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空き家活用や中古住宅流通が進むか?マンション価格推定サイトが続々登場

マンション価格推定サイト、続々

不動産の参考価格や相場情報ってこれまでは不動産屋さんに聞くしか、なかなか得られませんでした。しかし2015年夏頃から、IESHIL(2015年8月サービス開始)、HOME'Sプライスマップ(2015年10月サービス開始)、おうちダイレクト(2015年11月サービス開始)といった、中古マンションの推定価格を自動計算してくれるウェブサービスが続々登場しています。

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(画像引用元:【HOME'S プライスマップ】マンションの参考価格を地図上でまるみえに - ホームズ)例えばHOME'Sプライスマップは駅や地名を検索窓に打ち込んでみると、地図が出てきて、一帯の売買と賃料の参考価格が出てきます。

今のところ対象エリアは首都圏が中心ですが、わざわざ不動産屋に行かなくても売買価格や賃料のデータを手軽に見ることが可能です。

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(画像引用元:「マンション価格推定サイト」が増えるワケ | SUUMOジャーナル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準)この3サービス以外にも、マンションマーケットHowMaカウルなどもあります。

IESHIL

約3,000万件の賃貸情報、売買履歴などのビッグデータをもとに現在の価値を査定しているIESHIL(イエシル)。サイト上では近日公開予定となっている、物件の総合的な資産価値を推し量るレーティング(評価)サービスの公開にも期待しています。

リブセンスがガラス張りにしようとしているのは不動産の相場情報だけではない。現在、準備を進めているのが物件の総合的な資産価値を推し量るレーティング(評価)サービスだ。物件周辺の施設の充実度、治安、地盤情報など、「地域の生活利便性に関する八つの項目を基に、物件を評価する」(芳賀氏)。例えば買い物や保育環境、病院施設が整っているか、犯罪の発生頻度、地価や人口の推移、災害時の安全性などを示す。

フィンテックならぬ不動産テック、破壊者の横顔:日経ビジネスオンライン

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(画像引用元:中古マンションの購入・売却ならIESHIL(イエシル)

HOME'Sプライスマップ

その名のとおり地図上に売買価格と賃料の参考価格が表示されるHOME'Sプライスマップ。HOME'Sが蓄積してきた25万棟、224万戸もの膨大な物件情報と、独自開発の不動産参考価格算出システムを使って導き出したマンション参考価格は地図上で操作できるので、見ているだけでも面白いです。

【周辺の価格もまるみえに~だから比較も簡単】
参考価格は知りたい物件だけでなく、近隣のものも合わせて表示することができます。今よりもスムーズに取引物件の比較検討ができるようになります。
【国内市場の活性化に向けた取り組み】
物件の参考価格を誰でもみることができるサービスはまだ日本国内にはありません(※)。HOME'Sではこれを実現することで消費者の利便性を向上させ、市場の活性化につながると見て、「HOME'Sプライスマップ」を開発することとなりました。
※2015年10月27日現在

HOME'Sプライスマップ。一目で分かる!あの物件の参考価格と想定賃料|HOME'S BOXは様々なキャンペーンやタイアップコンテンツをお伝えします【HOME'S/ホームズ】

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(画像引用元:【HOME'S プライスマップ】マンションの参考価格を地図上でまるみえに - ホームズ

おうちダイレクト

ヤフーとソニー不動産とが組んだおうちダイレクト。ビッグデータと独自のアルゴリズムを用いた不動産価格推定エンジンは、こちらも地図上で表示されているので見やすいです。

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(画像引用元:【おうちダイレクト】ソニー不動産 Yahoo!不動産の革命プロジェクト

不動産テックサービスが空き家活用や中古住宅流通を促進する

ITやテクノロジーの力によって不動産売買、賃貸、投資の新しい仕組みを生み出したり、従来の商慣習を変えようという取り組みを不動産テックやReal Estate Tech(リアルエステートテック)と言います。今回ご紹介したマンション価格推定サイトも不動産テックサービスです。そういった不動産テックサービスが急速に増えてきている背景には大きく2つあります。1つ目は、不動産を売却しようとする顧客と接点を持ち、売却の依頼を獲得したいという不動産事業者側からのニーズ。2つ目は、空き家が増加しリフォームやリノベーションが注目される中、少しずつですが新築一辺倒の不動産消費者の意識が変わり始めていること、国も中古住宅・リフォーム市場拡大を目指していることが挙げられます。(参考記事:「マンション価格推定サイト」が増えるワケ | SUUMOジャーナル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準