まちのお宝探し
20歳〜39歳の女性が今後30年間で半減する自治体である「消滅可能性都市」として指摘された豊島区。子育てをしながら女性が暮らし続けられるようにするためにはどうすればいいか。豊島区内にある空間・人的・文化・歴史資源などを見つけて、つなぎ合わせて、再編集することで企画を生み出す。豊島区内を7つのエリアに分けてとレジャーハンター・東京R不動産の吉里裕也さんと雑司ヶ谷に住む子育て中の三浦美樹さん、それにメンバーとで「雑司ヶ谷エリア」を街歩きしましたよ。
遊休不動産=まちの資源、ポテンシャル エリアのリソースはほかにもたくさん。まちのお宝を探す(有形、無形問わず)。みつけて、つなぎあわせて、編集して。豊島区内を7つのエリアに分けてトレジャーハンターとこれからまち歩き。 pic.twitter.com/tXopN0Qkau
— 舟橋拓(Taku Funabashi) (@cbwinwin) 2014, 11月 15
雑司ヶ谷とは
「雑司ヶ谷」って聞いてすぐ豊島区内の街だねって答えられる人は意外と少ないですよね、東京に住んでいても。ぼくも正直最近ちゃんと知りました。 雑司ヶ谷は豊島区の南のエリアで下町情緒溢れる街並みでした。鬼子母神、雑司ヶ谷霊園など寺社仏閣が多いこと、雑司ヶ谷弦巻通り商友会や鬼子母神通り商店陸会など昔ながらの商店街も息づいていること、など。
<対象エリア:雑司ヶ谷>
- 南池袋2丁目
- 南池袋3丁目
- 南池袋4丁目
- 雑司ヶ谷1丁目
- 雑司ヶ谷2丁目
- 雑司ヶ谷3丁目
- 高田1丁目
- 高田2丁目
雑司ヶ谷霊園
最初は雑司ヶ谷霊園へ。広かった。ジョン万次郎、夏目漱石、永井荷風、など著名人の墓が多くあります。
夏目漱石の墓。ひときわ大きかったです。
弦巻通り商友会
昔ながらの裏路地にある商店街。あと10年したらどうなっちゃうんだろうという感じがします。
「雑二ストアー」(雑司ヶ谷二丁目から名づけられたと思われます)は面白い作りでした。
「のんき市」という商店街のイベントもやっています。
いい感じの空き家
いい味出している空き家風の建物もたくさんありました。
これは明かりがついているし、2階のカーテンが開いているから住んでいますね。
旧高田小学校
統廃合されて廃校になった旧高田小学校は校庭開放はされていますが、出来ることの条件が決められています。「硬球・軟球・バットは使用できません」って、これを真に受けてたら何にも出来ないですよね。
親子が自転車で遊んでいました。
廃校活用といえばアーツ千代田3331や世田谷ものづくり学校などが先駆的です。広い校庭で子供が参加出来るイベントやったり、教室をオフィスやアトリエ、コワーキングスペースなどにするなど考えられますね。
急な坂
だいぶ急な坂もありました。
鬼子母神は穴場スポット
鬼子母神は「ディープな観光地」でした。外国人も来ていました。手塚治虫が「火の鳥」を描いた並木ハウスや13代続く駄菓子屋、樹齢400年を超える大銀杏など粒揃いなコンテンツが散らばっています。
七五三で小さい子供もたくさん来てました。
手塚治虫が「火の鳥」を描いた並木ハウス。成功にあやかる人が続出。
鬼子母神内の駄菓子屋さん。
樹齢400年超えの大銀杏。パワースポットですね。
ビルの屋上も遊休スペース
ビルがたくさんあります。メンバーにビルのオーナーさんがいらっしゃり、屋上へ上がらせてもらいました。
豊島区新庁舎を建設中。来年(平成27年)5月に開設予定。
雑司ヶ谷コンシェルジュ
雑司ヶ谷コンシェルジュというキュレーションサイトを発見しました。
雑司が谷コンシエルジュ Zoshigaya Concierge
まとめ
実際にまちを歩いてみるとリアルな体感が出来るのがいいです。空き家風な建物がたくさんありましたが、これをどう社会的課題と結びつけるかは、まずアイデアを出しまくることですね。
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