空き家データベース作成への第一歩【調査票をつくる】
個人的に空き家(推定)データベースをつくる!
インプットしてアウトプットして、ネットや本などからデータを収集して、そして現場でファクトを実際に目で見て体験して、多角的に物事を捉えて行く必要性を感じています。ということで個人的に空き家データベースを作れないか考えています。
で、ググってみてもなかなかドンピシャの参考になるウェブサイトなど見つからないので、各自治体でやっている「空き家実態調査」を参考にしようと考えました。
例えば、ぼくの住む東京都三鷹市なんかも空き家実態調査をやっていいたりします。
まずは調査票の作成から
調査の作業フローはというと、次のフロー図のとおりです。
(画像引用元) 三鷹市空き家実態調査報告書(平成25年3月)から。
「①調査手法の検討」は今まさにやっているとして、「②調査票作成」へと駒を進めたいと思います。
三鷹市の実際に使われた調査票はこれです。
(画像引用元)
バインダーとかに挟んで外をウロウロするわけですからA4一枚で簡潔にまとめたいところです。三鷹市以外でも空き家実態調査はやっているので、他の自治体のも参考にしたいと思います。
まずは北区の空き家調査票から。
(画像引用元)北区空き家実態調査報告書(平成23年3月)。
北区は三鷹市よりも詳しい感じです。敷地が幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接していないといけない接道義務など、地味だけど大事な所も押さえています。(もしこの接道義務を満たしていない場合、更地にしたら、新しく建築物を建てられない)
次に豊島区の空き家調査票を。
(画像引用元)豊島区空き家実態調査(平成24年3月)。
豊島区のは簡潔にまとまっていますね。やはりA4一枚が良さそう。
最後に杉並区の空き家調査票はというと。
(画像引用元) 杉並区空き家実態調査報告書(平成25年11月)。
まぁどれも似たような感じですね。
まとめ→自治体の空き家調査票のエッセンスを抽出してオリジナル空き家調査票をつくる
欲を言えばせっかく空き家実態調査を先行してやってくれているので、オープンデータでもって住宅地図にマッピングしたデータなどを公開してくれればいいんですが。それこそビジネスチャンスにつながるし、自然と空き家を使いたい人や空き家管理サービス業者などが空き家オーナーにアプローチすることで、放置空き家の流動化へとつながっていくと思います。
しかしまだオープンデータはまだ黎明期とすれば自分たちでつくっていくしかないので、自治体の空き家調査票を参考にしていこうと思います。
京都市中京区の朱雀第一学区では地元住民が主体になって実際に歩いて空き家の実態調査が始まっています。
(画像引用元)
京都には幅4メートル未満の細街路や行き止まりが多いということで、調査目的は「防災」「防犯」ですが、地域住民が主体的に空き家マップをつくっていくことはいい取組です。ワークショップとかやって地域の空き家問題の現状や課題を認識・共有することは大事です。
次は調査範囲やマッピングについて書きたいと思います。
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