空き家は何かが生まれる可能性を有した資源
今日は池袋駅から徒歩10分くらいにある豊島区民センターにて行われたとしまアートステーション構想によるシンポジウム「都市のすき間ー文化芸術が生まれる場所ー」に参加してきました。
東京都豊島区内には約2万戸もの空き家あり、そうした空き家、特に戦後に大量に建てられた木造賃貸アパートの再価値化に取り組む「山田荘」やそこを拠点にアート活動を展開する「上池ホームズ計画」などのお話が聞けるとあって行ってきました。
築35年、風呂無しの木造賃貸アパート「山田荘」
最初に「としまアートステーション構想」全体のお話があった後、上池袋4丁目にある築35年のごく一般的な昭和の木造賃貸アパート「山田荘」オーナーの山本山田さん(お笑い芸人みたい)から”木造賃貸アパートの再価値化”や”モクチンアパートのネットワーク化構想”についてお話がありました。
2人目のプレゼンターはアートステーションYのパートナーでもある、山田荘オーナーの山本山田さんです。アートステーションYのある上池袋エリアの話やアートステーションYを一緒に開設するにあたってのお話です。 pic.twitter.com/AarS6pa8JT
— としまアートステーション構想 (@ToshimaAS) 2015, 1月 25
”木造賃貸アパートの再価値化”とは具体的に何を言うのかというと、デッキや黒板をDIYで作成しています。画像は山田荘さんのFacebookから引用させていただきました。
まさの”都市のすき間”というか”住宅のすき間”に地域に開かれたデッキを作成しています。
黒板も木材を張って塗って作れちゃうんですね。
そして地域の人たちに声かけして行われたガレージセールは盛況だった様子です。
後半は各地で「アートステーション」を手掛ける人たちによるクロストーク
後半はHAGISOの宮崎晃吉さん、Art Center Ongoingの小川希さん、上池ホームズ計画の中崎透さんによるクロストーク。
クロストークでは、それぞれのエリアで始めた理由や、その物件をどう見つけて、どうやって運営しているのかというリアルなお話。物件の家賃を実際に聞くとびっくりです!! pic.twitter.com/lTGIAApXF3
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宮崎さん「都市の奥行きをつくる」「都市は多様で様々なレイヤーがある、だから面白い」 pic.twitter.com/o6Od4Zcfah
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小川さん「経済でも公共でもない。そのすき間で、自分の好きなことを自分の責任を持ってやっている場所。」 pic.twitter.com/HK4mhUHRqs
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中崎さん「文化の面白いところは歪み。それが豊かさでもある。色んな人が来る、交じるから面白い。リスクもあるけど、リターンもある。混じってぶれてく面白さ。」 pic.twitter.com/0Nq1dNvFnx
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小川さん「災害に備えての木賃の不燃化というのもあるが、文化では精神的な災害に備えているのではないか。」 pic.twitter.com/aGjVKmrngC
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