第2回としま会議
こないだ放送されていたテレビ番組で取り上げられていた空き室率3割だった賃貸マンションを間取りや壁紙を自由に選べるリノベーション物件へと変えることで空き室解消、さらには空き室を待つ入居希望者もいるぐらいまでになった東京都東池袋の「ロイヤルアネックス」に行ってきました。
今年5月にオープンしたばかりのco-ba ROYAL ANNEXというコワーキングスペースで行われたとしま会議というイベントの第2回目に参加しました。
豊島区で活躍する保育、カフェ、出版、演劇、お寺、建築とジャンルも世代も様々な6人の方々の面白いお話が聞けました。参加者は男女合わせて60名ほどで20代〜40代くらいの方々が多かった印象です。
今年8月に北九州で開かれたリノベーションスクールに参加されたTsudou Design Studio/須藤剛建築設計事務所の須藤剛さん。豊島区でも今年中にリノベーションスクールを実施予定です。
築45年の老朽ビルを買い取ってカフェやギャラリーへとリノベーションさせたカフェ「KAKULULU」の店長・高橋悠さんは池袋に20年住んでいて10年前からカフェをやりたいと思っていたそうです。「廃墟ビル」を借りるのではなく買い取ったことでかなりのコストがかかっているそうです。お話の中で相当な覚悟を感じました。
昼間はオフィスやコワーキングスペースとして夜は街の面白い人を呼んでイベントを開催しているちょっと普通と違った賃貸マンション「ロイヤルアネックス」。大家さんである青木純さんの攻めている取組が空き室対策に悩む賃貸住宅オーナーさんにとって大いに参考になると思います。
「住みたい街」だけではなく「住み続けたい街」にすることがリノベーションまちづくりですね。エリア一帯の空き家や空き室の活用を通じて街全体の魅力がアップしていく好循環をつくれれば持続可能なまちづくりが出来るのかなと思います。