マチノヨハク

空き家を活用して新しい価値をつくる

埼玉県が発行した「住まなくなったらこうする!空き家管理・活用の道しるべ」がわかりやすい

要点を絞っていて読みやすい 人口減少・住宅過剰社会において不動産の価値とは 管理する 売却する 賃貸する 解体する 登記、改修費用補助 要点を絞っていて読みやすい 埼玉県、県内全市町村及び関係団体で構成する「埼玉県空き家対策連絡会議」は、今年3月、…

都市部の既存建築物を用途変更して保育所にしやすく

4人に1人が落選 需要が集中する都市部の用地不足 都市部では使われていない既存建築物がたくさん 保育所の採光規制緩和で保育所の用途変更がしやすく 4人に1人が落選 相変わらず待機児童問題は社会問題であり続けています。朝日新聞の調査によると、今年4月…

築30年超の2階建てアパートの空き室が科学館「Exedra(エクセドラ)」に

アパートの空き室が科学館に 東京大学柏キャンパスの大学院生たちを中心とした「柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)」が主体 1階の2部屋をつなげて展示室に、1部屋を実験室に 子どものためだけではなく大人向けでもある 空き家のポテンシャルを引…

原則として用途変更できなかった市街化調整区域で既存建築物の用途変更が可能に

日本の都市計画の枠組み 東京都はほとんどが市街化区域 市街化調整区域で既存建築物の用途変更が可能に 既にいくつか廃校活用されている事例はある 古民家カフェ、レストラン、民泊…様々なコンテンツに用途変更が期待 日本の都市計画の枠組み 日本の都市計画…

空き家が増える構造を改めて考える<1>新築作り過ぎ

空き家や土地の所有者不明化に関するニュース、レポート、SNSでの発信などたくさんの情報が出てくるようになりました。特定空き家の代執行や空き家への放火といったバッドニュース、賃貸住宅への入居拒否を受けている高齢者や低所得者に対する空き家を活用し…

戸建て空き家を飲食店や福祉施設などに用途変更しやすく

戸建て空き家の用途変更を促す 社会的課題解決のために空き家を活用する 「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法案」も閣議決定 戸建て空き家の用途変更を促す 国会は現在色々揺れていますが重要な法律案の閣議決定もなされています。その中の…

空き家の定期的な管理が次につながる

「放火」が1位 空き家に対する関心と対策 木の盗伐が横行しているというニュースから考える 空き家も同じような被害はありうる 「放火」が1位 冬だからかここ数ヶ月、空き家が火事で全焼などというニュースをよく見かけます。放火の疑いがあるケースもあり、…

築70年の木造2階建て空き家が学び・働く・交流・宿泊の場「コダテル」に

朝日新聞デジタルの記事によると愛媛県八幡浜市で今年1月に、築70年の木造戸建て空き家が改修されて学び・働く・交流・宿泊の場「コダテル」としてオープンしたということが紹介されていました。空き家がどのように素敵な場所に変わっているのかちょっと調べ…

再開発の裏にこそチャンスあり

空き家と空き家活用事業者を登録 シェアハウス(家族的な住まい方)としての活用を認定する制度 再開発の裏にこそチャンスあり 先日久しぶりにイベントへ参加してきました。そのイベントとは豊島区空家活用シンポジウムです。空き家の有効活用に力点を置いた…

空き家活用に大事なのは「義の言葉」と「生活の欲求」を結びつけることにある

「義の言葉」だけでは人はなかなか動けない 「義の言葉」を「生活の欲求」と結びつける プロダクト(モノ)やサービスが人を動かす 「義の言葉」だけでは人はなかなか動けない 空き家の活用だったり社会的課題の解決だったり、こういったテーマを語るときは…

空き家を活用したセーフティネット住宅は根付くのか?

先週、札幌にある生活困窮者らの自立支援住宅「そしあるハイム」が全焼し、入居者16人中11人が亡くなりました。入居者の大半は高齢者で身寄りがなく介護を必要とした人もいたそうです。2018年2月5日放送のラジオ「荻上チキ・Session-22」で特集されていまし…

【随時更新】空き家活用で役立つサイトまとめ

空き家活用は所有者と利用者双方の相互理解が重要 空き家は安いのか? 空き家活用に必要な修繕・改修工事のコストというリスク 空き家活用に特化したウェブサイトまとめ 家いちば ハロー!RENOVATION 商い暮らし rerererenovation カリアゲJAPAN 空き家活用…

寄付でもいいから処分したい空き家はこれから増えると思う

空き家を寄付すると課税される?! みなし譲渡所得課税って何? 「不動産=持っていれば値上りする」時代は終わった 空き家の寄付はこれから増える 空き家を寄付すると課税される?! 認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんがご自身のブログで、空…

空き家対策関連の施策まとめ

2018年がスタートしました。今年もよろしくお願いいたします。新年一発目の記事は空き家対策関連の施策まとめ、です。昨年は「土地の所有者不明化」だったり「都市のスポンジ化」、「新しい住宅セーフティネット制度」などなど、空き家対策絡みで大きな動き…

ふるさと納税の返礼品は空き家管理で

ふるさと納税に注目集まる 2016年度のふるさと納税による寄付総額は過去最高 ふるさと納税で空き家管理 空き家改修プロジェクトも ふるさと納税に注目集まる 2008年度の税制改正によってスタートしたふるさと納税ですが、最近になって都市部の自治体で住民税…

