空き家を遍路宿に再生
またもヤフーニュースから。四国の愛媛県宇和島市で市民団体を中心に空き家を活用した遍路宿の整備が始まっています。
深刻な過疎化が進む集落の活性化と存続につなげようと、愛媛県宇和島市津島町下畑地の上槙地区で14日、空き家を活用した遍路宿の整備事業が始まった。市民団体や市内外から集まったボランティアが懸命に作業。定期的な活動を続け、半年後の完成を目指す。
(画像引用元)
そもそも「お遍路」ってなに?
そもそも「お遍路」って何かなと思って調べたところ、簡単にいえば「四国の88カ所のお寺を巡ること」です。より詳しくは以下のウェブサイトなどをご覧ください。
つまり88カ所のお寺を巡るには徒歩だと40日程度、自動車や団体バスでも8日から11日はかかるので、付近には「遍路宿」が必ず必要になってきます。
昨今は観光としてお遍路を積極的に売り出しているのでそういった切り口からお客さんを増やし、遍路宿も充実させることが必要になってくるという流れがつくれると思います。
なお、正確な統計は無いですが巡礼者数は年間で10万〜30万人です。
担い手は地元自治会と市民団体とボランティア
この”空き家遍路宿プロジェクト”は地元自治会と市民団体と宇和島市内外から集まったボランティアたちで取り組んでいます。
事業は、地元自治会と「四国へんろ道文化」世界遺産化の会が中心となった「上槙プロジェクト」の一環。
空き家は所有者から無償提供(寄付?)
空き家は所有者から無償提供とのことですのでもしかしたら寄付されたのかもしれません。高齢化と社会貢献意識の高まりなどから住宅を含めた”遺産”を地域のために活かしたいという声やニーズも高まっています。そのため、ちゃんと地域や街のために活用してきちんと成果を出してくれる人や団体に寄付をしたいものです。
(メモ)
仏教はお遍路、キリスト教やイスラム教は巡礼。各地のお寺や神社、教会、礼拝所を回るから各地域の経済効果もかなりあると思う。人が集まればお金も回る。
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遺産(空き家など)の寄付・提供はこちらへ。
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