空き家の活用で社会的課題を解決するブログ

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空き家のブロック塀が危険

危険なブロック塀の改修や撤去がなかなか進まない

 2018年6月に大阪府北部で震度6弱の地震が発生し登校中の女児を含む2人が倒壊したブロック塀の下敷きになって死亡しました。この出来事から1年が経ちましたが、空き家や高齢世帯の住宅では危険な塀が放置されている例も多いと日経の記事は伝えています。大阪市では2016年度以降、瓦屋根やブロック塀が倒壊する危険性が高い約1190件の空き家を把握し所有者に対応を促し、うち約450件は改修などが終わりましたが残る540件は撤去費用の捻出が難しいなどにより放置、他の約200件の空き家はそもそも所有者と連絡が取れていません。

全国で空き家は18年時点で846万戸に上る。高齢化で住民が減少することによる空き家の増加に伴い、塀の倒壊など安全を脅かしかねない可能性も広がる。東北工業大工学部の最知正芳教授(建築生産工学)は「倒壊する危険のあるブロック塀は、人の命を奪う恐れがあることを改めて認識すべきだ」と指摘する。 
ブロック塀対策、空き家に課題 大阪府北部地震1年 :日本経済新聞

 また、NHKのこちらの記事では新宿区のブロック塀安全対策の現状が紹介されています。新宿区教育委員会では区内の公立小学校29校、中学校10校の通学路にある高さ1メートル以上のブロック塀や高さ60センチ以上のコンクリートの塀を調査した結果、2906箇所にものぼることがわかったのですが、およそ2割は空き家など所有者や管理者が不明な状態です。

これらのうち目視による調査で、明らかに法律の基準を満たしていないものは、劣化や損傷が著しいと判断されたものを含め、全体の半数に達していました。教育委員会などは所有者に対しブロック塀の撤去や補修などの指導を行う一方、各学校には、担任が子どもたちに危険な場所を伝えるなどするよう文書を出しました。
さらに、2906か所のブロック塀などのうちおよそ2割は、空き家など所有者や管理者が不明となっています。
News Up “魔のブロック塀” あなたの近くにも | NHKニュース

f:id:cbwinwin123:20190622161503p:plain(出典:建築:ブロック塀等の安全対策について - 国土交通省

ほとんどのブロック塀は無くていい

 東京都内の自治体ではブロック塀の撤去や改修の費用を補助する制度があったりします。こうした制度を活用してブロック塀をより安全にしていくことは重要ですが、あくまでもそのブロック塀の所有者や管理者が能動的に動くことが前提です。住宅が空き家として放置されている場合、同じようにブロック塀の安全対策も放置されがちです。劣化による倒壊や崩落の危険性はもとより、不法投棄の温床となったり、景観上もマイナスにつながります。
 そもそも塀の意義とは目隠しや侵入防止が主であり、重く硬い危険なブロック塀である必然性はないはずです。ブロック塀なんて無くていいと思う反面、ある程度のセキュリティは必要ですので、モクチンレシピの「ポツ窓ルーバー」のようなおしゃれかつ圧迫感のない目隠しが普及していけばいいです。

f:id:cbwinwin123:20190622165133p:plain(出典:モクチンレシピ|ポツ窓ルーバー|格子と開口で、アパートとまちの新しい関係。