空き家が火事で近隣住宅が全焼した場合の損害額は6,000万円以上

空き家が火事で近隣住宅に燃え移る 民法717条 「空き家発生による外部不経済の実態と損害額の試算に係る調査」 2016年の全国の総出火件数は36,831件、出火原因の1位は「放火」 空き家所有のリスク 空き家が火事で近隣住宅に燃え移る 最近、空き家が火事にな…

空き家を整理して管理や活用へつなげよう

空き家整理サービス 空き家整理→空き家管理→空き家活用 不動産事業者と業務提携している遺品整理業者 空き家整理サービス 賃貸用物件などとして市場に出ていない空き家の場合、仏壇や家具、生活用品などの残置物があると、空き家活用する上で意外と大きなハ…

空き家を流通させる!個人間で不動産を売買できる「家いちば」、空き家仲介手数料アップも

中川寛子さんの記事から。空き家の売り手と買い手が集うウェブプラットホームサービスである「家いちば」と、何かと手間がかかる空き家の取引にかかる仲介手数料が増額されるというお話です。 シンプルな不動産取引が可能な「家いちば」 生活を引き継ぐ感じ …

土地の「所有者不明化」はなぜ起こる?

2040年に北海道の約9割の面積の土地が所有者不明に? 昨年1年間で1800億円の経済的損失 災害復旧、耕作放棄地の解消、空き家対策が進まない 社会の変化と制度の乖離 土地の所有権の見方を変えるきっかけに まとめ 2040年に北海道の約9割の面積の土地が所有者…

空き家を活用して住宅確保要配慮者の住まいを確保する!改正住宅セーフティネット法が施行

空き家を活用した新たな住宅セーフティネット制度がスタート 簡単に賃貸住宅に入居できない問題 (1)単身高齢者の増加 (2)若年層の収入の低下 (3)家が狭い (4)一人親世帯の貧困 「2020年度末までに17.5万戸を登録」は弱気? 経済的メリット 居住…

クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(3/3)

クリエイティブシティ論のまとめ記事の3回目です。これまでの記事はこちら。 akiya123.hatenablog.com akiya123.hatenablog.com 創造都市の定義 創造産業同心円モデル まとめ 創造都市の定義 チャールズ・ランドリー、リチャード・フロリダ、ジェイン・ジェ…

クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(2/3)

クリエイティブシティ論のまとめ記事の2回目。今回はリチャード・フロリダが唱える「クリエイティブ・クラス」のお話の続きです。前回記事はこちら。 都市の時代に世界はフラットでもありスパイキーにもなった ボヘミアン=ゲイ指数 クリエイティビティ・イ…

個人の行動を社会的利益と一致する方向に変容させる!ナッジ型の政策手法がとても重要

普段からよく聴いているTBSラジオ「荻上チキ・セッション22」で紹介されていた、ノーベル経済学賞受賞した行動経済学者リチャード・セイラー教授(1945〜)が提唱する「ナッジ」という考え方・手法が、空き家の利活用や発生予防に有効だなと思ったので取り上…

クリエイティブシティ論についてのちょっとしたまとめ(1/3)

クリエイティブシティ論について数回に分けてまとめていきます。 「クリエイティブシティ」を提唱したチャールズ・ランドリー 「クリエイティブ・クラス」に着目したリチャード・フロリダ クリエイティビティの台頭 クリエイティビティ経済には多様性が必要 …

「LIFULL HOME'S空き家バンク」がリリース!その狙いとは?

「LIFULL HOME'S空き家バンク」がリリース LIFULLの他にアットホームも、しかしそもそも… 全国各地に広がる空き家バンク情報の統一化 参加登録受付開始1ヶ月程度で300以上 そもそも空き家バンクを実施している自治体数はどのくらい? 一般社団法人移住・交流…

空き家活用に関する事業提案に応募して東京都の予算に反映させよう

東京都に事業提案してみましょう 対象分野には「空き家活用」も ネット投票も 東京都に事業提案してみましょう 空き家活用に関する事業について、日頃から秘策を考えていらっしゃる方は、東京都によるオープンガバメント*1の取組である「都民による事業提案…

都市部でも起こっている「所有者不明土地問題」を解決するための5つの方策

所有者不明土地は都市部の住宅密集地でも起こっている そもそも「所有者不明」とは? 所有者不明土地が増加する背景に土地の価値の低下 危険な老朽空き家の代執行→費用は公費 固定資産税の課税が滞る→税収減や課税の不公平感 (1)相続登記を促す環境整備 …

システム全体の刷新ではなく既存のシステムの一部を別のシステムで書き換える

山手線の外側に数多く残る木賃アパート 木賃アパートを「モクチンレシピ」でアップグレードする 木賃ベルト≒木造住宅密集地域(木密地域) 建替ではなく改修という選択肢 山手線の外側に数多く残る木賃アパート 戦後の高度経済成長期を通して、都市への大量…

ついに日本のメガバンクとAirbnbが提携!取引先企業の遊休不動産がターゲット

ビッグニュース みずほ銀行の取引先企業が持つ遊休不動産を民泊として活用 民泊新法の施行は来年1月? ビッグニュース 久しぶりの記事になってしまってしまいました。民泊に関しては結構ネガティブなニュースがあったり、いざ届け出を受ける自治体でも温度差…

不動産総合データベースに期待

大雨のときにチェックしたい ゲリラ豪雨に耐えられるエリアなのか 周辺環境に関するネガティブ情報は不動産ポータルサイトに載っていない 様々なレイヤーの情報を一つにまとめる 不動産選びはより多角的に 大雨のときにチェックしたい 九州北部と中国地方で…