マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

NHKスペシャル日本新生「空き家問題特集」の”続編記事”がとても気になる

宇野常寛さんの気になるツイート

 

PLANETS編集長の宇野常寛さんとHOME'Sを運営する株式会社ネクスト社長の井上高志さんとのインタビューが行われた模様です。物件数、使いやすさ、利用者数のどれもナンバーワンの不動産・住宅情報サイトのHOME'S。規模的に言って当然大きな影響力を持っています。

 

 

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不動産業界の問題行為「物件囲い込み」を根絶するために

 

ネクスト社長の井上高志さんは「物件囲い込み」を根絶すべきという主張されています。これはどういうことなのか説明します。

 

不動産仲介会社にとっては仲介手数料が主な収入源であること、仲介手数料は売買価格に対して何%などと”率”で決まっていたり(売買の場合)、家賃の1ヶ月分というふうに(賃貸の場合)設定されているため、成約価格が高い物件を積極的に仲介しようというインセンティブが働く仕組みになっています。

 

そのため売主と買い手、貸主と借り手とを全て自社で見つけてくるほうが仲介手数料が2倍になります。例えば、売り物件について他社から買いたいと問い合わせがあっても「既に売れてしまった」などといって物件を渡さない、という「物件囲い込み」が不動産業界には長年問題になっています。

 

一般消費者にはほとんど知られていないが、不動産業界には「物件の囲い込み」という問題が広くはびこっている。消費者の利益を毀損しかねない行為であるにもかかわらず、長年に渡り、業界も行政も効果的な対応はほとんど行っていない。その実態について、ネクストの井上高志社長に聞いた。

ネクスト社長 井上高志 不動産業界の問題行為「物件囲い込み」を根絶すべき|短答直入|ダイヤモンド・オンライン

 

ネクスト社長の井上さんはこの「物件の囲い込み」を根絶するために「仲介手数料の自由化」や「国内のすべての物件情報の一般公開」、「インターネットで全ての不動産取引を可能にする」など顧客の利便性を最優先した提案をされています。

 

NHKスペシャル日本新生「空き家問題特集」の続編記事

 

今年のお正月番組だったNHKスペシャル日本新生は空き家問題特集でした。ここで宇野さんは「賃貸で住み替えというスタイルを一般的にしていくべき」や「全部賃貸にするだけ」といった賃貸住宅文化を拡張することを主張されています。今回のネクスト井上社長へのインタビューはその議論の続編的な位置づけだということでこれは内容がとても気になります。

 

 

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