銀座NAGANO
今日は昨年10月にオープンした長野県のアンテナショップ「銀材NAGANO」へ行ってきました。というのも『信州移住カフェ「空き家のリノベーションと住まいの話」』というイベントがあるということで空き家リノベーションの最前線を知るために参加しました。
日曜日の昼下がりで賑わう銀座の一等地に「銀座NAGANO」はあります。
全国の地方自治体でアンテナショップの競争は激しくて、やはり立地が重要らしく、銀座にはアンテナショップが多く集積しています。
都内には都道府県や市町村のアンテナショップが54施設あり、特産品の販売や観光情報の提供などを行っている。最近は特に銀座1丁目への移転が目立つ。現在は7施設あり、さらに2施設が移る予定だ。再開発が進む日本橋周辺にも4施設が集まるなど集積化が進んでいる。
(画像引用元)
移住者、移住検討者による体験と取組の発表
長野の自然や人、街並みに魅力を感じて仕事を辞めて移住してしまう方や長野出身で東京で10年位暮らしていたけれど「もう東京はいいかな」ということで(若い頃は気がつかなかった)地元・長野の魅力を再発見して移住する方、元旅館をリノベーションしてゲストハウスを開業されている方、そして古い建物や空き家を豊富に扱ってリノベーションして移住者や新しい生活や仕事を始めたい人をサポートする方、などなどプレゼンを聞いてきました。移住や空き家リノベーションに興味のある方々20名ほどが参加されていました。
長野の実家を出て東京に生活の基盤を作った後に移住する。「不安は残るけど、とりあえず移住してみました」 という軽やかな発想。
築100年以上の元旅館を改装してゲストハウスに!
出来るだけ自分たちでリノベーションを手がけられたそうです。楽しそうなのが伝わってきます。
ゲストハウスを拠点に若者が街に訪れるようになります。
長野の自然や人に魅せられて移住を決意した男性はブログはこちら→信州移住計画 | 信州 Snap::Life
移住受入者による体験と取組の発表
移住する方がいれば、その移住を受け入れる方もいる。CAMP不動産の倉石さんは空き家・空き店舗の仲介・リノベーションに取り組んでいます。長野市善光寺門前仲町エリアのリノベーションプロジェクトは徒歩や自転車で通える範囲の空き家空き店舗をリノベーションして面白い人やコトを生み出しています。
“リノベーションをサポートする「リノベ基地」をつくりたい”
そんなマイルームの倉石さんの妄想から始まった、長野市善光寺門前、東町の倉庫群の再生プロジェクト「SHINKOJIプロジェクト」は、文具卸売会社の事務所ビルを含む倉庫群、計4棟を対象としたリノベーションプロジェクトで、まちなかで増えつつある空き家再生の拠点になる、「リノベ基地」となることがコンセプトです。
リノベが生み出す、未来 シーンデザイン一級建築士事務所vol.06|長野県 長野市|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する
長野でも空き家問題は深刻です。というか全国で問題になっています。
左側がCAMP不動産の倉石さん、右側がこのイベントのファシリテーターで長野県松本市でコワーキングスペース Knower(s)を経営している柚木さん。
毎月行われている「空き家見学会」
門前町・長野にある空き家から賃貸可能で見学可能なものをピックアップしてみんなで見学する「空き家見学会」が毎月行われています。
門前の古い民家に興味がある、門前に住みたい、門前で何かしたい...
そういった方々のご参加をお待ちしています。
「空いている家に、とにかく誰かに住んで欲しい」というよりは、門前を魅力的だと感じるみなさんと楽しく暮らしたい、まち暮らしを楽しみたいといった気持ちで開催しています。
宿場町としての歴史がある長野・善光寺界隈。空き家や空き店舗をリノベーションして現代のニーズにマッチしたお店やゲストハウスなどにアップデートされています。
空き家・空き店舗活用で街を面白くする
イベント終了後、空き家の仕入れから入居者や事業者とのマッチング、空きテナントと空き家の違い、耐震性などの安全面の問題、改修費用、郊外の空き家と駅前の空き家、子育て世代と単身者、インスペクション(住宅診断)と中古住宅流通促進、などなどCAMP不動産の倉石さんと色々なお話をすることができました。