”スマート化”って?
わかったようでわからない”スマート化”ですが調べてみたところ「情報システムや各種装置に高度な情報処理能力あるいは管理・制御能力を持たせること」です。
「あらゆるモノやサービスにインターネットが実装されている」というIoTと同じ文脈にある事柄だと思います。つまり今まではアナログだったモノやサービスがインターネットに接続されることで利便性が格段に上がったり、さらに新しいサービスの誕生にもつながったりすると思います。
アナログだった鍵をスマート化
鍵といえばまさにモノです。オートロックもカードを通す必要があるし、指紋認証(使ったことはないですが)なんかは事前に指紋を登録したりする必要があると思います。
(画像引用元)
で、こちらの記事!ドアのサムターン(指でひねるドアの鍵)の上に取り付けることで鍵の開閉をスマホで出来るようになるという「スマートロック」が4月に発売されます。
Akerunは「サムターン」と呼ばれる指でひねるドアの鍵に取り付けることで、スマホから鍵の開閉ができるデバイス。建物の中、ドアの内側につけたAkerunは、ドアの外でユーザーがかざすスマホとBluetooth通信による認証を行い、モーターによる制御で物理的に既存ロックを開閉をする。
スマートロックってどんな感じ?
スマートロックについては以前も書いたんですが、改めてこちらの動画(Akerunのプロモーション動画)がわかりやすいので画像を貼り付けます。
スマートロックを装着したドアの前に立ちます。もちろんスマホを携帯して。
そうすると本人認証をピピっとやってくれて、
サムターンの鍵が開きます!
アナログな鍵を持ち歩かなくても部屋の中へ入れます。
Airbnbや空き家活用が進むか?
空き家や空き室、空き部屋を短期旅行者に貸し出すサービスであるAirbnbが広がれば空き家活用が加速すると思います。しかし、「鍵の受け渡しを忘れてゲストが家に入れない」や「ゲストに鍵を失くされた」「チェックアウト時に持っていかれた」など鍵の受け渡しが大きな課題です。スマートロックはFacebookやLINEを使って”鍵のシェア”が可能なので権限を持った人がIDやパスワードを許可した人だけ、しかも許可する時間も管理できるのでわざわざ鍵を直接渡す手間が省けますし、鍵の紛失や盗難というリスクもなくなります。
鍵の受け渡し業務があるホテルや不動産関連ビジネスを行う企業と連携
スマートロック「Akerun」を販売するフォトシンスは不動産情報ポータルサイトHOME'Sを運営するネクストと連携して「スマート内覧システム」を開始します。
不動産のネクストが3月19日から足立区、江戸川区、横浜など一部地域で開始している「スマート内覧システム」。これまで不動産の内覧には内覧日時の調整や鍵の受け渡しなど煩雑な手続きが必要だったが、ネット上で鍵の受け渡しができれば業務が簡素化する。
フォトシンスは三井不動産とも連携してビルやオフィスの空き室の有効活用を進めます。
三井不動産が今週以降に実験を開始する「どこでもオフィス」(仮称)だ。三井不動産は300棟のビル、80万坪のオフィス床を運用しているが、ニーズの変化に対応するためにあえて満室とせずに一定の空室率を保っているという。この空きスペースを有効に活用するために、机や椅子、無線LANなどの環境を用意することを検討しているという。
4月23日発売、3万6000円
4月23日発売で価格は3万6000円(税抜)です。近日中にApp StoreやGoogle Playからアプリをダウンロードできるようになるようです。
スマホで開錠できるスマートロック「Akerun」発売 - ケータイ Watch
テレビ朝日でも紹介されています。