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空き家グッド

空き家、空き室、空きビル、空き店舗、空き倉庫は問題ではなく可能性!空き家を活用して社会的課題を解決し、新しい街のコンテンツに生まれ変わらせる。そんな観点から書いているブログです。

インターネットやテクノロジーの力で不動産仲介業の仕事が限りなく少なくなる未来

仲介手数料無料の無店舗型仲介サービス「ヘヤジンプライム」

 

イケダハヤトさんからお誘いをいただき銀座にあるコワーキングカフェSNACKにて行われた新しい不動産サービスや住宅政策についての勉強会に参加してきました。

 

内容は、イケダハヤトさんのブログで何度か紹介されている”仲介手数料無料”の”無店舗型仲介サービス”、「ヘヤジンプライム」を運営しているイタンジ株式会社の伊藤嘉盛社長からお話を聞いてきました。

 

www.ikedahayato.com

 

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「ヘヤジンプライム」について語る伊藤社長。

 

ヘヤジンプライム」はインターネットをフル活用することで業務効率化を図り、対面接客→ネット接客、実店舗→無店舗へと不動産仲介業の仕組みそのものをイノベートしています。そうして下がったコストで仲介手数料を無料にしています。

 

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ネットでのお部屋探しならヘヤジンプライム!東京23区の賃貸物件すべて仲介手数料¥0無料!

 

このようなイノベーティブな取組はなぜ始まったのか、その背景には非効率な既存の不動産流通の仕組みを構造的に変えていかないといけない、という伊藤社長の強い思いがあります。

 

この時期に、僕は仲介事業の役割や、業界構造、物件流通の仕組みを真剣に考えた。このIT全盛の時代に、なぜか電話とFAXのやりとりが多いこの業界。物件確認などの作業コストに加え、コミュニケーションコストも異様に高い。おまけにあまりの効率の悪さに耐えかねて、大手企業から転職してきた優秀な社員が会社を去るという出来事まで起こってしまった。 そして考えていくうちに、ふと思った。「不動産流通の構造自体を変えないと、根本的な解決にはならないんじゃないか?」と。「情報の効率化を追求しただけでは、不動産業界は変わらないんじゃないか?」と。「効率的で使いやすいサイトをつくるだけでなく、不動産流通の構造自体を変えるような仕組みをつくらないと、不動産業界はいつまでたってもユーザの方を向かない。ユーザが求める物件と、紹介される物件との間にある“溝”が埋まらない。きっと今の日本には、新しい不動産流通のプラットフォームが必要なんだ」と、強く思った。

だからITで物件流通を効率化して、ユーザが欲しい情報にアクセスして、その結果、住みたい場所に住むことができる「適所適住」の世界を実現する仕組みをつくろうと思った。 

それがHEYAZINEだ。

itandi.hatenablog.jp

 

引っ越し代の高さが気軽に居住地を変えることを妨げている

 

新しく賃貸住宅を契約する際に仲介手数料、敷金、礼金などで初期費用に数十万かかるのは日本では当たり前ですよね。これ実は海外から見ると当たり前ではないんです。海外では仲介業者がいなかったりするそう。日本にはレントエージェントの風習があるとかプロパティマネジメントとか、聞きなれない用語が出てきたのでもう少し調べますが。

 

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不動産会社のうさんくささ

 

不動産会社がうさんくさく感じる原因は「情報の非対称性」だと思います。両手取引とか物件の囲い込みとか、仲介手数料が主な収入であるので、ユーザーがいかに満足する住宅を仲介するよりも、いかに高く、そして多くの物件を仲介することが不動産会社の職員にとって最適な行動になっているように思います。きちんと営業成績を残していくために必死なんだと思いますが、7割のユーザーが不動産会社に悪いイメージを持っているんですねー。これは働く側としても不本意だと思います。

 

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インターネットとテクノロジーの力で理想的な不動産取引を実現

 

そこで伊藤社長もといイタンジ株式会社では”人工知能による物件提案”や”スマートキーを使ったセルフ内見”などインターネットとテクノロジーの力で理想的な不動産取引を目指します。まさに21世紀の不動産取引といえますね!

 

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地元密着で仲介手数料を取るのではなく、より多くの顧客から広く浅く成果報酬・物件検索料を取るビジネスモデル

 

仲介手数料が無料ならどこで収益を挙げるのかが気になります。これは貸主から成果報酬を、借主からは会員限定物件の検索が可能になる月額700円の物件検索料が主な収入源なのだと思います。東京23区内の賃貸物件を扱っていて、15000会員がいるそう。先月に5000会員が増えたそうなので勢いに乗っている感じです。

 

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伊藤社長は不動産仲介業は将来的に無くなるのではないかとおっしゃいます。不動産情報ポータルサイトが充実して”自動的に物件提案”を行ってくれて、スマートキーが導入された部屋に”セルフ内見”が出来て、”オンラインで重要事項説明”がなされるようになれば既存の不動産仲介業は変わらざるを得ないと思います。

 

なぜ空き家の流通が進まないのか?

 

後半はイケダハヤトさんからビッグイシューが発行した「住宅政策提案書」を引き合いに住宅困窮者への住宅セーフティーネットとして空き家活用が重要なのに、なぜ流通が進まないのか?という問いかけがありました。これは既存の不動産仲介業だと、空き家になっているような物件を仲介しても価格が安い上に手間もかかるなど、あまり手がけたがらないです。ですので「ヘヤジンプライム」のようなCtoCに近いスタイルの不動産サービスは大きな可能性があると思います。

 

最後はみなさんで高知のお酒やお菓子を飲み食いしながら歓談しました。

 

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ぼくはお酒は強くないのですが、高知の日本酒はとてもフルーティーで飲みやすかったです。

 

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