マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

日本全国の「空き家再生/活用プロジェクト」をさわりだけご紹介します

先週、2013年版「総務省住宅・土地統計調査」結果が公開されて最新の空き家の現状が明らかになりました。メディアでも盛んに報道していたりブログ記事も書かれています。

過去最高の全国820万戸…増える「空き家」で家賃は下げられる (日刊ゲンダイ) - Yahoo!ニュース

安倍政権は全国820万戸の空き家を放置して、何が地方再生だ!(小笠原 誠治) - 個人 - Yahoo!ニュース

山梨県・長野県、空き家率が高い意外な理由

 

空き家問題についてスポットライトが多少なりとも当たることは良いことだと思っています。しかし、空き家問題と難しく捉えなくても全国各地で空き家の活用に取り組んでいる人や団体はたくさんいます。今回はそれぞれの取組の一端をご紹介します。※コピペが多いですが今後各々掘り下げていきます。

 

NPO法人尾道空き家再生プロジェクト

 

まずは空き家再生プロジェクトの先進事例といえば尾道!というぐらい有名な「NPO法人尾道空き家再生プロジェクト」。以前当ブログでも書かせていただきました

 

<活動趣旨>

瀬戸内海のおだやかな海と山々に囲まれた街、尾道。 尾道固有の町並みや建物はそこで営まれてきた暮らしの歴史であり文化です。その中でも特にユニークな環境をもつ山手地区ですが、現在、空洞化と高齢化が進み、空き家が数多く存在しています。その中には建築的価値が高いもの、不思議で個性的なもの、景観が優れているもの等さまざまな魅力をもったものも含まれていますが、残念ながら住人を失った家々の傷みは年々加速しています。尾道空き家再生プロジェクトではそれらの空き家を再生し、新たな活用を模索していきます。この活動を通じてほかにはない尾道らしいまちづくりを展開していきたいと思います。

NPO法人尾道空き家再生プロジェクトについて

 

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画像引用元)活動内容が多彩です。

 

糸島空き家プロジェクト

 

「学生の手による糸島の空き家再生サークル」ということで九州大学の学生たちを中心に空き家を面白くする取組を行っています。

 

<VISION>

糸島スタイル
―学生による糸島暮らしを提案します―

糸島の空き家を利用して、
学生による糸島らしい暮らし方を考えます

具体的には、以下の4点を目的とします。
①学生の実践的教育
②空き家活用
③学生の新たなライフスタイルの提案
④地域を愛する人を一人でも増やす

空き家プロジェクトとは - 糸島空き家プロジェクト

 

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画像引用元)学生発ということで、実際に空き家再生していく過程を学ぶことはとても意義深いです。

 

南木曽町空き家プロジェクト

 

長野県南木曽町でも空き家プロジェクトが始動します。平成26年8月10日に空き家ワークショップを開催するそう。空き家を拠点として「南木曽町の情報発信」「読書会や上映会」「ふらりと立ち寄る場所」「まちの本屋さん復活」など様々なアイデアを実現する場として活躍しそうです。

空き家プロジェクト - 南木曽町地域おこし協力隊

 

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画像引用元)どんなアイデアが出るでしょうか。

 

富士吉田市の空き家再生・活用プロジェクト「アキナイ」

 

これも長野県の取組。地域おこし協力隊の赤松さんとその仲間たちがはじめた富士吉田市の活用されていない空き家や空き店舗を再生/活用し、街に新たな魅力や価値を生み出していこうというプロジェクトです。

 

アキナイとは、地域おこし協力隊の赤松智志とその仲間たちがはじめた、富士吉田市の活用されていない空き家や空き店舗を再生/活用し、街に新たな魅力や価値を生み出していこうというプロジェクトです。
「アキナイ修築」「アキナイ手帖」「アキナイ企画」、この3つのアキナイを通じて、空き家や空き店舗を舞台に、様々な活動を進めていきます。

アキナイの活動目的は、大きく分けて以下の4つです。
①空き家・空き店舗の再生/活用の土壌づくり
②空き家・空き店舗=「活かせる資源」という認識の共有
③空き家・空き店舗の再生/活用を通じた地域コミュニティづくり
④空き家・空き店舗を想いある人のチャレンジの場とする

【アキナイ】富士吉田ではじまる、空き家再生のストーリー | 地元びいき

 

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画像引用元)空き家再生/活用プロジェクトを楽しむことから始まるとのこと。

 

NPO法人くくのちの空き家調査

 

里山の保全や魅力発信に取り組む山形のNPO法人「くくのち」。空き家の軒数や所有者を明らかにして空き家活用につなげようという取組です。空き家調査には学生が参加します。

東原町里山インターンシップ2014 ~ 空き家調査 ~ | 特定非営利活動法人 くくのち

 

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画像引用元)空き家を活用して里山に移住者を呼び込む。

 

空き家プロジェクト「nanoda」

 

長野県塩尻市の職員が有志で月1,000円を出し合って空き家を借りて空き家の維持管理や商店街の賑わい創出など様々な企画を実施している空き家プロジェクト「nanoda」。

空き家プロジェクト nanoda - Shiojiring シオジリング

 

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画像引用元)空き家問題を大上段に論じるんではなく、現場で地道に空き家活用を進めています。

 

美浜町空き家活用プロジェクト「子育て親子サロン」「多世代交流サロン」

 

福井県美浜町と日本福祉大学および日本福祉大学付属高校とが連携して町内に点在する空き家の有効活用について試行的な取組を進めています。

 

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画像引用元)古民家を子育てサロンに。

 

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画像引用元)古民家を多世代交流サロンに。

 

 

各地で着実に空き家再生/活用の動きは進んでいます。今後もたくさん事例を発掘していきます。

 

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