 思ったより近いんですけど、こっから(リトルトーキョーから)霞ヶ関から千代田線で一本で行けますからね。意外と近いです。もともと便利だから団地とかいっぱい建てられた街なんですけど。
堀江 なるほどなるほど。
寺井 昔は宿場町があったんで、街道沿いで、江戸時代はすごく交通の便とか良くて。魚を運ぶときの輸送路だったり色々、交通面は良かったんですけど。この10年、20年はあんまりいいところがないっていう扱いなんでしょうね。僕も生まれてから(松戸)行ったことなくて5年位前に初めて行って。縁もゆかりもないですが。
堀江 5年で50件(〜60件)?
寺井 がっつりやりだして3年ちょっとなんですけど。
どうやって松戸に住人を呼ぶ?
堀江 どうやって住人を引っ張り込むんですか?
寺井 入居者は楽しそうにやってるよー、というのをウェブで(発信しています)。部屋こんなことになっちゃった、とか公園でこんなことやっている、道路でこんなことやっている、河川敷でこんなことなっている、みんな集まってこんなことやっているよとか、そういう何やっているよっていうのを出していって(発信していって)。それで興味持ってくれたり。
寺井 「MAD City」で(検索すると)出ます。
元ラブホテルの物件は防音対応がバッチリ
ナカムラ 例えば僕が好きな元々ラブホテルだった物件があって、そこを借り上げて。なんていう物件だっけ?
寺井 パラダイス?そこは下に「楽園」というパチンコ屋さんがあって、その上だからパラダイス(という名前)にしちゃったんですけど。ラブホテルをパチンコ屋さんが買い取って上がそのまま残っていて。
ナカムラ ラブホテル仕様なんで音が漏れなくて夜、不安になる位。
寺井 防音がね、がっつり効いているんです。
ナカムラ だから他に住んでいる人の気配を感じないぐらいの場所になっちゃうんで。それぐらい音が漏れないから使えることもある。
なにより特殊なのは全部屋が防音対応という点。アーティスト滞在施設が入居しているほか、音楽家、劇団、クラフト作家など音量を気にせず活動したい入居者が集まっています。
堀江 楽しそうだなー。バーベキューとか。
寺田 ギターとかも練習できそうですね。深夜でも。
ナカムラ そうそうそう。
寺井 まぁ、ギターどころじゃない感じでやってますよね。
寺田 それはすごいいいですよねー。
MAD Cityに人が来る流れはできつつある?
堀江 じゃあ今はもうMAD City行きたい、みたいに(流れが出来ている)なりつつあるんですか?
寺井 一部の人で無茶な人が、すごい怒られてどこ行ったらいいかわかんないみたいな人とかが。音がでかすぎるとかで追い出される人とか。何かを高速でガンガン叩かなきゃいけない仕事とか(笑)。そういう人が来て。
壁が借りられたらなら部屋も借りられるんじゃないか
堀江 最初大変だったでしょ?
寺井 最初は不動産屋でもなかったですからね。もともと。今は会社としては宅建業を持っているんですけど。
堀江 あーそうなんですか。
寺井 そうです。
ナカムラ でももともとそういう経験無いもんね。
寺井 僕、不動産全然やっていない人なので。まぁービルオーナーとの付き合いはあったんですよ。ビルオーナーさんに落書きされるの困るでしょ、って言ってそこ綺麗にするから絵を描かせてよって言って、そこにストリートアートの人が一緒に書く、みたいなそういう場所づくり、キャンバスづくりみたいなことをやっていたんで。オーナーさんと接して貸してくださいっていうのは一応やってたんですけど。壁が借りられるんだから部屋だって借りられるんじゃないと思って最初(知らない人ですけど)会いに行って、空いてそうですよね、みたいな。
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SNSやウェブの力を使って魅力的な改装物件や道路や河川敷やビルの屋上でバーベキューやイベントをやっているのを発信することで興味を持ってくれる人を増やしたり、寺井さんのこれまでの活動(渋谷で公共空間を使ったアートやスポーツイベントのサポート)で壁を借りた経験から部屋を借りることもできるのではという発想に至ったプロセスは大きなポイントだと思いました。
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